今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ダークスーツ」5話の感想

2014-12-22 09:25:04 | ドラマ

さてさて物語りは佳境にさしかかって来ました。
ついに、ハシバエレクトロニクスの裏金の正体が明らかになったのです。
なんと、39年前に工場から有害汚染物質が垂れ流されており、近隣住民から被害を訴えられていたのです。
ハシバで調べたところ、実は配管が間違って接続されており、有害物質が垂れ流しになっていたそうです。
手足のしびれを訴える住民に対して賠償する事になったのですが、飽くまで内密にと公にしなかった。
その代わり無期限の補償金を支払うことにした、と言うのでした。
またそれを扱った病院にも、口止め料として毎年某かのお金を払っていると言う。(で正しいの?)
未だにですよ!それがもう39年も続いているのです。
裏金を重役達で工面しているのです。
でもそのやり方が…、架空受注とかだったり、とか。セコい。
そんなもんなんですか?仮にも大企業なんでしょうに。でも昔の話だからなぁ…

今回もあっちこっちの訳ありでコテコテです。
中心人物は銀行から出向している松木。一之瀬たちにミッションを与えた男です。
裏金の存在を知って一之瀬は「裏金と手を切らないとどうしようもない。
俺たちがしようとしている『ライセンスビジネス』の未来もない」と悩む。
満島弟(番場)が、「でもそれをやらなくっちゃ仕方無いじゃないですか。自分はこのミッションで大いにやる気が出た」みたいな事を言う。
この時の言葉が上手かったですね~。すごく良かった。いつもは棒なのに。
その言葉に励まされて一之瀬も動き出します。

着々と役員たちを説得して自分たちの味方にしようとする一之瀬。
どうにか裏金と手を切る方法はないものか…。ホント格好いいです。勇敢で。(思わず一之瀬△~と書いちゃいました…)

そんな折り、役員会で株式上場の話が上がる。
ハシバは創業者一族で作った非公開株の会社なのだ。
役員に激震が走る…

一方、松木は別の事を企んでいた。
ハシバを上場させたら、ファンドのソフィアがハシバを買収する予定だと言う。
それをニクソンとかいう会社に売るっての?ここんところが良く分からない。
ニクソンの次期社長候補が松木らしいです…

もう頭の中がぐっちゃぐちゃ。(先週も書いた)
おまけに松木の秘密の生い立ちが…
松木の父親はハシバの研究所長で、例の汚染物質垂れ流しの争いで疲れ果て、自殺したそうです。
でも実の父親は、ハシバの会長の御薗だと言う…。
松木はハシバがソフィアに買収されたら、そのお金でもみ消してきた有害物質垂れ流しと被害の件を公にし、裏金と手を切るというのです。
うーん…もう訳分からん。
何でこんなに松木に問題が集中しているのか。
松木の母親はおかしくなっていて、息子と実の父親を混同している。
全貌を知って、一之瀬も呆然です。

原案の荒井さんて人を知りませんけど、よほど因果関係のマニアなのか。
すごい糸の張り巡らし方です。改めて思うけど、嘘くさい。
でもこれだけの内容だったら、13回くらいでやるのがいいんでしょうね。1回が濃すぎます。

今回一番思ったのは、39年前の「手足が痺れた人たち」への保障を39年やって来たということ。そんなに長く公害の病気が続きます??
水俣病くらいのひどい公害だったんでしょうか?
なら明らかにして、ちゃんと法律に則って謝罪と保障した方が良かったですね。
隠したのが悪かったのか…。
はぁー疲れた。読み解くのに精一杯でした。いよいよ来週が最終回です。

 

 


「Nのために」最終話の感想

2014-12-20 11:25:06 | ドラマ

あんまり期待はしてなかったんだけど、やっぱり最後は思った通りの感じでした。
登場人物が、6人それぞれ違った事を考えてしまって事件当日ハプニング続き。思わぬ事態になりました。
野口夫婦はどちらも少しまともじゃなくって、やることなすこと、変です。
奈央子が一番おかしい。杉下が自分の夫をたぶらかしていて外で会っているとか言い出します。
誤解と妄想が炸裂して、結局奈央子は夫の頭を燭台で殴ってしまう。
その後、自分で腹を刺し自殺してしまう。
おかしいなぁ…、自分でお腹を刺したくらいでは死にきれないみたいですよ。普通なら。
夫も殴られた一撃で死ぬんだから、よほど打たれどころが悪かったのでしょう…。

これら二人の夫婦の妙な依存関係は取り付く島もありません。
いずれ破綻する関係だったんでしょう。亡くなっちゃったけど…。
奈央子は西崎には惹かれてなかったんですかね。夫に暴力受けても夫を愛してた。
そして杉下に夫を奪われるのを嫌がった。

杉下も、一体誰が好きなのよ、と言いたくなります。野口に難題突きつけられて安藤をかばうけど、実際は成瀬君が心の支えなんでしょ。
中途半端な態度が誤解を招くのよ…。
一番の受難者は西崎です。
奈央子には土壇場で裏切られるわ、何のために危険を冒して連れ出そうとしたのか。
全てがおじゃんです。

でも、二人が死んでしまった事実はどうしようもない。
西崎が全てを引き受ける決意をします。つまり、自分が野口を殺したのだと罪を引き受けるのです。
変な風に勇気ありすよね。それもこれも、幼い時に母親を見殺しにした罪をここで返して償おうというのです。
昔の罪を今の事件で償うという、手前勝手な意味づけ。
何かしきりに「罪の共有」って言葉使いますよね。杉下の愛のテーマがそれなんですって。ふ~ん…

それにしても、刺し傷や傷跡で、誰がやったか分からないもんなんですかね…。亡くなり方が不自然ですよね。

そして、これほど奈央子がイカレてたとは…。
もう少しそれを説明して貰いたかった。
夫も夫だし、どうしようもない夫婦です。彼らにうっかり若者達が巻き込まれてしまった結果になりました。
大体、奈央子を脱出させるなら、何故昼間に行って外から開けないの?チェーンは外からかかってるんだから。
普通にいくらでも連れ出せるでしょう。
結局、そこにいた善良な4人が何の得にもならない事件に巻き込まれ…心に傷跡を残すこととなってしまいます。
殺人現場の6人の心理劇がこのドラマのミソだったんですね。

病的な人には近づくな、という教訓しか得られませんでした。
見ていて徒労感だけが残りました…。

この作者のメッセージって、「この世に生きる者はみな報われない」みたいな感じなのかしら。
途中から、前見たドラマと同じだわ-と思って、見る気が失せました。
今ひとつ入り込めなかったです。
家入レオさんの主題歌は素晴らしかったですけどね、主題歌で誤魔化された気もします。
あの詩の内容が、意味深なんですよね。10代の子の歌には思えないです。
まぁとにかく終わりました。次からこの作家のはパスしようと思います。何か後味が悪いんで…。


「ディア・シスター」最終話の感想

2014-12-19 14:04:31 | ドラマ

見ている内に不覚にも途中で涙が出始め、一度止まったのですが、再度流れ出して、涙まみれの最終回になりました。

しかしまぁ、よくもこんなにとっちらかった題材をかき集めて、何とかまとめ「めでたしめでたし」に仕上げたと思います。
今までの疑問や謎も今回丁寧に解説してくれました。
妹が姉に意地悪してたのも、よく聞いてみればそれなりに幼いながらの理由があったのです。
理由は幾らでも後付け出来るんですがね。ちょっとわざとらしかったですし。
よく聞いてみれは、仲が悪かったのは大した理由ではなく、お互い意志の疎通が悪かっただけ。
こういうのは普通の兄弟間にもありがちなんじゃないのかなぁ。

最初に泣けた場面は、二人の母親が通帳を二冊差し出して、「あなたたちが生まれてから月1万円ずつ二人の口座に貯めていた。独り立ちする時の助けになるように」と言う。
見ると美咲の口座には330万円、姉は430万円が。
二人は「もらえない」と返すが「あなたたちを育てることで私は生きて来れた。これを渡す時を夢見て頑張って来れた。だから受け取って欲しい」と母親は言う。
二人は納得して受け取る…。この時の母親のセリフがいいですね。
本当に、親は子を育てることで毎日元気に生きていけるのです。苦しい事も乗り越えられる。だからお互い様なんです。苦しい苦しいばかりじゃない。
しかし…これって贈与にならないのかしらね。贈与は一年間に110万円までは税金かからないんでしたっけ。
子供に積み立てしておけば、それは論外?少し気になりました。

最終回にはハチと先生の父親が初めて登場しました。今まで影も形もなかったのに、「結婚に反対だ」と言い出して父親風を吹かせます。
そんな父を葉月は呼び出して、何と土下座までしてしまいます。「結婚を認めて下さい」と。
そこまでやるか?今時、父親から認められなくったって結婚なんて当人達で幾らでも出来るだろうに…。
ここも変でしたよね。
その後先生が父親に「ハチはあんたと同じ事をしようとしてるんだよ」と言って諭す。
この家族の複雑な歴史が分かり、父親はここで合点して結婚を認めます。

そして葉月の結婚式の日、な・なんと、控え室へ行くと、妊婦用のウェディングドレスがあって、「実は今回の式はあなたたちのなの」だと葉月が言う。
ドッキリですか?!
そしてエイトがタキシード姿で現れる。
ここは違和感ありました。いくら何でもそりゃないわ、どうなってるの…。
ハチってしかし、存在感薄いですね。いい人以外のキャラがないですから。
タキシードのハチは茶髪に日焼けっぽい肌。地味な顔立ち。髪がキャラメル色で顔がミルクコーヒー色。
全体にカフェオレっぽい。この人、茶髪が似合わないんじゃないですか。短髪黒髪ならもっと男らしくなるのかも。

それに比べると、陽平さんは良かったです。とぼけながらも安定感があり、憎めないキャラでした。
考えると、このドラマって役者さんの好演技と存在感が大きかったのかもしれませんね。
特に陽平さんの存在感は素敵でした。

そしてドラマはいよいよ大詰めに。急に美咲の容態が変わって帝王切開されることになった。つきそう葉月。
やがて無事女の子が生まれます。「おんぎゃ~おんぎゃ~!」と、やたら元気がいい。
…話は飛んで数年後。葉月と陽平が、大きくなった美咲の子供を見ながら美咲の思い出話をする。
視聴者は一瞬「美咲は死んだのか?」と思う。
すると後ろから美咲とハチが現れる。この揺さぶり。定番ですね。
陽平の姉の方はまたまた男児出産で4人目の男の子がいる。楽しげな家庭。
全て丸く収まり、めでたしめでたし、となりました。

良くやった、脚本家偉い!
(苦労が忍ばれます)
しかし何故こんなに涙が出てしまったのか、不明です。面目ない…
推測するに、こういうドラマの中に今の自分に欠けてるものがあるんでしょうね。きっと。


「きょうは会社休みます。」最終話の感想

2014-12-18 10:04:53 | ドラマ

10分延長の割にはだらだらした運びでした。
今までずっといい感じだったのに、前回急に勝手に花笑が別れを決めてやや一方的に分かれたんでしたよね。
そして先週朝尾も急に結婚してくれといい、急転直下。
花笑は慌てふためいてしまいました。

今週は花笑は自分を振り返り(こういう所がやけに冷静なんですよね)、田之倉を好きなのは何故だったかを分析します。
すると「恋に恋してただけ」だったんじゃないかとか「サプライズが好きだっただけ」ではないかと思い当る。
妄想は膨らみ、もしそれが朝尾だったら、自分は朝尾が好きになってたのではないかと想像する。
妄想部分で、本人だけがカラーで他の人たちが白黒なのはなかなか面白いと思いました。

朝尾さんは恰好いいですよね、立ち振る舞いもだし、物事を知っている。男女の機微にも精通しているようです。
だから何でも先回りして状況を言い当てたりする。それに反発してしまう花笑。言い返すのもかなり達者です。
なかなかいい掛け合いです。自分たちを「犬猿の仲」と言い、あなたが猿で私が犬、なんてなかなか言えたもんじゃありません。
その遠慮のなさに朝尾は好感を持ち、花笑は反感を持つ。ここですれ違いです。
幾ら恰好よくて仕事が出来ていい男だったとしても、気持ちがなければそれまでです。
「男なんて何年か経てばみな同じ。だから条件がすべて」と言う女の人はいるでしょう。
でもその何年かが大事なんです。熱い思いを持っていたかどうかが大事なんです。
朝尾は「ポンポン言い合える貴重な関係」と言ってましたが、ただの詭弁です。
そんなの、花笑にとっちゃ何の意味もないのです。

誰の目にも朝尾を断るのは「もったいないなぁ」だったと思います。朝尾さんも、あと大城さんもです。
まぁ現実は田之倉を振って朝尾さんに行くのも賢明でしょう。現実はシビアだし一生は長いですからね。
だけど、主人公が花笑ですからね。
純情なんですよ。
好きになってしまったら一途なんです。打算が出来ないのがこの人のいい所です。

田之倉君の留学は一年だとか、あんなに褒めてた先生が田之倉の大学院進学を落とした、とか
何かもう無理やりな感じでしたね。これはドラマの語呂合わせみたいなもんでしょう。

花笑があそこまで入れ込んだ相手なら、それでいいんでしょう。
毎回ずっと見ていて思ったのは、花笑が繰り返す「幸せだ‥」という言葉です。
普段「幸せだ」と言葉にして言う程の体験が、自分にあるでしょうか。
見ている私たちまでが、ポッと心が温かくなる言葉でした。

結局、恋愛してる人には何を言っても無駄なんでしょう。
「人の恋路を邪魔する奴は馬にけられて死んじまえ」「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ」とか言うじゃないですか。
本人たちが良ければ、きっとそれでいいんですよ。

二転三転する話じゃなかったけど、30すぎた女の心の揺れや純粋さ、可笑しさが微笑ましいドラマでした。
一言言わせてもらうなら、
「花笑よ、急げ。あなたには時間がないぞ」ですね。(笑)


「ダークスーツ」4話の感想

2014-12-15 09:12:09 | ドラマ

毎回濃い内容です。
今回も次々と新しい事実が分かり超展開、しかもどれ一つ取っても重いのです。
この会社って大企業なんでしょ?
こんなに普通問題がある物なの?
「ハシバの闇は深い」とか「ハシバの厚い扉は開かない、開けようとしても開かなかった」と里中常務が嘆きます。
この人も、重要なことは知らされていない一介の役員でした。
これまでにも相当な問題が出てきてるのに、それ以上の事がまた出てくるの?あと二回で解決するんだろうか。

今回は、里中常務編でした。ハシバの役重役の3人目です。

彼は秘書を愛人にして、マンションで別生活をしていたようです。
その秘書・山根に近づいて秘密を暴こうとした一之瀬。

一之瀬は会社の保管庫に忍び込み二重帳簿の実態を知り、山根さんとマンションに行って秘密を探そうとします。
そこへ常務がやってきます。一之瀬は思わず飛び込んで単刀直入に尋ねてしまう。
このドラマって、肝心要なところは率直なのよね。
陰で色々やってる割には、土壇場になると面と向かって対決する。
それでコロッと役員は自白してしまうんだけど。
色々と秘密や悪いことは多いけど出てくる人大体率直です。作者の性格かな?
だから展開が進むんだわね。

所で、里中常務は告白します。
役員になってからは、毎月ある男に300万を渡すことだけが仕事だったと言います。(そんなの、秘書にだってできるじゃ~ん)
渡す相手は平山という男ですが、この男が何者か分からない。この俳優さんはウルトラマンをに出ていた黒部さんですよね。
「いざと言うときのトカゲのしっぽ切りなんだろう」と里中は叫びます。この表現、分かったような分からないような。
どんどん新しい謎が生まれます。

里中常務はハシバの闇の深さから解放されたくて、音羽電気の役員に鞍替えしようとしていたのですが、音羽の社長に知られてその話はなかったことになりました。
そこで里中は腹を決め、ハシバにしがみつくことになります。
この間にも、元ハシバ社員が音羽の会社に移って技術を流出させたり、またもや不正が行われていました。
もぅ~、あらゆる事が詰め込まれています。
めまぐるしくてついて行けない…。

最後の方で松木・元社長が会長の持参した写真を見て、一之瀬に「これは私だ…」と言う。
すると、塩崎(大和田)と松木の関係は…?
あーもう何が何だか、複雑で分かりません。
私には難し過ぎるドラマです。と言うか、これ作りすぎじゃないの?
土曜日の夜に、見てもちっともくつろげません…。
でもまた来週も見よう。あと二回だし、ね。