今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ルーズヴェルト・ゲーム」一話の感想

2014-04-28 16:32:24 | ドラマ

「ルーズヴェルト・ゲーム」一話見ました。
予告では蒼々たる出演者で、企業ドラマの雰囲気だったので、半沢直樹の二番煎じかなと思いましたら、少し様子が違いました。

「ルーズヴェルト・ゲーム」と言うのはその昔ルーズヴェルト大統領が言った話で、
「野球のゲームで一番面白いのは7-8からのどんでん返しだ」「大量得点を入れられ、それを大量に点を入れながら怒濤の反撃をしていく試合」
それだけダイナミックな力の攻めぎ合いのことのようですね。そういう試合が面白いんだよ、と会長が社長の細川に話します。

舞台は青島製作所という、イメージセンサーなる物をヒットさせた中堅精密メーカーの話です。
社員1500人で年商500億だそうだからかなり大きな会社です。
抜擢されて外部から入った細川という社長(唐沢)が主役ですが、この人かなり頑固でスタンドプレイをする自由な人です。
一方古くから会社にいる経理上がりの笹井(江口)は、そんな社長とは水と油です。
社長の行動とは一線を画し冷静に問題に対処して行きます。

しかし社長も子供みたいな無邪気な振る舞いですね。
独断で別の銀行に融資を当たったり、探偵みたいな事をして、それが見事に当たったから良かった物の、見てるとハラハラの連続です。

ヒアリングと言って融資を続行していいのか銀行が視察する場面があります。
帳簿を見て難癖付けたり、すごく冷たい。
融資の人たちって普段からあんなに居丈高なんでしょうか。態度悪いです。
唐沢さんはやり手なんでしょうが、俳優としては声も演技も軽い気かしました。
この人はコミカルな役の方が似合ってるのかしら。重みに欠けます‥。
江口さんは落ち着いた感じでいいですね。
山崎努さんは「クロサギ」のフィクサー役とは違う好々爺の印象です。檀れいさんがここでも出ています。
忙しいですね。

会社の業績悪化の話の間にちょこちょこ社会人野球の話が挟まれてきます。
業績が悪いのに、3億もかけて野球部を維持する必要があるのかと銀行側に問われるのです。
笹井は「廃部にします」会長は延命したい、ようです。
野球の話は私には興味が無くて退屈です。そして筋が分からなくなります。
派遣会社の男の子、沖原という子がどうもキーパーソンらしいんですけど、この子が一体どうなるのか、マウンドでピッチャーの代わりをつとめたら、
剛速球を投げて、153キロでした。会場が静かになりました。
‥これから何か始まるんでしょうね。

配役がかなり見覚えのある人たちで、香川さんは相変わらずの悪役の立ち位置です。
ウッチャンみたいな融資課の課長、この人もどこかで見たぞ。
以前の役と混同して覚えにくいです。ですがこれも回が進めば自然と整理されるでしょう。

昨日のは、流れてる雰囲気が安直な感じでご都合主義の感じでした。初回だからしょうがないのかな。
社会人野球部が、柄が悪い。試合で相手を挑発してケンカにはなるし、簡単にライバルチームに移ったりして、モラルも低そうです。
野球部が雑に描かれています。が、これも回を追ううちに、成長して立派になるのでしょうか。

専務の沈着さと江戸っ子みたいな社長。懐が深そうな会長。(「数の問題じゃなくて、経営者は自分の主義を持て」と社長に諭します)
そして青島製作所野球部に突如現れた新人。さて野球部は生き残れるのか。快進撃があるのか。
全てはこれからです。


「ファースト・クラス」一話の感想

2014-04-21 09:20:01 | ドラマ

沢尻エリカ主演の「ファーストクラス」を見ました。
驚いたのは出演者の力の入れようです。
ファッション雑誌の編集室と言う設定のせいか、モデルと編集者そのまま地で行くような面々を揃えています。
佐々木希や菜々緒さん、田畑さん、板谷さん、三浦理恵子さんなどなど。脇役が豪華です。
珍しいことに、シーン毎に下にテロップが入ります。
それぞれの人物の心の声が字幕に現れます。
それが、実際のセリフとは裏腹の、意地悪な声ばかり。
「現実もこんなもんなの?」と思わず言っちゃうような。
いや、いささかやり過ぎでしょ、と思うくらいの本音です。
全部字幕が出るわけではないけど、見ていたらかなり疲れました。
こんなピリピリした職場、私なら嫌だわ~。

さて、主人公のちなみ(沢尻エリカ)は生地屋さんで働いています。とっても楽しそうです。
舞台は何か蒲田のユザワ屋を思い出しました。9号館まである大きな生地と手芸の専門店です。そんな感じの職場。
彼女は「ファーストクラス」という雑誌を毎号見てその世界にあこがれています。
そしてひょんな事からコネで「ファーストクラス」の編集部にバイトで入れるようになりました。

しかし、女同士の熾烈な水面下のせめぎ合い、そして何だか良く分からない独特のルールがある仕事場です。
面食らいながらも食らいついていきます。
理不尽な仕事を与えられ、読者モデルを数十人、声をかけまくって集めてきたのに、サラリと切られて、エリカ様は面子丸つぶれです。
集めてきた人から突き上げられてしまいました。
まぁ何とも‥。こんな露骨な事ってあるの?虐めですね。
誰からフォローされるでもなく、編集長からは傷口に塩を塗られるような事を言われます。
「業界ってこんなもんよ、嫌ならさっさと止めてかまわないのよ」的な‥。

しかし、業界物ってやたら厳しさを売りにしますよね。
そこまで酷いか?非人間的な事を見せてやたら煽る。
最近のドラマは業界物って少なくなったけど、でもファッション誌って今は落ち目なんでしょう?
内部で虐めや水面下の抗争してるほど余裕あるの?って言いたくなりますね。

大体、綺麗に着飾ってる人ほど、エゴイストや策略家に見えませんか?
エリカ様の服装のダサさや生地屋で楽しそうに働いている姿の方が、ずっと好感持てます‥。
それでいいじゃないですか、何でこんなツンツンした女の溜まり場に行かなくちゃならないの?と思ってしまいます。

昔見た「1リットルの涙」のドラマですが、あの時の役のエリカさんがとても良かったです。清純で‥。
その印象が拭えません。彼女の私生活はあれだけど、あのイメージだけで好感を抱き続けているのです。

それはさておき、案の定、モデルの佐々木希は摂食障害の様子ですし何やら薬をがぶ飲みしている。訳ありな感じです。
最後のシーンではエリカさんが何を悟ったのか目をぎらつかせて虚空を睨み付けてました。
今までの態度が一変して、これからは業界に戦いを挑んでいくのだと思われます。

今回のランク付けはエリカさんが最下位でしたが、毎回ランクを駆け上がったり、貶められたりして順位を伸ばして行くのでしょう。
脇役の男性が少し物足りないですが、ゲストで強烈な個性の男性が出てくるんでしょうか‥。


「続・最後から二番目の恋」一話の感想

2014-04-18 16:55:39 | ドラマ

ドラマ好きな友人が私にこう言いました。
「ねぇ、最後から二番目の恋、見る?私もうお腹一杯よ、あれ」
私も全く同意でした。「そうよねー、もうあれ以上面白い所なんてないでしょ」
と返したのですが‥、昨日はその予感が全く外れていない事に気づきました。
二番煎じと言うか、燃え尽きた残りかすみたいな感じで、全てが新鮮じゃない。
ドタバタしてて、無理矢理なかけ合いが鬱陶しい。
「なんじゃこりゃー!」と失望を隠せませんでした。
しかししかし‥
今日録画を見直したのです。
そしたら、あれ不思議。
「うん?‥これ結構面白いじゃん」と、自分でも意外な感想を呟いてしまったのです。

何でしょう。私って‥。全て録画で見直すと面白いと思っちゃうんでしょうかね。
慣れるんでしょうか?その世界に。
なので、今日の午後見た録画は、昨日と違ってふんわかと優しい気分になりました。

よくよく見ると、登場人物が少しずつ立場が変化してるんですね。
千明は副部長になって、管理職になった。
大好きだったドラマの現場を離れてしまった。毎日書類にハンコばかり押して、人を育てるでもなく、空しい。
明るく振るまってるけど、内心「このまんま定年まで行くんじゃないか」と不安に思ってる。
だから新橋のガード下で知らないサラリーマンと大騒ぎしたりしてしまう。
ドラマの原作者の承諾を得ようとフランスへ飛び立ったはいいけど、ビジネスクラスの席で「その件は既に部長が承認をもらっています」と
メールが来て、がっかり‥。空振りもいいとこ。
一方、和平は世界遺産登録の失敗を引きずっている。
娘も急に女っぽくなって男友達を作っている‥。何だかモヤモヤした毎日です。

そういう二人のままならない状況の中で、ストレス発散みたいな会話の応酬があったり、またフランスのニースでの泥酔や海でのふざけ合いがあったりするわけです。
ドラマの会話をよーく聞いてみると、なるほど、つじつまの合う話の内容です。
ただただふざけたり絡み合ったりしてる訳ではないんだな、と思いました。

50歳近くになると、今まで一心不乱にやって来た事がフッと冷静になり、先が見えてきたりします。
今まで仕事に打ち込んできて何の迷いもなかったのに、突然寂しくなり、周りを見るとしっかりとした家庭があり、子供を育て終わってホッとしている時期だったりします。
そういう人たちが安定した人々に見えてしまう。
独身のキャリアウーマンの心理は微妙なのです。
そういう悲哀もあるんでしょうね。
小泉さんは明るさを強調した演技だから、淋しさはあんまり感じられませんでしたが‥。

まぁ結構面白いんじゃないですか。
中井さんの挙動不審っぽさとおっちょこちょいさ、善良さはどことなく安心感があり、親しみを感じます。
ワンクールで12回ですか。
どんな展開をたくらんでいるんでしょう。
次回に期待、です。


「アリスの棘」初回の感想

2014-04-14 11:28:19 | ドラマ

「アリスの棘」見ました。
初回って殆どが登場人物と、主人公の境遇と周辺の説明なのに、これはすごいスピードで進みました。
15分くらい経つと一人目の復讐が終了。(笑)
ぐいぐい進みます。

今回の復讐の主役は、藤原紀香演じる伊達講師。
これが悪辣な先生で、医者の風上にも置けない人物です。
表面はセレブで優しげな出来る医者を気取っていますが、その実態は患者を人とも思わないとんでもない医者。
「オペはトレーニング」「患者はマウスと同じ」「医者はね、三人殺してからが一人前よ」などとシラッとした顔でのたまいます。
過去には幾つもの最先端の手術をして、マスコミにも成果が書き立てられた事があるようですが、実際は数十人の患者を、実験材料のようにして
必要もないオペで死なせている。
そして医療の進歩こそが大学病院の意義だと信じているから始末が悪い。
自分を正当化してる勘違い医師です。

しかし一方、こういう面はもとから大学病院にあるものだと世間も知っています。
病気を診てもらいに行ったら、研修医の勉強や研究材料にされたという話を時々聞きます。
だからあながちこういう医者もいるのかな~と思いました。
ここまで来ると極端だけど、それに近い人もいるのかなぁと。

所で、上野樹里演じる明日美という新人医師の復讐の仕方が凄いです。
方法が普通じゃない、漫画的というか劇画的というか、意表をついていて、思わず笑ってしまう。
大体、明日美の部屋がマニアックです。壁一面に写真を張り付けてますが、その量が凄い。二台のパソコンを駆使してデータを集めている。
その様子も、目が座っていて怖い。もう狂気じみています。

今回の話は、伊達先生が最先端のノアという手術をしたくて、患者の画像をすり替えてしまいます。まぁなんというタイミング。
あのニュースを思い出してしまいました。
ノアの手術をする前に、明日美がこのインチキを皆の前で暴き、手術には至りませんでしたが。
明日美の堂々とした振る舞いと強さったら‥。
若いのにすごい。見習いたいです(笑)
伊達先生は婚約者の信頼も失い、他の先生方の前で、自分の信用も失ってしまう。
ザマーミロ!と視聴者はスッとします(私の意見でした)
更に、これだけでは済まないのです。
伊達医師の喉にスタンガンを当てて気絶させ、手術室で自分の父親のことを告白する。
伊達の手術ミスで亡くなったことを。
そして伊達が医者を辞めることを条件に、彼女のせいで亡くなった人々の訴訟を見送ってあげると脅迫します。
こういう医者に反省させるのは、普通のことやったんじゃダメですよね。正論なんて、何の効き目もないのです。
そこで極め付け。
明日美は伊達のお腹に、自分の父親の名前を刺青にして残しました。
もう、笑ってしまいます‥。こんなことドラマじゃなきゃできません。

伊達は大学病院を辞めていきます‥。
まぁ息つく暇もない展開でしたが、面白かった。爽快でした。

ところで、見ていて疑問に感じた所が幾つかありましたので書いておきます。
前半、明日美は蛭子師長に何かを頼んでいましたが、何だったのか?
ケーキの中から流れ出た物は何か、臭気のする物とは?
家族の回想で、車いすの少女が妹だとすると、何の病気か?そして兄弟の今は?

最後に謎のジャーナリストが出てきてあすみの正体を言い当てます。
次回からはこの西門という男とも戦っていかねばならなくなりました。

見ごたえのある一時間でした。注文をつけるなら、伊達先生のキャラクターがあんまり面白いので、一回だけで終わらせるには勿体なかったです。
何度も対峙し徹底的にやっつけて貰いたかったです。


「ブラック・プレジデント」初回の感想

2014-04-10 09:49:39 | ドラマ

初回を適当に見ていたので改めて昨日録画を見返しました。
そうしたら、リアルタイムで見ていたのと全く印象が違います。
面白かったですね~!

初めて見た時はドラマの世界に入っていけなくて、登場人物も殆ど気分の悪い人たちばかり。
「これは私には無理だわー」と思いました。
でもそれを予め分かった上で見ると、楽しむ余裕が出来ました。
沢村演じるブラック企業(どこが?)の社長のセリフには一つ一つ説得力があります。
対する社員や学生があまりにもひ弱なのが気になりますが‥。
気を吐いているのが黒木メイサの経営学の講師です。ちゃんとご尤もな事を返して、怯むことなく沢村に向かっていきます。
言うことも正論ばかり。頼もしいです。

それにしても、このドラマ、殆どが今世の中で起こってるニュースやネタから拾ってきてるようですね。
三田村の会社は上場企業(東証かマザーズか不明)で社員1200人、年商270億円のアパレルメーカーだそう。

年商270億というと日本で2000位くらいらしい、ネット関連ではないからさしずめ「サマンサ・タバサ・ジャパン」辺りの感じでしょうか。
その会社がドラマの中である会社を買収しようとしてるんだけど、15億で買収って‥少なすぎるでしょ。(笑)
何百億ないとまともな買収は出来ない気がしますけど‥。
アパレルの会社ってあんまり買収とかするイメージがないから変でした。
むしろユニクロにでも身売りすればいいのに。それじゃドラマにならないか。

突っ込みどころってのは、他にもあります。
労基法違反みたいな感じで社員に告発される場面が後半出てきますが、それはワタミの件を連想します。
重役会議に出てきた親友の小早川くんは有名な投資家の小手川さんを連想させるし、全て現実の社会を風刺しているというか、皮肉ってる感じです。
さてさてお膳立てはどうあれ、ドラマは人を引き付けるか、面白いかが勝負です。
そういう点では大いに楽しめました。

話は変わりますが、今の学生ってドラマを見てると、「会社起業して上場して金持ちになる」とか「映画撮る」とかすごく現実的ですね。
私の時代は、みな薄汚れていて野暮ったくて、でも心意気と反骨精神だけはあって元気が良かった。
しみじみ、今の若者はスマートでこぎれいになったなぁと感じます。
沢村は現代の社会で勝利者かもしれませんが、これから若者達とどうぶつかっていくのか。
大いに檄を飛ばし、自分も社会から攻められて断崖絶壁の目に遭って、お互い切磋琢磨して行くんでしょうね。
楽しみです。