「ルーズヴェルト・ゲーム」一話見ました。
予告では蒼々たる出演者で、企業ドラマの雰囲気だったので、半沢直樹の二番煎じかなと思いましたら、少し様子が違いました。
「ルーズヴェルト・ゲーム」と言うのはその昔ルーズヴェルト大統領が言った話で、
「野球のゲームで一番面白いのは7-8からのどんでん返しだ」「大量得点を入れられ、それを大量に点を入れながら怒濤の反撃をしていく試合」
それだけダイナミックな力の攻めぎ合いのことのようですね。そういう試合が面白いんだよ、と会長が社長の細川に話します。
舞台は青島製作所という、イメージセンサーなる物をヒットさせた中堅精密メーカーの話です。
社員1500人で年商500億だそうだからかなり大きな会社です。
抜擢されて外部から入った細川という社長(唐沢)が主役ですが、この人かなり頑固でスタンドプレイをする自由な人です。
一方古くから会社にいる経理上がりの笹井(江口)は、そんな社長とは水と油です。
社長の行動とは一線を画し冷静に問題に対処して行きます。
しかし社長も子供みたいな無邪気な振る舞いですね。
独断で別の銀行に融資を当たったり、探偵みたいな事をして、それが見事に当たったから良かった物の、見てるとハラハラの連続です。
ヒアリングと言って融資を続行していいのか銀行が視察する場面があります。
帳簿を見て難癖付けたり、すごく冷たい。
融資の人たちって普段からあんなに居丈高なんでしょうか。態度悪いです。
唐沢さんはやり手なんでしょうが、俳優としては声も演技も軽い気かしました。
この人はコミカルな役の方が似合ってるのかしら。重みに欠けます‥。
江口さんは落ち着いた感じでいいですね。
山崎努さんは「クロサギ」のフィクサー役とは違う好々爺の印象です。檀れいさんがここでも出ています。
忙しいですね。
会社の業績悪化の話の間にちょこちょこ社会人野球の話が挟まれてきます。
業績が悪いのに、3億もかけて野球部を維持する必要があるのかと銀行側に問われるのです。
笹井は「廃部にします」会長は延命したい、ようです。
野球の話は私には興味が無くて退屈です。そして筋が分からなくなります。
派遣会社の男の子、沖原という子がどうもキーパーソンらしいんですけど、この子が一体どうなるのか、マウンドでピッチャーの代わりをつとめたら、
剛速球を投げて、153キロでした。会場が静かになりました。
‥これから何か始まるんでしょうね。
配役がかなり見覚えのある人たちで、香川さんは相変わらずの悪役の立ち位置です。
ウッチャンみたいな融資課の課長、この人もどこかで見たぞ。
以前の役と混同して覚えにくいです。ですがこれも回が進めば自然と整理されるでしょう。
昨日のは、流れてる雰囲気が安直な感じでご都合主義の感じでした。初回だからしょうがないのかな。
社会人野球部が、柄が悪い。試合で相手を挑発してケンカにはなるし、簡単にライバルチームに移ったりして、モラルも低そうです。
野球部が雑に描かれています。が、これも回を追ううちに、成長して立派になるのでしょうか。
専務の沈着さと江戸っ子みたいな社長。懐が深そうな会長。(「数の問題じゃなくて、経営者は自分の主義を持て」と社長に諭します)
そして青島製作所野球部に突如現れた新人。さて野球部は生き残れるのか。快進撃があるのか。
全てはこれからです。