今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

今日の新聞(平成25年9月28日)を読んで

2013-09-28 11:55:48 | ニュース

毎日の日課で新聞を読んでいるのですが、2時間半もかかってしまいました。
一日24時間しかないというのに、何という時間の無駄づかい。習慣になってるので読まないと気持ちが悪いのです。
読んでも読んでもまだある、時々膨大に感じます。
地方紙をいつか読んだら、とっても薄くて「これしかないの!」とびっくりしました。
朝日新聞は何を目的にあんな情報量を市民に投げかけるんでしょうか‥?

と言いつつ、結局読んでしまう自分です。
今日のは一週間のうちで一番読み応えがありました。なので、何か書いておこうと。
まず東電のあれですね。柏崎刈羽原発の審査申請。これをするだけでメガバンクの融資が継続の方向に行くんですね。
色々論議はあるでしょうが、それはさておき、私は福島第一の汚染水除去装置「アルプス」の試運転が始まった事が嬉しかったです。
でも試運転なんだよね~。一刻も早く運転再開して、汚染水の除去をガッツリやって欲しい!
頼みますよ!

みずほ銀行が暴力団関係との取引を2年間も続けていたとありました。
新聞読んでみると、半沢直樹の銀行でも起こっていた統合した銀行同士の派閥争いみたいな事が続けられていたんですね。
それも一因で、こういう事も起こったようなんですね。
つくづく金融業って、モラルだけでは動けない大変な業界です。綺麗なだけじゃやっていけない。
しかし、一般の人のお金集めて正当な融資もせずに内部争いって、空しくないのかなぁ。
暴力団関係の融資は辞めて貰わないと。やっぱりその辺はきちんとして欲しいです。

受刑者にも選挙の権利がある、と大阪高裁が判決しました。
何か常識的に考えて、無くてもいい気がするんだけど。司法は最近アグレッシブなんですね。
世界の流れに沿おうとしてるらしいですね。私たちの頭が古いのか‥。

JR四国が78カ所の橋について補修が必要とされながら手をつけていなかったとか。
今年度中に工事する予定なのは5カ所だけだと。最も古いのは23年前から放置されてたとか。
業務に手一杯で補修まで手が回らない?北海道の件といい、どうなってるんでしょう。
民間へ移行した方が良くなると言いながら、時が経つとゆるくなるんでしょうか‥?大丈夫なんですか、日本は。
こういう公共性のある業務はやっぱり国の方がいいのかなぁ‥。

シリアの内戦で、アサド政権と戦う反体制派へ、チュニジアの少女が送り込まれてるとありました。
性の相手、「性のジハード」とされ正当化されてるみたいだけど、妊娠したら帰国させられるとか。
どこかで聞いたような話です。戦争になると常識が非常識になるんだなぁと。
少女というのが痛ましいです。プロならまだしも。

日課は終わったので午後からは遊びに行くぞ!
と意気込んでみたものの、ちょっと疲れてしまいました。新聞の毒気に当たったか?(冗談です)


「半沢直樹」最終話の感想

2013-09-23 12:53:32 | ドラマ

大変な反響ですね。こんな複雑な内容のドラマを皆が見ているとは。
視聴率が凄いことになってるようですが、元々日曜の夜なんてお休みなんだから、初めから条件がいいに決まってます。
チャンネル権持ってるのが主婦や娘さん、それにサラリーマンの男性が好む題材なんたから、視聴率がいいのは当たり前でしょうね。

しかし昨日私は遠出して疲れていたので、途中で寝てしまいました。
夜中に起きて録画見たのですが、さっぱり頭に入りませんでした。
今日もう一度録画を見、内容をメモして相関図も入れて、な~るほど。
やっと理解出来ました。

それでどうにかこの壮大な(?)込み入った話が分かりました。
してみると、面白い。もう最後はつじつま合わせ。
岸川の娘が突然金融庁の黒崎と結婚する事になってたなんて、いくら何でも付け足しでしょ‥。

しかし見所は自分を裏切った近藤を赦した下りですね。
剣道で激しい打ち合いをした後、訥々と本音を語る。
銀行員の辛さ、報われなさを語りながら、近藤を思いやる言葉がぐっと来ます。
「田宮社長の情報をつかんだのはお前の実力だ。誰だって生きて行くのには金も夢も必要だ。お前は銀行員として当然のことをしただけ。お前は何も悪くない。返って俺がお前を巻き込んでしまって悪かったな」と。
何という優しさでしょう。
こういう弱い人への思いやりが彼の本性を語っています。
ミッチーと半沢が近藤の肩を叩いて、笑顔で「お帰り」と迎える場面は感動的です。

語り部は常にミッチーです。傍らにいてドラマの解説をしてくれています。
この人が話してくれなければ分からないでしょう。
「お前はいつも誰かのために動いてきたな」とか。
銀行員は人のために生きることが大事と。理想ですね。

最終回になってやっとキーパーソンが明らかになりますが、大和田の腰巾着のような岸川が意外にも大和田を裏切り、
しかも黒崎を婿養子にする予定だったのですね。
いやーこんな内輪同士で関係が絡まり合ってるとは。
現実ならあり得ないでしょうね。

岸川部長を追い詰める場面はもう優しい顔の半沢ではありません。
「脅しじゃないの?」と思わせる凄みがあります。
「報告書を取り下げろ」と交換条件を示して迫る大和田にもひるまないで「あなたへの場合、100倍返しです」と言いのける。
こういうアクの強さも半沢の魅力ですね。

最後の山場、重役会議で報告書を発表する半沢。でも近藤の裏切りで一部裏がとれていない。
そこを突かれると、急展開、大和田の妻の会社の財務状況や大和田個人の預金残高を打ち明けます。
妻は何といくつもの街金から借金をしていましたし、大和田はマイナスの預金です。これが今までの話の証明になったのです。
そして、大演説をぶつのです。これが全く正論で、聞いてると涙が出そうでした。
銀行と言う物をこれほど適切に表現した言葉はないでしょう
「こういうテーブルの上で詭弁を並べ立て、黒い物を白に変えて生きてきた。派閥を作りお互いの顔色を伺い、けん制し合い、自分たちのことばかり考え、弱い物を切り捨てて問題を先送りして来た。もう銀行は既につぶれている様な物だ。本当に銀行を必要としている人がいるのに‥」

そしていよいよ大和田を追い詰めると「前に約束していた土下座をここでして下さい」と言う。
「あなたが土下座するのは、今までトカゲのしっぽとして切り捨てて来た全ての人と会社に対してです」
と大上段に振りかぶって言います。
半沢の父親が大和田から25年前に受けた仕打ちの敵を取った場面ですが、にらみ合い、涙と鼻水を垂らして叫ぶ場面は、迫力です。
思わずもらい泣きしました。
一方「おいおい、こんな馬鹿男に言ったって無駄でしょ」と妙に醒めた感情が起こりました。
(香川さんだって個人的には親子関係で苦労してるのに)と大和田さんにも同情が沸き上がります。
ぎりぎりと崩れ落ちる大和田。何故か可笑しくて「もう笑うしかない‥」ここからは笑うだけでした。
泣いたり笑ったり忙しすぎです。

さて数日後、まるで憑きものが落ちたようなさわやかな大和田に、頭取が下した辞令は「常務から取締役」だと。
拍子抜けです。
それに反して周りから「副部長に昇進だよ」とはやされながら向かった半沢に頭取の出した辞令は「証券会社へ出向」‥。
何ですか?
う~ん‥。そうは問屋が卸さない。
めでたしめでたしでは終わらない金融業の業の深さを表わしていると言っていいでしょう。

何やら頭取にも別の思惑がありそうです。
続編がすぐにでも見たい最終話でした。続きは来年の正月明けのクールになるのかなぁ。
面白くて大満足の最終話でした。


「夫婦善哉」最終話の感想

2013-09-17 12:27:08 | ドラマ

4話だけなので最終回は大急ぎでした。
別府に新天地を求めてやってきて、化粧品の卸と小売りを始める柳吉と蝶子。
蝶子の商才と努力もあって大いに繁盛します。
所が次第に時代の波が押し寄せて物資が足りなくなり、品物が卸せなくなったりしてきます。
しかしそれまでは別府の温泉街の人々や様子、ダンスホールの楽しげな雰囲気が生き生きと描かれています。
全てがレトロで美しいです。特に蝶子の着物姿は格段でした。
着物があでやかで、立ち姿の美しいこと。
登場人物も同様で見とれました。
目を楽しませてくれるドラマです。

やがてしがらみがまとわりついてきます。
蝶子の弟は肋膜で兵役から帰ってきて、材木屋へ再び奉公に行きます。
恩人の金八は、鉱山士の夫の仕事が思わしくなくて、また芸者さんの世界へ。
柳吉は元気がありません。
見ていると本当にこの人は蝶子を好きなんだろうか?と疑ってしまいました。そういう場面がなかったですし、蝶子もどういう理由でこの人を好きなのか分からなかったですね。
ただ「あんたと世界一の夫婦になるんや」という意思表示はありましたが。一方的に好きなのかと思っていました。
周りの状況説明に忙しくて、二人の感情の機微は描けなかったんでしょうか。

今回で一番心に刺さったのが柳吉のこの台詞です。
「いいな、あんたは。わいを一人前の男にしたいとか、世界一の夫婦になりたいとかお題目抱えて、そこめがけて生きていけばいいんだから」
「けどありえんことや。ど腐れの根性は変わらん。ダメなんや、俺はいい加減でだらしない男や」
そしてはっきりとこう指摘します。
「あんたはそういうだらしない男がいないと生きてけへん女なんや」
世界一の夫婦なんかにはなれない‥と酒をあおります。

この言葉が強烈でした。
普段から私は、「恋愛なんて実はどちらかの幻想じゃないの?支配したい女と、されたふりをしている男のだまし合いじゃないの?」と思っていました。
恋愛関係になったとたん、支配力を発揮して思いのままに相手を動かす女性の多いこと。
私は恋愛って共依存じゃないかと思っていたので、このセリフがぐさっと来ました。
蝶子は朗らかでバイタリティ溢れる女性です。
困難を次々と打ち負かして二人の生活を立て直して行きます。
でも今ひとつ納得行かないというか、柳吉に惚れる気持ちが理解出来なかったです、私は。

織田作之助は無頼派と呼ばれる作家の一人です。
酒におぼれたり芸者としつこい付き合いをしたり‥。デカダンな生活を題材にしているイメージがあります。
ありきたりの文学やしきたりに反発してたんでしょうかね。
何かもっと繊細な二人の感情の綾を見たかったです。欲張りかな。
でも全体の雰囲気はとっても素敵でした。
最後のぜんざいを食べるシーン、あのぜんざいが美味しそうで、二人の未来が幸せな物に思えました。



「Woman」最終話の感想

2013-09-12 09:44:54 | ドラマ

知らない間に最終回になっていましたね。
主人公の小春の夫の凄い事件が起こって(痴漢えん罪と事故死)さてどんな波瀾万丈があるのかと期待してたら、いつまで経っても事件が展開せず‥。
私は小春がえん罪を晴らし、事故の解決の為に果敢に行動するのを期待してたのですが‥。
それはこの作家(脚本家)の本領ではありませんでした。
だから見ながら毎回期待外れで、う~ん、不完全燃焼。
勝手に期待した私が悪いのですけど。
このドラマは、細部を語るというか、そういうデリケートなドラマなのですね。
私の友達は「すごくはまった」と言っていました。
特に二階堂さんの演技が素晴らしいと。緊張感ある台詞や間の取り方がいいんだとか。
私にはさっぱり分かりません。むしろ彼女が出るとそのダメっぷりに苛々してしまいます。
「もっと自分を何とかしなさいよ」と喝を入れたくなってしまいます。
今考えるだけで苛々します。私と友達は違ったタイプの視聴者なんでしょうね。

始まってから、回が進むにつれ、大体結果は見えてましたよね。
再生不良性貧血が骨髄移植によって救われる。それを救えるのは異父姉妹の妹、栞だけ。
ならば、栞が小春に提供することが今までの行為の贖罪となる、という風に。
誰もが推測したストーリーでした。そして無事そうなりました。やれやれ、ホッとしました。

終わって振り返れば、清々しい演技の満島さんや子供たちの明るさ素直さ、小林さんの朗らかさなどが心に残ります。
ほのぼのとした印象です。
私は子供がちょっと気に入りませんでしたけど。自然さの不自然さというか。ちょっとやりすぎなんじゃないの、と。
まぁこれは私がひねくれてるだけですので、気にしないで下さい。(笑)
母親役の田中さんの演技は多くの人が褒めていらっしゃいましたね。
私は重すぎて違和感を感じていましたが、終わってみると「あ~、ああいうおばさんが割と一般的なんだ」と気がつきました。
ホントに普通の平均的な人を演じているんですね。
自分を基準にしちゃあいけません。
そしてあの人は、重苦しいながらも全然普通に色んな事をこなしている。
きちんと向き合って行動している。その辺が母親の底力です。一家の中のお父さん役です。
出来れば夫がどういう人だったのか、少しでも出てきて欲しかったです。

重苦しい主題ながらずぶずぶに暗くならなかったのは、一人一人が真実を受け入れているからなんですね。
そこの所はすごいと思いました。
このドラマの荒筋はいずれ忘れられるでしょうが、小春のキャラクター、母親の田中さんのキャラクターはいつまでも見た人の心に残ることでしょう。


「ガラスの家」一話の感想

2013-09-04 14:34:31 | ドラマ

大石静の3年ぶりのNHKのドラマと言うことで、期待せずに見てみました。
「セカンドバージン」の時も何回かは見たんだけど、話について行けず脱落しました。
そもそもこの手のドロドロが性に合わないのです。でもまぁちょっとは気になるので、観てみました。

やはり始めから終わりまで失笑しっ放しでした。ごめんなさい~。
いえ、なかなか良く出来ているのですよ。
22年前の航空機事故で身内を失った同士の恋、財務官僚、親子の仕事に対する考えの対立、豪邸、などお膳立てがドラマチックです。
それにしても初めの場面。
フランスの断崖絶壁で手を繋いで空を仰ぐ二人、です。義母と長男。これは何をする所なんでしょうか?
飛び降り自殺?これは物語の結末なのか?
でも説明の無いまま画面が終わってしまいました。

まず、舞台というか、家が素敵です。
滅多にないような非日常的なインテリア。センスの良さを感じさせます。
らせん階段や北欧風の暖炉。そこにぴったりの謎めいた新しい妻。
夫は「胃腸薬のコマーシャルの人」くらいにしか認識がなかったです。俳優さんなんですかね。

しかし恋愛の末結ばれたにしては二人が仲がいい描写がありません。
夫は何故彼女と結婚したのか甚だ疑問です。
一々命令口調だし。観ていてムッとします。
でもまぁこういうタイプはきっといるのでしょう。
井川さんは、綺麗でフンワカした所のある美女です。
言わせて貰えば、もう少しオーラが欲しいなぁ‥。
何か今ひとつ輝きが足りません。
斉藤さんは声も良くてあの役にぴったりで、中々好演していました。
でも時たまネットで見かける本人の噂などが頭を過ぎって、少し白けてしまいました。

新しい妻は朝から豪華な朝食を作ったり、「私は学歴のない普通の女だから」と卑下していますが、何かを隠しているような気がします。
家事能力の高さが表わしてるように、何かあるんでしょうね。

それにしても、描写が生々しいです。新しく来た母親に、夫も息子も興味津々の目を投げつけます。
これはエリートを嫌みっぽく表現したのかな?
こんなに露骨に普通は見ないぞ。セクハラじゃないか‥。
一方瑛太の弟さんは、素直で伸び伸びしたいい雰囲気を出しています。
来週もまた見ようと思います。きっと楽しませてくれるでしょう。