映画「ボス・ベイビー」の感想

テレビの宣伝があまりに可愛かったので是非一度見たいと思い、昨日行ってきました。

行った途端後悔しました。何しろ親子連れが多い。（これを見て今が春休みだと気づいた）しかも2，3歳の子もいるではないですか。
にしても、ボスベイビーはキャラクターとしては可愛いけど、でも「ボス」と言うくらいだから中身は大人でしょ？大人の話が子供に分かるの？
と思いつつ、見始めました。

 

いつ山場になるのだろうと期待しながら本編を見ていましたが、まぁ山場となる話はあったのですが、それがまったく生きていません。
もう少しそこを強調すれば良かったのに‥惜しい。
繰り出されるギャグと破天荒な成り行きに目を奪われ、山場が目立たなくなってしまったのでしょう。
後半は「は？」と思うことが矢継ぎ早にあらわれ、両親がラスベガスへ連れて行かれる辺りから整合性もなくて、多分アニメとはこういうものでしょうけど
ポカンとしたまま終わってしまいました。

 

観客席から一度も爆笑はなく、ボスベイビーの行動にクスッと子供が何度か笑っただけでした。

これを作ったのは米国の日系人らしいですが、米国のアニメの騒々しさがどうも私は受け付けません。
日本のホンワカした雰囲気は特別なんでしょうか‥。
しかしエンディングの歌が流れた時、それが余りにいい歌だったせいか、席を立つのも惜しく聞き惚れました。

そして何故か涙がにじんだ（歌の力）

 

今日振り返ると、あれは大人に見せるアニメなのか子供に向けたものなのか？どっちなんだろうと思いました。

ペットの犬の方が赤ちゃんより強い愛情の対象となる昨今を反映して、赤ん坊の地位奪還のミッションを受けて活躍するボスベイビーですが、着想は面白いですよね。
私はこのボスベイビーのキャラクターが好きで、とにかく癒されます。見てるだけで笑いがこみ上げてくる。
出来れば目をもう少し小さくしてシリーズ化して欲しいです。また、最後の方に出てくるフォエバーわんこも最高に可愛かった！

レンタルになったらまたじっくりと一つ一つ見直してみたいです。