今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「わたし、定時で帰ります。」7話の感想

2019-05-29 12:00:08 | ドラマ

働き方の話が主軸というのでもないけど、いろいろな事が同時進行で進んで行きます。
今回は、なぜか大幅な低予算で仕事を取ってきた福永の案件が騒動の原因になります。

3500万で星印から仕事を請け負ったのは福永でした。が納期を考えると大赤字で、しかも社員が昼夜残業して間に合わせなければならない位のものなのです。

それを平気な顔して福永が取ってきたのです。相手方はもう稟議が社内で通ったというのです。 そんな馬鹿な‥と、種田と結衣が知恵を絞るのですが‥

社内の管理部の審査にこの案件をかけて落として貰おうと結衣がします。
それで一件落着かと思いきや、なんと、福永が勝手な行動を取ります。 上層部の役員を呼んで接待まがいのことをするのです。そしてそこに呼んだのが星印。クライアントです。 役員は福永からこの案件を聞いて「そんな不利な条件‥」と渋るのですが、福永が言うには「この担当者は我が社のメインバンクの頭取のご子息です」と言うのです。
は~っ? こういうのってあるんですか?
組織を飛び越えて頭の上で取引。
しかも福永は誰のメンツも部下の仕事の事も考えていない。スタンドプレイです。

そもそも、福永が前の会社にいた時も部下に過酷な仕事を強制して、大勢の人が辞めたそうです。心を病んだ人もいたそう。
この人は何がしたいんですかね?会社をぶち壊したいの?
でもそんな彼の下で働き、労働力を搾取された種田。悪いことに、種田はそんな福永に恩を感じているのです。
結果種田との結婚を諦めた結衣でした。

そういう曰く付きの部長が入ってきた段階で、回りはもっと警戒すべきでしたね。

さてどうなるか‥。 気持ち悪いユースケのキャラがまた立ってきました。この人本当に不気味です。
いい人ばかりの社内で、この人だけが異色の存在です。 どうなるんでしょうね。
いい人たちはこういう変な人には太刀打ちできません。

今回は結衣の家でもトラブルが発生しました。 結衣の母親が家出したのです。
父親が家の中で何も出来ず右往左往しています。 父親の言葉がすごくリアルでした。
家庭を犠牲にして働いてきた生き方を指摘され父親が切れる場面。
親子げんかはドキュメンタリーを見せられているようで身につまされました。

結衣と巧との仲は良好ですが、(時々アドリブ入ってますね)種田と仕事の絆が強くなっている結衣と巧の間に少し変化が現れます。 吉高さんの表情が一瞬「チッ」となったり渋くなったりするのが面白いです。
つい地が出てしまうんだろうな。

いろいろ詰め込みすぎかもしれませんが、いよいよドラマは佳境に入って面白くなっています。


映画「コンフィデンスマンJP」の感想

2019-05-24 09:48:30 | エンタメ

時間が取れずようやく昨日見に行ってきました。 夕方だったためか席はガラガラでしたがゆっくり見られました。
映画の大きなスクリーンと音が私は苦手です。が、やはり映画館で見る臨場感というものがあるので我慢のしどころです。

まぁしかし派手でした。次々に起こる事件と人物に目を奪われます。香港マフィアの女帝である氷姫の竹内、赤詐欺(色仕掛けの詐欺)のジェシー役三浦春馬、 そしてダー子たちから奪われた数十億の仕返しをしたい暴力団組織の長、赤星役の江口。これらが三つ巴になって欺し会いを繰り広げます。

前半の1時間近くはジェシーとダー子のロマンスでした。ここが長くて、全編これかよーと思わず寝そうになりました。
ですが、後半は目まぐるしく進みます。 10分置きくらいにどんでん返しが起こって、話が二転三転。さらにもう一転します。
最後の最後で誰が欺していて誰が欺されていたかが判明します。

裏の裏をかいたダー子たちの勝利でした。
よくもまぁこれだけデタラメを‥。映画ならではの奔放さです。脚本家がどれだけ楽しんでるか想像できます。

しかし今考えると、何がどうなってるのか思い出せません。もう一度見れば、多分分かるでしょう。
最後、エンディングロールが出ても誰も席を立たず、「どうしたんだろ?」と思っていましたら、字幕が終わった後にもう一つコントのような歌と踊りがありました。 前田敦子さんや佐津川さんたちの踊りです。そこでやっと終わった感じになりました。

江口さんと三浦春馬さんの配役が、初めから悪者じゃなくてどこかまぬけな悪人というのを感じさせます。
ホントに悪い人なら別の人をキャスティングしてるはずです。全体にコント仕立てなんですね。
でも後半の面白さはかなりのものでした。
これで「コンフィデンス‥」も一段落ついた感じです。テレビの続編は暫くないだろうなぁ。


「デジタル・タトゥー」1話の感想

2019-05-21 11:05:12 | ドラマ

ユーチューバーが主役らしく面白そうなので見てみました。
瀬戸康史演じるタイガという男は人気ユーチューバーです。
が、愚にもつかない事をするタイプではなく、攻めるタイプの人です。 ダイレクトに思った事を言い暴言を吐き、見る人たちを炎上させてビュー数を稼ぐタイプです。

ところがそんなタイガが、ある視聴者に強迫めいたレスをされました。
「何月何日にお前に天誅を下す」と書かれ、実際その通りにタイガは後ろから襲われてしまいました。
ホームで電車が来るところを押されて転倒しました。が、間一髪で助かりました。

悪質です。タイガは高橋克実演じる弁護士、岩井に相談に行きました。
でもまったく気があわなそうな弁護士です。案の定断られました。星の数ほどいる弁護士なのに、なんでこの人に?と思いました。 しかもネットに疎い弁護士です。

タイガは独自のやり方で強迫した男を突き止めていきます。
見ていると手際よくあっという間に相手を特定出来ました。
「なるほどこうやって調べて探していくんだ」とタイガのやり方に興味津々でした。
トモチンなる男、緒方がどうもそうらしいのでした。 弁護士がこの男の住むアパートに出向いて行きますと、女性のキャラを被った男が踊りを撮影をしていました。 でもこの男ではなかったのです。

本当は違う理由からタイガは狙われたのでした。
タイガには過去がありました。 父親が有名な政治家の彼は、中学時代に教師にからかわれ、怒りで教師を彫刻刀で刺してしまったのでした。 また、兄が謎の自殺をしてしまったのです。
デジタルタトゥーというのは、「書いたことがそのまま残ってしまう」ことではなく、タイガの過去がそのままデジタルに入れ墨のように残ってしまうということなのでしょう。

ここで私の勘違いが発覚しました。
SNSに書いたりユーチューブなどでしたことがそのまま残るのがデジタルタトゥーだと思っていましたが、冤罪や噂がそのまま検証もされずにデータとして残り続けるということのようです。 ちょっとがっかりしました。

私は「普通の人が発信するさりげない言葉が恐ろしいことになる」というデジタルの怖さを見たかったです。
このような最先端の出来事を扱うドラマでも、実は裏にもう一つの大きな事件があって、それを追っていくという定番のドラマになってしまうのかと思いました。

瀬戸君も高橋さんも、前のめりなタイプな役だけにこれからの展開がどうなるのか見当がつきません。
今後もユーモアのある感じではなく、シリアスに進んで行くのでしょうね。
タイガの父親や兄の事件がメインになるのでしょうか。
でも、今回瀬戸君がやったようにネットで人を探し出したり特定したりする方法がまた見てみたい。
それを期待しています。


「わたし、定時で帰ります。」5話の感想

2019-05-16 16:37:30 | ドラマ

今回はいささかシビアな内容でした。
結衣の部署はスポーツウェア関係のランダースポーツという会社にウェブサイトを頼まれました。
しかしどうもはっきりしない要望と、人を小ばかにしたような上から目線の態度のランダー社員。
結衣たちがどう対応していいか迷う中、派遣社員の桜宮が一人スタンドプレイします。
ランダーの懐に飛び込むような積極的な行動を取ります。 深夜まで飲み会につき合って、ランダーの意向をリサーチしたり…
そのお陰で新しい仕事が仕上がりましたが、周りは浮かぬ顔です。

このスポーツ系会社、どうも体質がおかしいのです。
CМを巡って炎上騒ぎがあったばかり。内部もスポーツの根性を土台にしたようなスパルタ式の営業だったり…
そして、次に桜宮がマラソンに誘われて出て行ったところ、まだ売り出してないランダーのウェアを着て走ってくれと言われました。
かなり露出度が高いウェアです。更に走っている姿を社員に撮影させています。

ランダーからの内部告発があって、この事を知った結衣は頭にきました。これは完全にセクハラです。
しかしそれを上司に相談しても具体的な返事はなく、「穏便にね。穏便に」と、そして仕事はちゃんとしろと言うのでした。

結衣はランダーとの打ち合わせでとうとうぶち切れます。
「うちの社員にセクハラをしないで欲しい」と言った所、「口のきき方に気をつけろ」とすごまれました。
おののいている時に種田がやって来ます。 彼は結衣に言いたい事を言わせて相手をキレさせます。
そしてランダーの方から仕事を断るように持っていきます。
そんな芝居のお陰で、とうとうランダーはこの仕事を他の会社に任せると断言しました。

そんなこんなで見事、結衣たちの会社はランダーから仕事を断られ一件落着しました。

私は今の会社組織を知りませんから、「ふーんそうなんだ~」とただ見ているだけでした。
仕事の取引というのは相手あってのもの。押したり引いたり相手を見極めたり、したたかさがないとやっていけません。
種田さんは相当仕事の出来る人ですね。30代と思えない、老成した感じです。
向井さんが珍しく聡明な役をしています。「いつひねくれるんだろう?」と見ていましたがずっとそのままです。

結衣も非常に客観的で冷静な役です。今までで一番いい役かな?
でもピンチをいつも種田に救ってもらっているし、助っ人が多い。 恵まれた人と言えましょう(前にも書いたか)
そして、裏の助っ人がもう一人いました。愁という人です。
家の中でパソコンを駆使しています。この人に結衣は色々な事を調べて貰っています。
この人って何なんだろう? 今まで説明がなかったですよね。

最近の風潮として、何につけてもすぐ「ハラスメント」に関連づけられてしまいます。
下手なことが言えません。でも多少の冗談や軽口はお互いの信頼関係があってこその話。
今回のランダーは内部からしてブラックで陰湿でした。
それにしても、「ウェアを着てよ」と言われて、ためらうなら断るのが手っ取り早いですね。
相手も「いやならいいけど」と言っていましたし。
嫌なことは断る、それが一番です。 今の時代、何かのために自分を犠牲にすることはないのです。
人の権利というのは昔よりずっと守られているのです。 (昔はなぁ‥)
こういう事をちょっと頭に入れておきましょう。


「集団左遷!!」4話の感想

2019-05-14 15:06:04 | ドラマ

 元々私は銀行物が嫌いでした。
庶民の味方というイメージがなく、あくどい事をしている業界という気がしていました。
このドラマも一話しか見ずに放置していました。が、何となく気が向いて見てみたところ、あら結構面白いじゃありませんか。

今週と先週の録画はあったけれど、その前が何回か抜けています。
全体の筋は分かるものの、細かい人物の関係が分かりません。 とはいえ、じっくり見ると都市銀行という大きな組織の中でこんなことが行われているのかとその人間関係におかしくなりました。

粗筋は、こんな感じです。
リーマンショック前に三友銀行という都市銀行が地方銀行を統合したのですが、世界的な激変が起こり、せっかく統合した「大昭和銀行」の部分がお荷物になってしまいました。

そこで本部の上層部からお達しが出ます。

突然支店長に抜擢された蒲田支店の支店長が福山演じる片岡です。
彼が命じられたのは「100億の営業目標」とんでもない数字です。片岡は目を丸くします。
ところが、支店長を集めた会議の席で、常務の話は違っていました。
無理なノルマを与えたのは、理由があるから。 現在の銀行の支店を統廃合する。
そして行員を半分に減らすのだと。経営をスリム化して経費を減らすらしいのです。これはもう決まったこと。未来の三友銀行のためになること。 だから、この営業目標も看板だけ。
とにかく「あなたたちは何もするな、頑張るな!」というのです。

なんという無慈悲な通達でしょう。片岡はあぜんとします。頑張るなと言われても行員たちは頑張るだろう、常務に対して反発します。 がそんな言葉も上司には空しく、聞き入れてもらえません。

という訳で片岡の葛藤が始まります。100億をどうにかして達成して、蒲田支店は廃店を逃れたいのです。
がそれを直接行員たちに言えるはずがありません。
何かと反抗的で言う事を素直に聞かない滝川。個人プレイが目立ちますが、根はいい人です。
頑張って客の為に動きますが、大きな成果を上げようとしている矢先に隣の支店にそれをさらわれてしまい… ついニヒルになってしまいます。行員も色々です。

今回は三友銀行から40億の融資を貰って高級ビジネスホテルを建てるという話に、片岡はまんまと騙されそうになりました。 司法書士、売り主、デベロッパー、仲介者とすべてそろって契約をしている最中に、すべて嘘だと分かったのです。

この人たちは地面士、つまり詐欺でした。
書類はすべて偽造です。40億を危うくだまし取られそうになったのです。
小切手を奪い合って乱闘騒ぎが起こります。 これを見て私は「クロサギ」を思い出しました。
役者と書類が揃えば、疑いもしない人はいとも簡単に騙されてしまうのです。

間一髪で難は逃れました。行員一同で営業に励みます。
商談会や新しいお客で、売り上げは伸びています。
しかしそんな中で、本部の常務が不穏な動きをしています。 支店統括部長や人事部長も常務と会っています。 横山常務はいったい何を企んでいるのでしょう? そして、花沢は常務とどんなことがあったのでしょうか…?

細かい部分が分が分からなくても、片岡の「頑張る」姿がおかしく面白く、そのあけすけな一生懸命さに銀行のイメージが変わりそうです。
福山雅治と銀行の話という二つの高いハードルを飛び越せば、いとも軽々と楽しめるドラマになっています。