今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ドロ刑」3話の感想

2018-10-31 11:00:47 | ドラマ
家族の引っ越し荷物の片付けにかかりきりで一週間が過ぎました。
「ドロ刑」の感想を書こうと思いながら時間が経ってしまいました。
 
新米刑事、斑目は連日の下働きや雑用に嫌気がさしています。
自分は「若さと才能の無駄遣いをされてる」とバーで煙鴉にぼやいています。
煙鴉に貰ったゲーム券でゲームセンターに遊びに行ったところ、たまたまある若者に出合います。
気の弱そうな彼はゲームの達人。ですが、なんと彼は銀行泥棒の一味に雇われたアプリ開発者でした。
「タナカ」というその男に誘われて、泥棒集団に加わることになった斑目です。
(そんなに上手く行くかよ‥。偶然といより奇跡)
それを知った三課の同僚が、全力で斑目に協力することになりました。
そしていよいよ犯行です。
銀行の一番奥の大金庫のダイヤルを解除して実行犯たちが中に入ったはいいのですが、気づかれて他の強盗はあっという間に退散。
斑目とタナカが取り残されます。金庫の扉が閉鎖されます。開けられる人は誰もいません。
さぁ大変!‥ダイヤルの番号を知っている人は支店長だけ。
支店長は休暇で行方知らずです。絶体絶命。
取り残された金庫の中の空間の空気は4時間しか持たないとのこと。
 
そこで、閃いた皇子山が、斑目の行きつけのバーに出向きます。
あらゆる犯罪に精通したジャーナリストの煙鴉(だと思っている)に金庫開けの協力を頼むのです。
煙鴉はベテラン窃盗犯ですから、解錠は(多分)出来ます。ぐるぐる回して番号を3個まで当てて、もう一個で開けられるという時に、あろうことか皇子山が煙鴉を脅します。
全部開けられた時に詳しく事情を聞くというのです。動きが止まる煙鴉でした。
そして、刻一刻と酸素が少なくなり二人は倒れてしまいます。
 
が、間一髪で金庫が開けられました。同僚が駆けつけ、斑目の無事を喜びます。
そしてこれは大捕物になると喜ぶのでした。
が、‥なんと、斑目は共犯の男、タナカをかばうのでした。
ここが曖昧なんだけど、男を庇ったのかそれともそれが事実だったのか、この辺をぼかしてあります。
そしてここが斑目の彼らしいところです。タナカに対して友情が芽生えたんだろうか、少しそれもあるような気がします‥。
 
結果、タナカは犯罪集団に利用された単なるアプリ開発者で、建造物侵入罪という罪だけで、すぐに釈放されました。
結局大きな手柄にならなかった斑目でした。
煙鴉も、事情聴取されそうになりながら最後の最後に「実はダイヤルは一つも開けてなかったんですよ」と皇子山を煙に巻きました。

わー微妙‥。
色んなものがごっちゃになっておかしくも切ない、ハラハラドキドキの展開でした。
幕の内弁当みたいにいろいろな要素と素材が詰まっていて、「うまいなぁ」と感心しきりです。
小技ばかりで大きな感動がなかったけど、こういう微妙なところを書ける技術が何とも素晴らしいです。
あとはね‥斑目くん役の人なんですけど‥中島さん、
演技と表情が漫画的なのが気になります。もうちょっとどうにかならないものかなー。
でも頑張ってるとは思いますが‥。煩くてすみません。

「獣になれない私たち」3話の感想

2018-10-26 10:35:45 | ドラマ

滑り出しは良さそうに見えたのに、何話目かで早くも失望感の方が強くなってきました。
このドラマは一体何を言いたいのでしょうか?それぞれのパートが独立していて、混じり合っていません。

主役の晶の会社ではふざけたキャラクターの人達がドタバタ劇を演じてる。晶と京谷の仲は行き詰まっている。
それというのも元カノのような人が4年も京谷の部屋に居座ってるから。
京谷の実家では母親が寝たきりの父親の介護をしている深刻な状態、バーの常連客もそれぞれ問題を抱えている。

その中で、頑張ってはいるけど前に進まない晶。訳ありの環境に理解を示す余りじりじりと停滞するだけ。
結局このドラマって、大人の事情の世の中で「こんなの嫌だ」と言いながらうじうじ立ち止まり溜息をつくことなのでしょうか?
晶がもっと単純だったら、このどうしようもない状態を一網打尽にすることが出来るはずなのに。
うじうじと立ち尽くすだけとは。

もっと言えば、人物設定がおかしいです。4年も赤の他人の女性を家に置いておく男、呉羽は結婚したのに、バーで元彼と飲んでいる。
重要な話をするのに、バーで会う恋人達、酔うと女を誘って誰彼かまわず寝る男。何か変。

今回気になった会話があります。
恒星が言った、兄貴がこの世の中で一番嫌いで、憎んでいるという告白。晶が兄に似ていたいい笑顔だったから誘ったという場面です。
これは意外にありそうじゃないですか?
男の人の嫉妬ってものすごいんですってね。女の比じゃないって、父が言ってました。もう亡くなりましたが‥
そういう台詞を恒星に言わせるとは‥
どれだけ重い男にさせようってのか‥。
この人、今までの事を考えるとすごく怖いです。考え方じゃなくて、言ってることもしてることも。会計士がいろいろ黒いことに荷担していたり‥
目が据わってるってのもなぁ。
なんでこういう人が晶の相手役なんだろう。

まーとにかく、いろいろ濃い部分と薄い部分が混じりあわずに分離し、迷走しています。
ここからどうなるんでしょうね‥、やや心配になってきました。


「フェイクニュース」前編の感想

2018-10-22 16:31:55 | ドラマ

考えたらこれは前編と後編しかないのですね、この回だけ見て、ワンシーズンあるような気がしてしまいました。
まーなんと詰め込んだものよ、というのが初めの感想です。

異物混入したカップうどんをツイートした人が、それに尾ひれがついて広まります。
次に、その件に興味を抱き取材を始めた東雲という記者(北川景子)に人々の関心が向き、ななんと‥素性や過去まで調べられます。
彼女は暴力記者で、相手を怪我させたとか、護身のためにやっていたテコンドーを取りあげられて在日の反日記者だと断定され噂が広まります。
異物混入のツイートをあげただけでこの有様って、あり得ます?

食品の異物混入なら昔私も経験しました。
真っ先にその食品会社へ現物を送りました。
そうしたら、すぐに対応してくれて、その会社の工場ではラインを全部止めて念入りに調べたそうです。(汗‥)
異常がなかったので、その異物混入(蛾)は店頭に置かれた段階で包装の切れ目に蛾が卵を産み付け、孵化したもののようでした。
すぐに管理の責任者が新幹線に乗ってわが家へやって来ました。丁寧に説明して下さいました。大恐縮でした‥
それだけ、食品会社は神経質なんですね。
風評被害が怖いですからね。
 
そんなことを思い出しました。この百日紅(この字でいいの?)さんは、青虫がカップうどんに混入していてすぐにツイートしたでしょう。
これがまずかった。まず、お客様相談室という窓口に問い合わせれば良かったですね。
何でもかんでもSNSに乗せると、後でとんでもないことに拡大してしまいます。
ここではこの青虫混入に便乗する人たちがいて、更にこの画像に疑問を持った東雲が取材をしていく内に、とんでもない事件に発展してしまいました。
この記事を扱ったニュースサイトが出回ります。よく見るとアドレスが巧妙に違うフェイクニュースサイトでした。何のために?

調べていく内に別の事が浮かび上がります。
ななんと、百日紅の会社のコンビニ入札の競合会社がテイショーという会社ですが、これがカップ麺の鶴亀屋食品の親会社でした。ややこしい。
つまり、百日紅はテイショーを陥れるために、鶴亀屋食品のカップ麺の混入事件をでっちあげたと誤解されてしまったのです。
本人はそのことをちっとも知りませんでした。ひどいことに実名をさらされ、知らない人達から家に押しかけられて実況中継までされる始末。
百日紅は会社、家族からの信用を一気に失いました。しょーもない‥
彼はイーストポストに乗り込んで東雲と向き合い、自分は何も知らない。ただ本当に青虫は入っていた、それを正そうとしただけと叫びます。

実は青虫を入れた犯人は別にいたのです。工場の中で働く男性が、つい出来心で入れてしまったのでした。
しかし波紋は止まりません。重大な事件がここから発覚しようとしています‥
まぁーあっちこっちに話が飛び、SNSの怖さや無責任さ、関係ないことまでひもづけられて反日だとか暴力記者とかレッテルを貼られ‥
騒がしいのと軽薄なのとで開いた口がふさがりません。
昔からこういうネットの世界に馴染んでいる私たちには「ふーん」「でも一過性だよね」「ほっときゃいいのよ」と
スルーする力も持ち合わせています。が、これを見たネットに疎い人達にはヒンシュクものでしょう。
「ほら見た事か、だからネットっていうのは‥」と見下す材料にされてしまいます。(あー残念)
 
このドラマの主人公は記者なんだから、一般の人とは立場が違うわけで、それも「いい加減なことを普段から書いてる」「閲覧数とキャッチーなこと」ばかり気にしてる上司、などそもそもが正義の味方というわけではないのです。
だから、このような炎上も仕方ないと言えるでしょう。
 
しかしその中で信念を貫き、どこまで真実に迫れるかを追求するのが東雲です。
こういうのは女性が主役になりがちですね。それだけしがらみに縛られていなくて、軽やかなんでしょう。
どうも、黒幕が他にいるようです‥

来週で終わりですが、これもっと長く見たかったです。
どれだけネットを茶化そうとしているのか見てみたいし、今の社会の問題点も晒そうとしている。
一本気な東雲の活躍も気になります。

「僕らは奇跡でできている」2話の感想

2018-10-18 13:34:42 | ドラマ

夜見ると、一日の疲れが溜まっているせいか、苛々して消したくなってくるんだけど、昼間余裕をもって見ると格段の違いがあります。
けっこういいじゃないですかー!これ‥
しかしこれが一般の皆さんに受け入れられるとは思いません。何故なら主人公が個性的すぎるから、です。

私は今まで高橋一生さんの顔がとにかくダメでした。生理的に受け付けないのです。垂れ目がとくに‥
が、今回のこの役に高橋さんはとっても似合っています。普通のイケメンには出せない味があるのです。

でも、主役の一輝はマイペースで、というか、度を超していて発達障害の感じがします。
TPO関係なく自分のやりたい事をし、興味あることしか喋らないって‥
社会性ゼロでしょ。
けれど、大学の教授が「一輝くんは面白がる天才です」と彼の後ろ盾になっています。
しっかり者の家政婦さんがいて生活を支えているから、こういう人達のお陰で彼の個性が守られています。
サポートする人がいないと、変わった人って自分を発揮できないんですよね。

舞台は大学の動物学科ですが、見てると一輝が受けもっている授業は、教養科の選択科目みたい。
生徒達があんまりこの授業に興味示していないのは、専門科目じゃないからなんでしょうね。
専門科目の授業だったら、居眠りなんかしてられませんよ、きびしくて。

今週授業では、野外に出て野山を歩き、鳥を反応させるバードコールというものを使う授業をしていました。木の枝を削ってネジを差し込み、音を鳴らすと
半径250mの中にいる鳥が呼応してくるというものです。
更に木々の間に糸を沢山張って、糸電話のような細工をします。糸を鳴らすと、遠くの鹿が鳴き返してきます。
授業に気乗りしなかった生徒達も、授業が終わってからは大学の庭でバードコールをいじって興味を持つようになっています。

ところで、相手役に女性歯科医が出て来ますが、(一輝の通っている医院)この医者がホントに態度が悪いです。
というのも、一輝があんまり自己中で独特な話題を振ってくるのが原因ではあるんだけど、そもそも彼女の私生活が上手く行っていません。
彼女には彼氏がいますが、先週突然「俺を下に見ているだろう」と言われます。
そんなつもりはないのに。単なる僻みです。
しかし育実は敏感になって、一輝が言った言葉「先生はウサギと亀のウサギみたいですね」に妙に引っかかってしまいました。
今週も、たまたま行った焼き肉店でこの二人が隣同志になります。(めったにないでしょ‥笑)
そこで止せばいいのに育実はその言葉を一輝に問いかけます。どういう意味で言ったのかと。
当然のごとく「覚えていない」、興味の無いことはどんどん忘れてしまう、とまたカチンとくる言葉を言われます。

この二人、平行線もいいとこですよね。
一生混じり合わない線だと思います‥。なのに何故?
一輝はどう見てもこのままだし、まわりが変わることがあっても、彼は変わらないでしょう。
育実も、変わりようがないですよね、この性格じゃあ。一輝を好きになるとしたら、彼女の方の人格がまるきり変わらないといけません。
そんなの出来る?もし出来たら彼女ではなくなるでしょう。
あの西川史子さんを思い出してみれば‥、医者なんて頑固で信念がなければできないでしょう。

と言うわけで、ここまで順調な一輝さんでしたが、それが恋愛に発展するのか?そういう話なのか?と思いました。
そこは気をつけて見ていきましょう。
にしても、このコミカル・ハートフルドラマの到着点ってどこなんでしょうか?


「ドロ刑」1話の感想

2018-10-16 09:22:05 | ドラマ

よくある刑事物とはひと味違う面白さでした。

主役の斑目勉は刑事に向いていないと自覚していながら、捜査三課(窃盗盗み)に配属されてますますやる気をなくしている新米刑事です。
一方、窃盗犯の中にもベテランがいて、例えば家に侵入する技術を誇りに思っている人達がいる。
他の盗みの犯罪者とは違う高い技術だとプライドを持っている犯罪者がいます。
独りよがりでおかしいのですが、そのプロ意識がじゃまをして、自白してしまい証拠をつかまれてしまうという話でした。

エンケンがここでも大泥棒の役です。
野性的な顔立ちとアウトローな雰囲気で、こういう特別な役がつくのでしょうが、「またか」とやや飽きてきました。
同じ系統の俳優さんが次々に亡くなり、人手不足なのでしょうか‥。
今回は伝説の大泥棒「煙鴉」です。
彼がシャンデリアキラキラの豪華なバーで飲んでいるところに、若い刑事の斑目勉がやってきます。
煙鴉に散々仕事の愚痴を吐いたあと、「さすがに警察内部のことをしゃべるのはまずいんじゃない?」とたしなめられると、ケロッと「でも自分は自分ですから」とあっさり言う。「そんなもんじゃないだろ」と言われてもどこ吹く風で帰ろうとしますが、一言、「煙鴉さん」と彼に声をかけます。煙鴉はドキッとする。

これがきっかけで、斑目は煙鴉に、窃盗に関する知識や犯罪者の心理などを教えて貰います。
また、キツツキのマサという、窓やサッシに小さな穴を開けて家宅侵入する常習犯を斑目たちは追いかけます。
煙鴉のアドバイスなどもあって、マサの住み処を突き止めたのですが、斑目は本人が盗みをする前に逮捕してしまいました。

拘留時間内に自白させなければなりません。が、誰がやっても上手く行きません。
不敵な笑みを浮かべるマサ。取り調べで追い込んでいく斑目。イヤホンで煙鴉と連絡を取り合っています。
そして、マサをまさに今逮捕しようとします。
が‥、それは芝居でした。そのように見せかけて、別の所にいる煙鴉を逮捕したのです。マサは煙鴉を逮捕するためのおとりでした。
「これですべてのマサの犯罪は煙鴉がやったことにされる」とチャラく説明する斑目でした。

メラメラと、マサのプライドが燃え上がります。

「そんなことはない。今までやって来た自分の技は誰にも真似できない。俺だけの技だ」と、
頼んでもいないのに喋り始めたのでした。
そしてこともあろうに、貴重な技術を目の前で披露し始めたのです。
ニヤリと笑う斑目‥、マサの言質が取れたのでした。

ななんと、煙鴉を捕まえたというのは真っ赤な嘘。演技でした。
警察って、劇団だったのかい‥

どこまでが演技でどこまでがリアル?もう、ややこしい。
煙鴉は普通のジャーナリストだと刑事達は思っています。煙鴉のふりをして貰っただけ、捜査に協力して貰っただけだと。
煙鴉が彼だとは、刑事達は知らないわけだ。
じゃあそれなら、どうして初めから斑目は彼が煙鴉だと知っていたのでしょうか?

うーむ‥最後の方があっという間だったので、意表を突かれた割には面白さがイマイチでした。

斑目のチャラさは芝居なのか、素なのか?時々入れ替わりますね。
恐らく、これからはこんな展開になるのでは?
このままいろいろな窃盗犯を二人して協力して仕留めていき、息の合った所を見せる。そして最後の何話かで、お互いを意識して対峙し、斑目が煙鴉を捕まえに行く、と。
最後に斑目が初めから煙鴉を知っていた理由と、何らかの因縁を明らかにする‥。

思ったより面白かったです。
あーでも、本当に煙鴉の役、だれか他にいなかったのかな。
どうにもこうにも、エンケンさんのイメージがごっちゃごちゃです。(いつも言ってますね、すみません)