今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「愛してたって、秘密はある。」6話の感想

2017-08-26 14:01:31 | ドラマ
書こうと思いつつ時間が過ぎてしまいましたが書いてみます。
まー次から次に黎に起こる脅迫めいた嫌がらせ。今回もまたその続きです。幾ら何でも変です。黎の部屋の金庫のような棚の中が荒らされ、指輪か無くなっています。
爽に指輪をあげようとしたら何とそれは母親が父に贈った指輪だった…
一体どうなっているのか…
不思議な事件は今回までずーっと続いています。庭が掘り返され、父親の遺骨が消えていた(その辺が釈然としないが)、爽をストーカーのようにつける謎の人間、黎の母親が仕事中に突き落とされる、そして黎が爽に贈ろうとした指輪紛失と、今回は家にテープが張り巡らされ、貼り紙まで。
こんなに嫌がらせが続いているのに、それを突きとめようとしない黎。
母親も能天気に見えます。

でも段々犯人が狭まってきました。
やっぱりキノコですよ、つまり風見先生。こんな見た目も雰囲気も怪しい人、他にいないでしょう。
今週ラストで爽が「あの人、犯人…」と言っていました。
何があったのか。何を見たのか。レイプでもされたか?それともコンビニで万引きでもしたのか。犯人ったって色々あります。どんな犯人なんだろう…。
そして、もう一人怪しいのが虎太郎です。どうも彼が黎の指輪を盗んでいたようです。
こんな私恨に駆られる奴が弁護士志望だと?いや、私恨かどうか知りませんけど…
虎太郎は女子高生と繋がっていました。
 
もうね、そんな深刻な事態なんだから、監視カメラつけるか引っ越すしかないでしょう。
なぜそれをしない?
そして、黎の、犯罪を犯した人への入れ込み方が半端ではない。人権派の弁護士の事務所に就職して犯罪者の弁護をしたいと堂々と話しています。
自分の罪を大義名分で払拭しようとしてるのか?
そういう甘ちゃんの所が、他から見て苛立つんでしょう。全てを知っている人がいたら黎は糾弾されるべき人でしょうから。

でもそれをじわじわと嫌がらせで追い詰めていくなんて、やっぱり変わっている。
結局、回りの色んな人が個別に自分だけの事情で嫌がらせをしているってこと?考え過ぎ?
そういう自己矛盾に黎が気づいたら、黎は法曹界から足を洗い、ひっそりと別の業界へ移るのがいいのではないでしょうか。
まぁドラマにはならないけど、ドキュメンタリーにはなりますね~
 
しかし、脚本が下手ですね。唐突だし…、若干つめこみすぎのせいもあるんですけど。
ここまで興味をもって見続けている人が、どれだけいるんでしょうか。福士君か好きだとか川口さんが見たいからとかそんな理由で見ているのかな。
いずれにせよ、スカッとしないドラマですね。最終回までこういうのを持ち越す気でしょうか。

「NHKスペシャル・東京ブラックホール」8/20の感想

2017-08-21 15:34:03 | テレビ
72年前、終戦の時に破壊され尽くした東京がありました。
見渡す限りの焼け野原に人が溢れ、食べるものにも事欠き浮浪児たちがうろつき、国民達は住む所もなく食べるだけで精一杯。
進駐軍がなだれ込んで東京を支配します。
進駐軍の為に日本の邸宅は接収され、進駐軍の社宅では毎日豪華な生活がされていました。
国民は闇市で食べ物を買い出すのですが、それも政府の人に取り上げられたりします。
困窮する国民たち。一方、海に沈んだ金塊が占領軍によって見つかりました。
日本政府が、アメリカ軍に奪われるのを恐れて海の中に沈めたのです。その額約数兆円。それだけではなく、食料を大量に地下に隠していたのでした。
飢えている国民をよそに…米、炭、大豆、酒など。
何ですかこれは。初耳です。それらは横流しされて闇市に流れたりしました。
今まで聞いた事もありません。何という卑怯さ、これが日本の政府なのか…。
 
またアメリカの諜報機関は日本の軍国主義者をスカウトして反共の為のスパイにしようとしたそう。戦犯を免れた軍人の中には、ロシアのスパイになるという事で罪を逃れた人達がいたのでした。
国の策略が渦を巻いています。仕方ないんでしょうか…。
 
在日中国人や日本人で、闇市を運営し莫大な財産を築いた人、また建設の復興需要で富を築く人がいました。
進駐軍御用達の公娼となったり、ダンサーとして活躍し米国人と結婚した女性、ジャズやポップスが流行り新しいエンタメ産業を興した人などが紹介されます。
その頃のうごめくような人々の生き方、混沌とした世相が描き出されています。
やがて闇市は撤去され、新しい日本の都市産業の拠点となって行きます…。
 
いきなり72年前に飛んだという設定が突飛すぎて、その頃の日本の落差に呆然としてしまいました。
主人公の山田さんがその頃の東京にテレポートして、生きて行くというドラマ仕立てですが、昔のフィルムを取り込み、色を再現したり、合成したりして上手く馴染んでいました。
切り取り方だと思うのですが、一時間にしては無理のない運びだったと思います。
でも、どこまでも国民の悲惨さが悲しくなります。
 
戦後の焼け野原の前に、もう日本は壊れすぎていました。
ペリリュー島や硫黄島、インパール作戦、日本各都市の空襲、沖縄地上戦、原爆投下などの惨憺たる戦況があってこうなったのだとそれを念頭に、見なければなりません。
 
ブラックホールという題が適切かどうかは疑問ですが、今という地点は72年前のここからの未来だいう事実を忘れてはなりません。
平和がどんなに貴重なものか、それを今の私たちは守っていかねばならないのだと強く感じました。

「過保護のカホコ」6話の感想

2017-08-17 13:02:28 | ドラマ
少し中だるみになって来ましたね。今回は姉妹3人が夫とのイザコザで実家へ駆け込んできます。
まず最初にやって来たのが泉。これが、さしたる理由もなく、カホコがきっぱりと自立宣言をしたためにプイと何も言わず実家へ舞い戻ったのです。
夫は大変です。実家へ連れ戻しに来ても泉は一言も話さず、目の前にいる夫にスマホでメールを送るだけ。
次に、三女が夫から言われた事を気に病んで実家へ帰り、二女は今の幸せが不安だからと理由にならない理由で帰って来ます。
夫達は連れ戻しに来るのですが上手く行かず。
夫たちはカホコの家へ集合。何とカホコの双方の祖父までやって来て、作戦会議です。

皆カホコを頼りにします。ですが、カホコは突然彼らを追い返します。食事の途中で…
ズタズタ切って捨てて、もう良く分からん。
…遊川にまともさを求めてはいかんのです。
でも今回のハイライトは、実家で姉妹と母親が夕涼みしている時に、子供時代を思い出してそれぞれ自分語りを始める所です。
兄弟姉妹ってそれぞれ、子供の頃は色んな気持ちがあって我慢したりひがんだりして生きているんですよね。それが普通です。三姉妹も打ち解け、昔の正直な気持ちを言い合います。
それぞれの話で、知らなかった闇の部分なども話してお互い笑い合うシーンでした。
泉はしっかりしてると思われて放っておかれたけど、実は誰にも愛されていないのではないかと寂しかったのでした。ペットにまでなつかれなかった。
カホコだけが自分に愛を返してくれる唯一の存在だったと言います。
おいおい…旦那はどうなるの?一番の理解者は夫じゃないの?
夫は家出をしてもぞんざいに扱われ、この家で母娘の絆の強さに疎外感を味わっているのに気づかれもせず、ホントに気の毒です。
精一杯仕事して家庭を養ってるのに…

なんかやっぱりこの母親変ですね。自分に没頭してて、夫やその他のことに目が行ってない。
こういう、能力の高い人は仕事持たないといけないかもしれません。内に籠もって駄目になりそう。
しかし、この泉の話でカホコは初めて、母親も一人の女の子だと客観的に泉を見る事が出来たのでした。
 
やや勢いに疲れが見え始めてきたカホコ。でも言うべき事ははっきり言っています。大したもんだ。
麦野君に「私を名前で呼んで」「好きってはっきり言って欲しい」と伝えます。
いつもおチャラけてるのに、そういう事ははっきり言えずに「ハードル高いな」と麦野はごまかしてしまいます。
最後の最後で麦野君はカホコに「好きだよ」と言う事が出来ました…。

さてさて、一族の陰の実力者、祖母は、健診で心臓が悪いと通知されました。どうやら死の病らしいのですが…
検査表には「不整脈」とだけあります。えっこれだけ?
不整脈じゃ死なないでしょ。ストレスとか原因がどこにあるか調べないと…。ちなみに私も不整脈がたまに起きます。
 
所々変だよね。
私は「なんでいつもカホコの家は夕食がオムライスなの?」「麦野君が描いているカホコのデッサンに何故顔がないのか?」「夫はどうしてこんなに蔑ろにされてるんだろう?」というのが気になりました。
こんな感じでこれから暫く親戚のドタバタが続くんでしょうね。まだ半分ですもんね。
 

「黒革の手帖」4話の感想

2017-08-13 09:33:49 | ドラマ
日にちが経ってしまいましたが上げておきます。
 
今回も主人公に感情移入できず、舞台の銀座の高級クラブにも興味がなく、またやり手の男たちの会話や金儲けの話にも現実感がなく、ぼんやり見ているだけです。
ただ元子の着物姿が美しいのと、この先どうなるんだろう?と成り行きを見ています。
 
4話目は元子が次のターゲット、進学ゼミナールの理事長に近づき、その秘密を盗む話でした。
旅行に行こうと誘いがしつこい橋田理事長。髪は外に跳ね、スーツは悪趣味で演技も大袈裟という見るからに嫌な男。高島さんが熱演しておられます。
この人がもうしつこいのなんのって。
元子にやんわり断られても次から次に誘いの方法を変えて迫ります。
元子と理事長が料亭で飲んでいた時、ふすまを開けると布団が敷いてあり、いきなり元子は押し倒されました。
必死で逃げ出します。この時、店の中居に助けられたのですが‥
その中居が、元子の店にやってきて、働きたいと申し出ました。
 
理事長と元子が会った料亭は、実は理事長の次の投資候補なのです。
その料亭を裏金を使って1億5千万で買い、2億で転売したらどうかと、会長が進めているのです。
一方、中居だったすみ江は「カルネ」の従業員となり店に出ています。なぜか、酸いも甘いも知りつくした大人の女に見えます。
元子はある計画があります。今の店のカルネを1億で売って、銀座の最高峰の店、ルダンを3億で買おうと言うのです。
ここがねぇ…、銀座の一番高い店にここまで拘る?どうしてなのか…
もっと他におもしろそうな商売が幾らでもありそうなのに。
酒を飲ませて接待して、人の秘密盗んでお金だまし取る、そんなのまだるっこしいじゃないですか。
しかも、あのコテコテの和服ですよ。面倒くさい。でも、そういう事に煩わしさを感じない人なのかしらね。
そういう人って、子供の頃から水商売に接してきて違和感がない人でしょうね。私みたいなずぼらな人間には無理です、当然ですが。
 
特徴と言えば、出てくる話が汚い話ばかりなことです。
例えば、理事長の進学ゼミナールでは、寄付枠と言って、現に裏口入学をやっています。
医学部だろうけど、点数に下駄をはかせるのですが、1点につき100万円なんですって。
200点だと2億円…。ドラマの中では「安いわね」と言っていました。
(それじゃ頭の悪い人が医者になるってこと?たまったもんじゃないですわ)
また、組織票欲しさに政略結婚しようとしている安島という客。彼は議員に立候補して事務所を開きました。打算ばかりの男たち。
 
理事長にしつこく誘われた元子は、ホテルへ行かねばならなくなります。
ですが、土壇場で機転を利かせます。
すみ江に交通費と称した100万円を渡して理事長のいるホテルへ行かせました。
そして、すみ江は理事長がシャワーを浴びている最中に、タブレットをコピーして中の情報を盗み出しました。
それは裏口入学した人たちの寄付金リストでした。
これを使って、元子はルダンの獲得に利用しようとほくそ笑みます。
 
うーん…まるで絵にかいたような悪女ぶり。
推測するに、松本清張という人の内なる願望がこのようなものを書かせたのではないでしょうか。
美女になりきって悪い男たちを懲らしめ、その金でのし上がる、と。…
では、現代の男の人たちの願望って、どういうものだろうかと考えてしまいます。こういうのではないよね。
もっとあっさりしてると思う。好きな事を極めたい、とか、大金持ちになりたい、とかじゃないのかな。
こういう「人に投影した」にせよ、悪への憧れって今はもうなくなった気がしますけど、どうなんでしょうね。

朝日新聞社説「余滴」の感想

2017-08-11 16:59:22 | 政治経済
あまりにもひどいので書いてみることにします。なんじゃこれと呆れ、何度か読み返して益々その感を強めました。
記事を読むと、まず日本の安倍総理が公私混同していると、韓国の朴槿恵の公私混同ぶりを同列に扱い、韓国は国民の力で弾劾裁判を起こし大統領を引きずり下ろした、その国民感情について触れ、熱いと称えています。
そして同じ民主主義国家なのになぜ日本はそれを許しているのかと韓国の人たちが言っていると言うのです。
筆者は「議会制だから」と韓国の人の意見に同調し、ちっとも政治や法治が成熟してないじゃないか、忖度ばっかりしていることに同意しています。
「確かに日本の民主主義のイメージは傷ついたかもしれないが」と、更に筆者はこう言います。
「数年前から日本が韓国化してきたと言われている。かつての韓国に『何でも日本が悪い』とする風潮があったように、今の日本でも単純な韓国観が広がりそれが嫌韓に繋がっているという指摘がある」と。
ちょっとちょっと。何でそうなるの?
家計問題と森友学園の件ははっきりと決着がついたものではないし、朴槿恵の件と一緒にするとは、問題外ではないんでしょうか。
単純な韓国観とは?どのようなことか説明がありません。
そもそも「何でも日本が悪い」を認めているの?失礼じゃありません?
日韓基本条約以降、騙されてきたのは日本の方だと思うし、片棒担いできた(記事のねつ造)新聞側の反省はないんでしょうかね。
この人こそ「日本がなんでも悪い」の史観に立ってるじゃありませんか。
そして安倍さんお咎めなしの風潮は「これは韓国を越えて、日本が北朝鮮化している表れではないか」と、金正恩と安倍さんを一緒くたにしているのです。
 
つまり、日本での「家計、森友問題」を見過ごす人は韓国民の朴槿恵降ろしに遠く及ばず、民主主義を欠くものである。
日本は嫌韓などの単一的な見方で韓国化し、安倍首相を英雄視する独裁国家になりつつある。一気に北朝鮮化してきたのである、と。
 
…今さら言うまでもないけど、国際条約を守り平和条約を維持し、莫大なODAをし続けて来、国際的な義務も果たしている民主的な国と、飢えて自由がない国民、悪事を国の事業にし、ミサイルの存在を振り回している国と同列にするのですか。
しかも最後に自分で結論を言わず「…ではないか」と呟くような捨て台詞。
いやーたまげた呆れた。…そこまでして日本を批判して嘲笑しようと‥。国際社説担当らしいですが、俯瞰しすぎて見えなくなっているんではないでしょうか。何かがっかりです。