今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「砂の塔」3話の感想

2016-10-29 16:48:08 | ドラマ
今回も見てみました。
話が広がる一方で、問題の糸口が見えてきません。
何なんでしょう、このまとまりのなさは。
「夜行観覧車」に近い話の気がするんだけど、音楽の感じとか不安を煽るような話の連続がそう思わせるのでしょうか?
 
「夜行…」は、それぞれの人たちの事情がわけありで、それを説明してる内にあれよあれよと終わってしまいました。
色んな事件が、その裏で何が起きてるか分からぬまま進んでいます。
そして、タワマンの奥様が舞台の話かと思いきや、どうもそうでもないよう。
格付けではなくて、ボス的存在の寛子(横山めぐみ)が一方的に亜紀(菅野)を追い込んでるんですもんね。
それも、自分の好きな男が亜紀に好意を抱いているというつまらない理由です。
どれだけ小さい女なんだろうと。
彼女は亜紀にハロウィンのイベントの準備をさせて、失敗させて笑おうとしたりします。
そんなことで人を虐める人がいるのかよ、笑われるのはむしろ自分の方だろうと思いますが。
 
ところで、亜紀や家族がピンチになると現れてさっそうと救う弓子でした。
摩訶不思議な上の階の住人です。
今回は、そらがさらわれそうになった時に男ともみ合ってナイフで怪我をしました。(それかどうも自分で手を切った様子)
また、学歴を偽ったママ友の会話を弓子が録って皆の前で公表したり。
おしとやかさからは程遠い辛辣な行動をします。
 
そして、亜紀の家庭も不安定です。
夫は仕事が取れなくて困っていますが、寛子の夫から契約をほのめかされ、手付を自分のローンで借りてしまいます。
夫は家庭の中では存在感がありません。長男がやたらと母親をフォローしています。
あっちもこっちもこんな話ばかり。
こういう情けない話が続くと、一体どこがタワマンなんだ、一般の賃貸でも別に構わないじゃないかと思ってしまうのです。
視聴者はもっと明るくて豪勢な話を見たいんですけどね。
この粋はそういう時間帯なのかもしれませんが。
 
あー何かパッとしないなぁ。出てくる人みな湿気てるし。
岩ちゃんが爽やかな好青年なんだけど、どうも顔のインパクトのなさと小柄さからこれまたパッとしないです。
大体、菅野美穂があっけらかんとしすぎています。
この人、サスペンスに似合わないんじゃ?陰がないし、むしろコメディの方が合ってるんじゃないでしょうか。
 
松嶋さんは上品すぎて不気味ですね。
一体何を考えているんだろう。病んでいるのか、一周回って普通なのか?
マスクの男は誰なんだろう…
長男の強さが救いかもしれませんね。
…そういえば「美しい隣人」でも、仲間が子供に近づいて行って夫まで寝取りましたね。
もう、ストーリーが頭の中でごっちゃごちゃです。
 
まとまらなくてすみません。
まぁ何と言いますか、モヤモヤするドラマですよね…。

「レディ・ダ・ビンチの診断」3話の感想

2016-10-26 11:43:02 | ドラマ
毎回一ひねりもふたひねりもある話です。じーっと見ていないと見落として意味が分かりません。
今回は時期的にハロウィンの話です。仮装した女高生達が、カラオケ店を出た後次々に倒れます。
 
6人中4人が重病であとの一人は何ともなく、もう一人が全身ジンマシンを起こします。
症状がバラバラなのは何故か。
解析診断部は、食中毒をまず疑ったのですが、そうではないよう。なぜ一人だけが何ともなかったのか?…謎です。
橘志帆役の吉田羊さんは、カルテだけの資料に頼らず、彼女たちと話をして原因を探ります。
どうも6人は仲良しグループではないよう。
 
アレルギーのテスト(チャレンジングテストと言うらしい)を橘はやろうとします。上司である岩倉医師が止めるのも聞かないで。
このような強引さは性格によるものだと思いますが、天才外科医だからという所もあるのでしょうね。目的達成のためにはルール破りも何のそのです。
 
アレルギーテストをやるやらないで揉めて、院長の判断に持ち込まれます。
北畠という院長は、橘に、「上司の意見に従いなさい」と諭します。
ですが、これは実は院長の策略なのです。
後の方で、これが策略だったとわかります。
でも私は頭が悪いのか、どこが?とよく分かりませんでした…。
 
テストの結果、ジンマシンが出た理恵という女子高生はマンゴーアレルギーだとわかりました。
橘は研修医に高校へ出向かせ、化学室を調査させます。
すると「アジ化ナトリウム」という化学物質があったと判明…
そこから、理恵がその物質を血のりカプセルの中に混ぜ込み、友達に飲ませたと推理します。
 
マンゴーにアレルギーのある人は天然ゴムにもアレルギーを起こすと言うのです。
つまり、ゴム手袋をつけてアジ化ナトリウムを調合したと。
この辺がこじつけのような、飛躍しすぎな推理ですが‥
とにかくドンピシャでそれが当たりました。
理恵は友人の綾香を救うために、虐めている4人に毒物を混ぜたのです。
 
人間、追いつめられると何をするか分からない例のようです。
(宇都宮の連続爆発事件もそうだったんでしょうか…)
いじめが原因の内部分裂。毒物まで飲せるんだ。怖いですねー。
納得の落ちでした。
 
吉田さんは原因究明の為にはルールを守らないという勇敢な人。
でも、実は北畠院長の気働きや支えがあってのことなのです。
この病院は北畠の座を狙ってうごめく派閥争いがあるようです。蘭ちゃん演じる岩倉先生が院長を蹴落とそうとしています。
(蘭ちゃんが迫力不足です。声が可愛くて切れ者に見えません。野際陽子のような意地悪さがあればいいんだけど)
 
今回は、橘が刑事みたいな事までしつつ、医者の領域を超えたあっぱれな推理で終わりました。
しかしどうも彼女本人は謎だらけのようです。
成功率100%の外科医なのに、何かによって干された。その原因がいまだに不明だと。
そして、時々橘は幻聴を聴いています。
誰もいないのに一人で喋っている所を外科医の相武が目撃しました。
 
うーん、よくわからないけど、統合失調症かと思いますよね。何なんですかね。
橘志帆が天才だという設定ですが、吉田さんは、いたって自由な普通の人。
トーク番組でそれが垣間見えます。
どうしてもそんな天才には見えません…。色んなものに出てるせいか、イメージが混同してしまいます。
売れっ子の宿命なんでしょうが、もっと出るものを整理して欲しい気もします、ハイ。

「逃げるは恥だが役に立つ」2話の感想

2016-10-21 10:40:17 | ドラマ
今回は、これまでの経緯から始まり、結局「事実婚」は世間に理解されないので内緒にするということを「ニュース23」のパターンを借りて説明しています。
時間を間違ったのかと思ったわ…
契約結婚という契約の中身を確認し、両親に対して取り繕いを一生懸命しています。
 
なんでここまでして契約結婚を?
手間暇とつじつま合わせに労力かけてるのを見ると「なんで?」の疑問がつきまといます。
考えられるのは、みくりがよほどのおっちょこちょいでそれを真に受ける変わった人の組み合わせだから成立してしまうってことなんですかね。
 
大体、新垣さんって、変な主役ばかりしてますよね。
父親と入れ替わったり、寝ると記憶がリセットされてしまう人とか。
でも本来ケロッとしてて世離れしてる印象だから、役をこなしています。
にしても、相手役の星野さんって…何だかなぁ。
私は関ジャニの安田さんが良かったのでは…と一瞬考えました。
あの人、劇中だととってもいい味出してるんですよね。
もっと活躍してもいい気がします。
 
話戻しますが、二人して両家に気を配って契約結婚って…なんでそこまでするんだろう?
どうもこの話が、引きこもり女子(すんません)の妄想みたいです。
狭い部屋にいつも誰ががいて、家政婦が住み込みって…
息が詰まりそうです。それを許す男って…異常としかいいようがない。
しかし津崎は「自分は安全パイ」「独身のプロ」と言い、「みくりさんは距離を保つのが上手。何か察すると波のように引いて行く」という鋭い分析をします。ただ者ではない。
 
今回は同僚二人が押しかけて「何か変だ」とかぎつけて証拠を探すのですが、この辺も面白かったです。
古田さんが女房に逃げられてゲイの噂もありながら料理の腕抜群とか、風見という裁けたプレイボーイとか、みんなキャラが立っていますね。
ハプニングが起こりながら、それを二人の独特のやり方で乗り越えて行く。
ハラハラしながらあれよあれよと一時間見てしまいました。
最後の方では、何だか今までと違う感情が二人にわき起こってきたようです。
合理主義者が激しい葛藤に襲われています。上手いですね、この持って行き方。

 この話が謎だから興味をずっと引かれるんでしょうね。
にしても、不思議な二人だなぁ…

「カインとアベル」1話の感想

2016-10-19 10:40:41 | ドラマ
一話のせいか、全体の話が最後まで掴みづらく、見返してようやく分かりました。
創業家一族の話で、親が社長、溺愛されているような長男が副社長。
引退した祖父もまだ元気、という一族の中で一番粗末に扱われているのが、二男の優、山田君です。
 
父親(高嶋弟という不思議な配役)が長男には絶大な信頼を置いています。(これも年齢的に合わないんだよね…)
それもそのはず、長男はそつの無い優等生なのです。に対して父は弟の優にはボロクソです。
あきらめが早いとか何だかんだ、褒めることをしません。
そして、会社の中でも優は不自然なほど叩かれています。
 
会社は商業施設のデベロッパーのような感じです。
「アウトレット新規開発プロジェクト」のコンペを勝ち取ろうというプロジェクトがあり、選抜メンバーの一員に優が選ばれました。
モールに誘致する店舗を、営業して取ってくるのです。
優はイタリア料理店のオーナーに何度も会いに行きます。が、無下に断られます。
考えた挙げ句、オーナーが分かりやすいようにと、彼は徹夜でアウトレットモールの模型を作ります。
それを持って行ったものの、空振りに終わりました…、かわいそう。
 
何かこのオーナーがおかしな人なんですよね。言ってることがコロコロ変わります。
職人気質かと思いきや、支度金を要求して来る。
開き直ったと思ったら、急に優を見下したり、何だか嫌な人なのです。
しかしそればかりでもなく、優の言った「昔のピザと味が違う」に何かを感じ取ります。
 
オーナーが始めに出した店に久しぶりにやってきて、「こんな小さい店だったんだな~」と感慨深く振り返ります。
この一言がとても良かったです。この人の過去を感じさせました。(ドラマの本筋とは違うけど)
そして慢心していた自分に気づきます。
最後に、優はこのイタリア店の出店を勝ち取ります。
 
ずーっと山田君の腐っている暗い表情が続きます。
何だこのドラマは~!と思うほどやるせないです。
しかし、一縷の望み、明るい存在が倉科カナの矢作です。彼女は同じプロジェクトの一員で、生き生きと仕事をしています。
彼女はどんな難しい局面でも諦めず、粘り強く仕事に向かいます。
唯一、優を快活に支えます。そのお陰で、優は何とか仕事に道が開けたのです。
ちょっときつめの演技ではありますが、倉科さんがたった一人の救いでした。
 
しかし、社長の息子なのに、何でこんなに虐められてるんでしょうね?
長男が絵に描いたような優等生なんだけど、桐谷健太はauのCMのイメージが強くて、まじめに見えません。
実際トーク番組で見る桐谷さんも、そういう感じではなかったです。なので、違和感を感じます。
 
けれども、長男の隆一は優の良いところを見抜いているんですよね。倉科さんもそうです。
この辺が次回に繋がる希望です。
しかし、なんと、長男とカナさんは恋人なのです。(後ろから抱きしめられる場面でカナさんが固まっていたのは何故?)
そうとは知らず、優は倉科さんに惹かれていきそうです。

危険な三角関係が始まります。さ~どうなる。
これをどう旧約聖書のカインとアベルになぞらえるのか…
楽しみですね。次回からはもう少し明るいドラマにして欲しいものです。
 
 

「砂の塔」一話の感想

2016-10-16 10:53:43 | ドラマ
タワーマンションに住む若い妻たちとそこへ引っ越してきた菅野美穂演じる亜紀一家でした。
しかしそこにはセレブを自認する奥様たちの勝手なルールがあったのです。
住んでる階でランクを決めたり…。
でも、あーこれはあるかも、と思いました。
 
私もかつて東京の300世帯のマンションに住んでましたが、似た思いはありました。
私は3DKだけど狭いタイプの部屋に住んでいたんですね。
90とか100平米に住んでる人には、はっきりとコンプレックスがありました。
タワーマンションなら尚更でしょう。でもそれを人を見る判断にしちゃうってのも…
大体子供が幼稚園時代なんて一時期なんですから、一々まともに付き合わなくていいのです。
それを言っちゃお終いよ、ですけど(笑)
サスペンスなのに、こういう妻のマウンティングの話ばかり出てくると興味がそっちへ行ってしまいます。
主人公の菅野美穂はお兄ちゃんもいるのに、母親との付き合いが下手ですね。
幾らでもスルー出来るでしょうに。大体ランチに5400円?かけるって、異常です。
私は一人だと一週間5千円あれば食材を買って充分生きていけます。(こういう人が多いと日本はデフレから脱却できない)
まぁ、セレブ仲間も今に家の内情がバラされるんでしょうけど。
 
しかし初めからいきなり血を浴室で洗い流す弓子。ぞっとしませんか?そういった事件が時々あるだけに。
タワマンの近くで幼児失踪事件が度々起きています。暗示しているようです。ハーメルンの笛吹きという童話が上げられています。
あれも相当怖い話です。笛吹きが弓子なのか?
題からして、不穏ですよね。タワーマンションを砂に例えてるんでしょう?
 
吉良部長の残像が残ったまま松嶋菜々子の再登場です。
吉良は有能だけど普通の感じの母親でしたが、今回は子供無し一人暮らしの有閑マダム。
とっても品がいい。そして優しそう…、
でも、不気味です。
子供を育児放棄したりする親を憎み、子供を誘拐して手にかけているのか…?
 
しかしタワマンの内部など見られて、何となく社会見学になりますね。
昔、私が大京のモニターをやってた頃、マンションの中に図書室やシアター、宿泊ルーム、育児ルームなどを作る提案があって意見を出し合っていました。
今はそういうのが普通になってるんですね。
でも内部の施設が充実していればいるほど、外に出なくなりますから、それも困りますね。(また脱線)
 
ところで、配役ですが、菅野美穂の長男が大きすぎますよね。夫の連れ子なのでしょうか?
また母親が、最近定番化してる烏丸せつこ。
この人、清純派女優だったのにどこで汚れ役になったのか?
この人が出てくると一波乱ありそうですね。それと三代目の人、岩田さん、彼と美穂さんはどういう関係になるんでしょう。
 
色々な要素があって面白そうです。来週から目が離せません。