今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「HOPE」6話の感想

2016-08-29 10:30:41 | ドラマ
先週も見て何か書くつもりが書き損ねました。今週は書きます(笑)
このドラマを見ていると大混乱してしまいます。
ドラマの筋より、一体この会社が何をしていてどういう組織なのか、ドタバタ何をしてるのかまったく理解に苦しむのです。
そのことが気になって粗筋どころじゃありません。
 
小さな商社で一つの課にに数人。そして結構大きな事を言っています。営業なのに企画書を出してそれに時間を割いています。
契約社員に企画書を書かせるってあり得ますか?
末端作業しかさせてもらえないのが普通でしょ。まして入って数ヶ月。まだ見習いの立場で、普通なら社員のアシスタントでしょ。
研修もしてないんですよ。
今週は亀裂が入ったタンカーをどうしようとアタフタしてる所に新人契約社員の一之瀬が「溶接したらどうですか」と言って「それだ、でかした」と認められます。
どれだけアホなんだか。
 
ストがあった会社のコークスを資源課の新人社員が運んだり…
人見くんはひどい上司に徹底的に虐められています。
これが胸くそ悪くなるくらいの仕打ちで、証拠集めたら戦えるくらいのパワハラです。
 
一之瀬君と瀬戸君は実習みたいな事をさせられ決まった時間にタオルを売るために町に出ます。
が案外冷たい世の中、そう簡単には売れません。
この試みも唐突だし…
一体何をやりたいのよこのドラマは、と…
 
本物の商社は巨大で凄く細かく仕事が別れてて、歯車のように動いているはずです。
そのどこを取っても普通の人には分からないですよね、専門的で。
 
これはまるで学芸会みたい。
そもそもこの原作が韓国ドラマだとか。
ならまぁ納得です。私も色々韓国物は見ていますが、だいたいこういう色調ですよね。
日本ものに転換しようとしたけど、上手く出来なかったのもあるのかな。
 
一々そんなことを考えてしまう自分の歳がハードルなんですね。
あまり考えずにサラッと若者の苦労話、成長物語として見ればいいのでしょう。
今の日本の世の中とはちょっと違うのだと思いながら、若い人には見て貰いたいですね。
 
私は人見くんが気の毒でなりません。頭の良さを生かして一ひねりして徹底抗戦して貰いたい。
間違っても原作のようにはならないで下さい。ホントに頭にきます!あの上司は。

「営業部長・吉良奈津子」6話の感想

2016-08-26 16:54:44 | ドラマ
今週もやっぱり感想を書いてしまいます。
 
ニュースキャスターの太刀川の突然の不倫報道に、CM採用が決まったばかりのオレンジドットコムと営業部は腰を抜かさんばかりに驚きます。
証拠となる写真の太刀川は、未発表の白いワンピースを着ていました。
とんでもない裏切り行為とイメージダウンです。
 
クライアントのオレンジは激怒し、太刀川に会見を開いてもらい、「不倫報道は誤解です」と嘘の話をしろと迫ります。
この辺が分からないのですが、そんなにスポンサーというものは意見が強大なんですか?
これからの契約なら打ち切ってそれで終わりでしょうに。
 
代理店とクライアントの顔を潰さないようにと、太刀川は妥協して嘘の証言をしようとしますが、会見直前で奈津子が説得をします。
それがよく分からない理屈なのですが、太刀川の本心を言い当て、相手の議員をかばっていることを見抜きます。
そして皆の前で正々堂々と気持ちを語りなさいと勧めます。
 
皆の総意を覆すとんでもない行動。しかし独断でさっさとやってしまいます。
そしてそそのかされたままに、自分の気持ちを素直に打ち明け話す太刀川でした…
会見で現れたのは例の白ワンピか?…と思わせ、白いスーツ。
 
しかし、その話は意外にも説得力のあるものでした。
写真に撮られた夜。太刀川は議員に別れを切り出したというのです。CMを受けるからにはそうしないといけないと思ったからだと。
不倫していてこんなに堂々として良いものか?
しかし、隠し通すのはそれ以上に卑怯で世間のバッシングに遭うのです。
それはベッキーの件で証明済みですよね。
 
太刀川の話では、何かよく分からないけど、別れの為に未発表のワンピを着る意味があったと言うのです。
どこまでも独りよがりな理屈…。
しかしこの会見は世間に好意的に受け止められました。
一斉にツイッターで反響があったのです。概ね擁護の声。しかも着ていたスーツは「みそぎスーツ」と名付けられ、その後注文が殺到しました。
 
ホントかよ…
世間に受け入れられ、宣伝にもなり大成功。またまた奈津子の作戦勝ちに終わりました。
ワンピの件で不手際をし落ち込んでいた社員に奈津子は挽回の機会を与えたり、細かい配慮もします。
めでたしめでたし。
 
しかしその足下は意外にもろく、営業開発部の中で分裂が始まっています。
更に、夫は奈津子の不規則な仕事に振り回されて苛々。(もうそろそろ理解してあげたらいいのに)
そして相も変わらず「あなたを好きになった」と押しまくるベビーシッター。
怪しい。何か魂胆があるの?
(顔の似ている木村文乃と伊藤さんは今期のドラマでは対極の役です)
 
ところどころ「何かおかしいなー」と思いながら、一気に見てしまいました。
不倫とかネットの反応とか、今の風潮を上手に取り入れています。見せるドラマではあるんですね。
 
高木(松田龍平)は奈津子にとって頼りになる存在だけど、この先どうにか変化して行く可能性はあるんでしょうかね。
少し気になりました。

「営業部長・吉良奈津子」5話の感想

2016-08-21 11:16:28 | ドラマ
引っかかるものがあって見直しました。
丁寧に見ると、ずいぶん色んなものがぎゅうぎゅう詰め込まれています。
これはメインが業界の話なのか?
半分以上がCМの争奪戦の話です。
 
元CМのクリエイト女王だった吉良奈津子は、営業開発部に配置換えされ重いノルマを背負って苦境に立っています。
で、オレンジドットコムというファッション会社の新しいCМを取りに行くと言う話ですが、そこで降りようとしていたキャスターの太刀川冴子を引き留めようとします。
昔のよしみで奈津子が再び口説き落としてメイン出演してもらい、新しいプランを提案するのだそう。
 
ここでもまた奈津子はクリエイティブの高木と組むのですが、彼は突然プレゼンの日に逃亡します。
そんな奴、もう首にすればいいのに…
なぜか彼にこだわる奈津子。
 
ちなみに創作系の仕事の人が、約束を前にいなくなったというのはたまに聞きます。
そういう所から来てるんだろうなぁ。この話は。
 
でも一般人には程遠い世界。
物を生み出すのがどんなに難しくても、そういうのは別世界の人の話。
つまり幾らいい話でも、苦労が伝わらないのです‥
井上さんはこのような業界の難しい問題を進んで描くイメージです。
 
プレゼンで、「純白のワンピース」に込めた思いを高木は語りますが、これは脚本家が語らせているような雰囲気です。
それとも、高木は奈津子が好きで暗にこのイメージをなぞらえているのか?そんな感じですね。
 
そして同じ部でうごめいている部下と会社の上司たち。不気味です。
ある人はヘッドハンティングになびき、人を引き抜こうとしている。
ダイゴもなにやら不穏な動き。一体この部はどうなっているんだ…?
 
孤高の業界ドラマ。奈津子はまた家庭生活でも足を引っ張られようとしています。
母親が鬼のような時代遅れの人間です。奈津子に対する理解ゼロで、嫌味ばっかりの姑なのです。
そして奈津子の帰りが遅くなってお迎えが出来なくなり、ベビーシッターさんに頼まざるを得なくなる。
そのシッターが、なんと…、奈津子の夫を好きになってしまったのです。
 
夫は彼女を拒否したのですが‥どんどん近づいてくる彼女。(相手は原田だぞ?)
 
さて、オレンジドットのプレゼンは見事成功。太刀川もCМを引き受けてくれました。
良くやった!奈津子。まずは、一安心…
と思ったら最後にななんと、太刀川に不倫報道が‥
というストーリーでした。
 
一体このドラマは何を伝えたいのか?
見ていて心が休まる時がありません。障害ばかりで、奈津子の味方もいないし。
それを気の強さと臨機応変で乗り越えて行こうとしてるのか?
…無理でしょ。というか、疲れます。共感するところも少ないし。
 
仕事がどんなに出来たって、夫が今あの状態なことを知らないわけだし、大体、稼いでるんだから、大金投入してでも、優秀な家政婦雇うべきでしょう。
グッドパートナーでもいたんだよ…。
松嶋さんが可愛くてかっこよくて仕事も出来る女だから、そりゃあ周りからは妬まれるわなぁ。
 
そこで奈津子に私から提案です。
家であと2年じっとしてませんか?能ある鷹として爪を砥いでいればいいでしょ。
2年なんてあっと言う間ですよ!…まぁドラマにはならないけど。

NHKスペシャル「ふたりの贖罪~日本とアメリカ・憎しみを越えて~」の感想

2016-08-17 11:16:31 | テレビ
最後まで見られなかったので、録画で見直しました。
淡々と語られていますが、すごいドラマテックな内容です。
 
日本人の淵田美津雄は元真珠湾攻撃の総指揮官でした。
戦争に何の疑いもなく、それが日本の進む道と思い、真珠湾の奇襲も日本の作戦を信じていました。
真珠湾攻撃で亡くなった米国人は2千人あまりだそうです。
 
一方日本に対して激しい憎悪に燃え、志願して日本へ飛び立った人がいます。
名古屋上空で300発の焼夷弾を落としたディシェイザーです。
その後彼は日本の捕虜となり、収容所へ入ります。
そこで過酷な日々を強いられます。劣悪な環境と、拷問まがいの尋問を受け、日本人に対する憎しみは激しいものになりました。
しかし希望を捨てなかった彼は看守に語りかけ、友好的な関係を築きます。
ある時、看守に差し入れられた聖書がきっかけで読みふけるようになました。
そこである文章にハッとされられます。
 
戦後釈放された彼は、キリスト教を信仰するようになり、活動をするようになります。
日本全国を巡って歩き、伝道師となるのです。
 
方や淵田は敗戦の失意に落ち込み、全てをはぎ取られて家へ帰ります。
彼は自分を見失い、戸惑います。家族につらく当たり自棄的になります。そんな時、ディシェイザーの本と出合うのです。
「私は日本の捕虜だった」という本。それを読んで、淵田もまた生まれ変わるのでした。
 
キリスト教を信仰し、伝道師となり、渡米して、米国を巡ります。目的は自分の無知を詫び、二度と悲劇を起こさぬこと、米国人を理解すること。
そして後に彼は一躍時の人になります。米国で注目されて有名になります。
しかし彼と同行した学者に訝られます。彼のことを「信用できない。話を盛っている部分がある」と。
それでも米国人の多くの人たちの憎しみに直接語りかたけて、苦しみを和らげたのでした。
 
元総指揮官の淵田と爆撃手だったデイシェイザーは出会い、友人となります。
そして淵田は73歳で亡くなります。
 
ディシェイザーさんのその後の人生にも波がありました。
息子がベトナム戦争へ赴き、枯葉剤で傷つき帰って来た時にも、なんら親密な話をしなかったというのです。
息子は父親の仕事を理解してはいましたが…。
そしてディシェイザーさんも95歳で亡くなりました。
 
不思議な縁です。宗教が彼らを救ったのですが、では宗教がなかったら彼らは救われなかったのでしょうか?
私には淵田さんが、伝道をしながらまだ深い葛藤の中にいた気がしてなりません。
伝道をしていた年数が長かった彼らの人生は、その後変化はなかったのでしょうか?
ディシェイザーさんは戦争への無力感を感じていました。
そこをもう少し詳しく描いて欲しかったです。
 
にしても、大変なドラマです。
「無知は無理解を生み、無理解は憎悪を生み、人類相克の悲劇となる。無知から生まれる憎しみの連鎖を断ち切らねばならない」
淵田さんの言葉です。これは語り継がれなければなりません。
 
しかしどうやってこのような話をNHKは探し出すのでしょうね。
今年の夏も戦争の特番で暮れて行きます…。
 
 

「ノンママ白書」一話の感想

2016-08-15 14:06:45 | ドラマ
鈴木保奈美主演だから、録画を録ってたのに敬遠して見ていませんでした。
なんとなくこの人が苦手です。
しかし暇に任せて見てみたら、…何じゃこれは?
普通のドラマを意図的に壊してるのか?
初回は、三分の二くらいが女子会の座談会です。
バーみたいなところで女友達が並んで、自分の過去や気持ちを語りまくる。
いつまで経っても終わらない。
それが鈴木保奈美と菊池桃子の優しい囁きのような語り口で、とっても自然。
だからそんなに耳障りでもない。
保奈美さんはバツイチの子供なしで、広告代理店勤務のキャリアウーマン49歳。
桃子さんは独身。もう一人はフリーライター、子供なしの既婚者です。
 
老眼だの閉経だのを話し(おいおい赤裸々すぎるわ)、自分の過去を振り返り、雇用機会均等法やダブル浅野の話をし、なぜ自分たちが子供を産まなかったかを説明します。
なぁーんだ、一人一人の境遇を語って主要人物の説明をしたわけか。
後になって分かりました。

前述のとおり、みんな仕事に燃えるタイプなのに、声のせいかほんわかとして嫌な感じがしません。
時々現れるオーナーは三浦百恵さんの息子さんのようです。彼もふんわりしたタイプです。
保奈美さんは、ハラスメントのような色々嫌な出来事を乗り越え、企画?部の管理職にプッシュされ、就くことになりました。
 
彼女たちの時代は、仕事も子育ても両方やれる時代ではなく、やむを得ず仕事を選んだという経緯があります。
しかし今の風潮は「仕事も子育ても両方やる女性」です。
何となく、産まなかった過去を彼女たちは後悔してしまうのでした…。
しかしそんなことも言っていられないのです。土井玲子の仕事は新しいステージに入りました。
 
というような粗筋です。
エンドロールを見てびっくり。脚本家は伴一彦さんではありませんか。
久しぶりのお目見えです。今まで何してたんだろ?
弟子の遊川さんの方が有名になっちゃったけど、伴さんはそもそも大御所です。
これは見ないといけませんね。ファイトが湧いてきました。

しかし香山リカさんの名前が‥。参考文献をわざわざ記してあります。
何かと胸騒ぎのする面々です。
とにかくこれがどう続くのか。来週も見ることにしましょう。