さてさて物語りは佳境にさしかかって来ました。
ついに、ハシバエレクトロニクスの裏金の正体が明らかになったのです。
なんと、39年前に工場から有害汚染物質が垂れ流されており、近隣住民から被害を訴えられていたのです。
ハシバで調べたところ、実は配管が間違って接続されており、有害物質が垂れ流しになっていたそうです。
手足のしびれを訴える住民に対して賠償する事になったのですが、飽くまで内密にと公にしなかった。
その代わり無期限の補償金を支払うことにした、と言うのでした。
またそれを扱った病院にも、口止め料として毎年某かのお金を払っていると言う。(で正しいの?)
未だにですよ!それがもう39年も続いているのです。
裏金を重役達で工面しているのです。
でもそのやり方が…、架空受注とかだったり、とか。セコい。
そんなもんなんですか?仮にも大企業なんでしょうに。でも昔の話だからなぁ…
今回もあっちこっちの訳ありでコテコテです。
中心人物は銀行から出向している松木。一之瀬たちにミッションを与えた男です。
裏金の存在を知って一之瀬は「裏金と手を切らないとどうしようもない。
俺たちがしようとしている『ライセンスビジネス』の未来もない」と悩む。
満島弟(番場)が、「でもそれをやらなくっちゃ仕方無いじゃないですか。自分はこのミッションで大いにやる気が出た」みたいな事を言う。
この時の言葉が上手かったですね~。すごく良かった。いつもは棒なのに。
その言葉に励まされて一之瀬も動き出します。
着々と役員たちを説得して自分たちの味方にしようとする一之瀬。
どうにか裏金と手を切る方法はないものか…。ホント格好いいです。勇敢で。(思わず一之瀬△~と書いちゃいました…)
そんな折り、役員会で株式上場の話が上がる。
ハシバは創業者一族で作った非公開株の会社なのだ。
役員に激震が走る…
一方、松木は別の事を企んでいた。
ハシバを上場させたら、ファンドのソフィアがハシバを買収する予定だと言う。
それをニクソンとかいう会社に売るっての?ここんところが良く分からない。
ニクソンの次期社長候補が松木らしいです…
もう頭の中がぐっちゃぐちゃ。(先週も書いた)
おまけに松木の秘密の生い立ちが…
松木の父親はハシバの研究所長で、例の汚染物質垂れ流しの争いで疲れ果て、自殺したそうです。
でも実の父親は、ハシバの会長の御薗だと言う…。
松木はハシバがソフィアに買収されたら、そのお金でもみ消してきた有害物質垂れ流しと被害の件を公にし、裏金と手を切るというのです。
うーん…もう訳分からん。
何でこんなに松木に問題が集中しているのか。
松木の母親はおかしくなっていて、息子と実の父親を混同している。
全貌を知って、一之瀬も呆然です。
原案の荒井さんて人を知りませんけど、よほど因果関係のマニアなのか。
すごい糸の張り巡らし方です。改めて思うけど、嘘くさい。
でもこれだけの内容だったら、13回くらいでやるのがいいんでしょうね。1回が濃すぎます。
今回一番思ったのは、39年前の「手足が痺れた人たち」への保障を39年やって来たということ。そんなに長く公害の病気が続きます??
水俣病くらいのひどい公害だったんでしょうか?
なら明らかにして、ちゃんと法律に則って謝罪と保障した方が良かったですね。
隠したのが悪かったのか…。
はぁー疲れた。読み解くのに精一杯でした。いよいよ来週が最終回です。