今週はいよいよマサ率いるアユと流川率いるアクセルズのデビュー対決です。
二つを同時デビューさせオリコンの順位を競わせます。
マサの気迫は凄まじいです。
渋谷をアユに染めると意気込み、大型モニターでアユのデビュー曲の宣伝を流したり、看板も増やしテレビCMも流します。
対抗するアクセルズの焦りは大きくなります。
冒頭礼香がいきなりウェディングドレスで現れます。
そして「結婚してくれるって言ったよね?」とマサに迫ります。
そんな姿に動揺もせずマサが言い放ったのは「結婚は出来ない」という一言でした。
礼香は身もだえして「約束違反~!」と叫びます。マサの気持ちはほぼ固まっていました。
アユが書いたマサへの告白の手紙、その返事はマサのFAXでした。
初めて自分の愛情に気づくマサでした。そうして、二人は会いに走り、横断歩道の真ん中で抱擁。海の前でも抱擁。
周りを顧みず、礼香の異常さにも眉一つ動かさない強いマサがそこにいました。
アクセルズのリサは嫉妬に駆られてアユの前でシングル版を折ってみせます。
それをじっと陰から見ているマサ。背後からぬっと現れて呪いのような言葉を吐く礼香がいました。
流川はリサを黒川の所へ行かせました。これって枕ってことですか?
そんな自分は最低だとマサの前で流川が自暴自棄になります。
マサは「もっと他にすることあるだろう」「人の人生背負ってるのに人のせいにしてるんじゃねぇ!」
「もっとカッコ悪く生きろ!」となじります。
振られた礼香はこんどは流川に近づきます。
ジェラルミンケースにお金を詰め込んで運んできます。大浜?からの指示で流川にデビュー日に大量のアクセルズのCDを買えというのです。
つまりインチキを勧めているのでした。
ここでも大胆に礼香は流川に接吻し、流川の目の中に闘志が芽生えます。
デビューから一週間過が過ぎ、オリコンの順位が発表されました。
なんと、買い取り作戦が成功してアクセルズは18位、アユは20位でした。でもマサは揺るぎません。これからだと思っているよう。
礼香は大花社長にアユが書いたマサへのラブレターを見せます。
大花社長はマサを潰したくてギラギラしています。
CDは10万人が買ってくれました。
休暇を取り一日二人で過ごすマサとアユでした。絆はますます強くなります。
翌週はアクセルズとアユがオリコン同位でした。
アユはラジオに出、自分のことをアユ、アユと呼んで視聴者から批判されます。
バカかと言う声が多く、「アユはバカ」という言葉がキャッチフレーズのように飛び交いました。
なんとオリコンでは逆転が起きます。アクセルズは50位、アユが9位になりました。
次の目標はアユのファーストアルバムです。
オールナイトニッポンに出演したアユは自らをバカと称し「バカだから夢が見られる」と開き直ります。
「アユと一緒に馬鹿になろう」「アユと一緒に虹を渡ろう」「アユを信じろ」と視聴者に語りかけます。
初めてのアルバムがリリースされました。なんと、初登場1位で一週間で150万枚の売り上げです。
「これが神様の答えだ、時代を作るぞ!」マサは意気揚々と叫びます。
ステージで歌を歌いながら観客が踊る姿を見て感動するアユ。そんな彼女に嫉妬する人たちが近づいていきます。
礼香はホテルでの二人を隠し撮りした写真を大浜社長に見せています。
歯ぎしりしながら「許さな~い~」と叫んでいます…
今週はここまで。
礼香の怪演とアユと言う言葉がしつこく繰り返さた印象です。
終わってみれば、アユは受け身で、マサが思い切ったプロモーションをかけ、一大センセーションを成し遂げました。
マサに怒り暴走する礼香、マサを陥れる上司など、あんまり二人の話という感じではありませんでした。
「プロデューサーが自分のタレントに手をつける」というやってはいけない事が気になります。
成功を信じて猛進するマサはまるで熱に浮かされているかのよう。ここまでしないと歌はヒットしないのか。
アユを好きだというのは言い訳で、そうした方が自分を奮い立たらせれるから好きになったのか?
ドラマとは言え、なんだか危ない業界のようです。
ヤバイ人たちが集まる世界、礼香は精神を病んだ人のようです。
この時代漠然と流れていた歌の裏側にこんなドロドロがあったとは…
もう平成は終わった時代。だから今さら暴露しても遠い昔の話だと笑って語り捨てられる話なのでしょうか。