今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「僕らは奇跡でできている」8話の感想

2018-11-29 10:46:36 | ドラマ
いよいよ登場人物たちが動いてきました。
先週驚きの展開がありました。
なんと一輝が突然山田さんに「僕はあなたから生まれたんですよね?」と言ったのです。
そんな気配はこれまで一度だって見せなかったのに。

今週はここからです。言葉に詰まる山田さんでした。どうやら親子だというのは事実のようです。
気まずい空気のまま数日が過ぎ、山田さんが一輝に向かい合ってきちんとした説明をしました。
それによると、山田さんは一輝の実の母親でした。
しかし、育てていく過程で山田さんは大変な苦労をしました。
周りの子とあまりに違う子供が一輝だったため、普通の子にしようとやっきになりました。でもならなかったのです。
一輝がこうなのは自分の責任だと自分を責め、山田さんは一日だけ温泉へ逃亡しました。
直ぐ帰ろうと思ったのに、一日伸ばしにし、ずるずると家に帰らず、結果母親を放棄した格好になりました。
そして再び成長した一輝の前に現れた時には、事実を隠し、家政婦として家に住み込むことにしたのです。
 
何という摩訶不思議ないきさつでしょう。
何日か逃げたとしても、母親なら気になってたまりませんよね。後ろ髪ひかれるでしょう。帰ってきてもいいはずなのに…。
それが出来なかったのは「先送りにしてしまう性質」で一輝の中にもそれがあると一輝は語っています。
実の親だというのを隠して家政婦として住み込むというのも…あり得ない話でしょう‥。
でもこの家族、お爺さんも変わり者だし、その娘も孫もみんな変わっています。だからこの家族だからあり得るのかなと思ってしまいます。
 
こういう経緯がありながらも、一輝の家族はみんな生き生きと自分の人生を生きています。
自分を卑下したりせず一輝はいつもはっきりとモノを言い、周りの人に左右されたりしない。悟りを開いた人のようにも見えます。
そして、なんとあの歯科医の育実さんが徐々に態度が変わってきました。

軟化したというか、元カレとのことが吹っ切れて柔らかくなってきました。一度も行ってない料理教室をやめて、山田さんに料理を教わったりしています。
一輝のフィールドワークに付き合い飲み会にも出て、ぐんと距離が近づきました。
プンプンしてた育実さんと全然違う人のようです。
なるほど、このようにして人って距離が縮まるんだなと思いました。
どうやらいいムードです。
今週が一つの山場だったんですね。山田さんが母親だと分かったこと。
一輝が育実に「家の中で気まずい空気になった時はどうすればいいんでしょう?」と聞いて、育美が「家族だったら普通にしてれば自然と直る」と言ったのが
印象的でした。なるほど、これはいい言葉だなと。

肩の力を抜いて見られるいいドラマです。
段々見るのが楽しみになって来ました(遅い?)
このドラマが感じいいのは一つに、配役のセリフがほぼ敬語だからなんですね。
きちんとしていて響きが良く、変な意味合いがないのでまっすぐ耳に入って来ます。

NHKスペシャル「シリーズ人生100年を生きる命の終わりと向き合う」第二回の感想

2018-11-27 11:30:32 | テレビ

「人生100年時代を生きる」シリーズです。1回目を書いたからついでに2回目の方も見てみました。
今回とてもすっきりしたまとめ方でした。
今の医療技術がかなり進んでいるので、終末期の高齢者も生かし続けることが出来るようになりました。
人工呼吸器、胃ろう、透析などによって。
その結果、高齢者は命があると言うだけの生をどこまでも生き続けることになってしまいます。
果たしてそれが本人の望んだ生き方なのか?

終末期を迎えた高齢者を家で看取ると決心した家族が多くやりがちなのは、高齢者の容態が変わった時に慌てて救急車を呼んでしまうことです。
もし呼んでしまうと救命治療が施され、そのまま延命医療へ移行してしまうのです。これは知りませんでした。
その結果、本人は線に繋がれて生き続けなければなりません。
勿論、回復する場合もあるかもしれません。が、それは非常にまれな場合だけです。
延命治療は家族にとっても不幸である場合が多いようです。

昔の人は、体が弱ってくると奥の部屋で寝かされ、段々食事も取れなくなるとかかりつけの医者から貰った薬を飲んで
自然に火が消えるのを待つといった感じでした。
いよいよ悪くなった時に医者に来てもらい、最後の診断をしてもらいます。大げさな治療はされないのです。

近い将来、認知症の人が700万人になるそうです。それらの人が皆終末医療で生き続けたら‥
家族の負担と医療費の負担は国全体で計り知れません。
何より本人の負担が大きいのです。

今医療界で高齢者と家族たちに進めているのは、
「終末期にどこまで延命措置を望むか」
「どういう終わり方が自分らしいのか」
元気な内に話し合って本人の意志を確かめておくことだそうです。

元気な内は、家族の間でもなかなかそういう話題を語り合いにくいです。が、人生の集大成をサポートすると考えれば‥
ここは一つ気持ちを切り換えて、話をしなくてはなりません。
見ていて、覚悟が必要だと感じました。

平和で安全な世の中。でも常に人の生き死にはあります。
事故や災害が起これば、どこでも誰でも命の危機にさらされる可能性があります。
急激に増える高齢者だけの問題ではなく、私たち共通の問題でもあるのだなと思いました。

 


NHKスペシャル「シリーズ人生100年を生きる 終の棲家はどこに」第一回の感想

2018-11-20 00:07:20 | テレビ

気の重い話題です。こういう話題は体力のある昼間に見ないといけません。

誰もが通る老いという道ですが、その現実をどう受け入れどこへ繋げていくかていくか難しい問題に迫ります。
介護度が比較的軽い人を受け入れる特別養護老人ホームという施設があります。手頃な料金のため希望者が多くて、今待機者が30万人いるそうです。
政府は、対策のため民間の施設を許可しました。
それがサービス付き高齢者向け住宅、サ高住というものです。ここへも多くの人達が入居しています。
しかし問題が発生しているのです。それを取材したのがこの番組です。

要介護は1から5まであって、要介護1は介護報酬が17万、5になると36万だそうです。まぁ何と高いのでしょう。
番組では「お年寄りに最後まで寄り添いたい」という介護職の男性が紹介されていました。
頭の下がるような立派な志です。でも見ていると、理想とほど遠い仕事に目を奪われます。

高齢者はおとなしくしている人ばかりではありません。勝手に動き回り、徘徊します。
介護職の人は、その人たちを探し回らなきゃならないのです。
かかり切りになってしまいます。また認知症のために幻覚を見る人などにも対応しなければなりません。
徹夜で見張る毎日、それでも経営は赤字なのです。
理想からほど遠い現実に、介護職の男性はうちひしがれます。

そういう施設が多くて経営が難しくなると、施設では介護を合理化する方向へ向かいます。
動き回る手数のかかる人を入れずに、寝たきりの要介護5の人を優先して入居させたり、色々工夫がされるのです。
要介護5の人を入れた方が、施設では高い介護報酬が入りますよね。
人の生き死にがビジネスかい‥と言いたくなりますが‥

(初めの方で、認知症が年ごとにどれだけ増えていくか説明がありました。恐ろしいことに65歳では認知症の人が2%なのに、5年ごとに倍々で増えていくのです。85歳ではなんと同世代の人の55%が認知症になるというデータ。
老いというのは加速度的に進むのですね)

しかし、最近では要介護度を下げる試みをしている施設があるそうです。
その他にもいろいろ入居者の方にも経営者にもいい方法を試行錯誤しているようです。
経営難から脱皮しようとしているのですね。
ここに僅かながら希望を感じました。

阿川さんは父親を見送った後、周りの人の助けを借りて、今は母親の介護もしているそうです。
「認知症の親と話していると精神的なストレスが溜まる」と言っていました。私がまさにそうでした。
経験から介護の苦労についてよく理解されており、阿川さんは適切な意見を述べておられました。

親が老いて手に負えなくなって行く。更に我が身の衰えとも向かいあわねばならない。
人生の終盤は経験したことのない重荷が待っています。
この回で知らなかった現実が分かりました。
2回目も録画してあります。続けて見る気にならないので、少し間を開けて見てみようと思います。


「獣になれない私たち」6話の感想

2018-11-15 15:05:53 | ドラマ
昨日見ている内に苛々してきて、それ以上見るのが苦痛になり、切ってしまいました。
今後見なくてもいいと思ったのだけど、今日になって何故そう思ったのか確かめようと思い、録画を見てみました。
そうしたら大体次のようなことが原因かなと思いました。

一体何をしたいのか分からない テーマは何なのか?
ビジネスの話を描きたいわけではないのだろうけど、ビジネスの話を匂わせてるのがうさんくさい。それとも単に大人の群像を描きたいだけなの?
にしては、あっちとこっちが寝たとか当てつけで関係無い男と路チューしたとか、軽いと言うより幼稚。
恋人同士がキチンと向かい合って話し合っていない 相手の気持ちを勝手に推測して独りよがりな行動をしている
そのために起きるすれ違いに殆どの原因あり
やっぱり幼稚

会社の話が全てコント しかもここでもまた、あっちが好きだとかこっちが好きだとかまるで中学生のよう

大体当事者にとって大事なことを何故バーのカウンターで話したり、試着室の隣で話したりするの?

カイジと言う人がまだ出て来ない 重要な人物なのに 
そして、恒星はカイジの事を調べたいなら検索して調べたらいいでしょ?
何でバーにたまたまきた子に聞くかね
人物といい舞台といい全てが古くさくて昭和のドラマみたい
 
パートがことごとく失敗しています。これは修復可能なんでしょうか?
せっかくのガッキーが台無しですね。 
松田さんはいい味出しています。が‥ちょっと間違うと不審者のようにも見える‥
まだ中盤なので、ここからなんとか挽回して欲しいです。出来るものなら。

「SUITS」6話の感想

2018-11-14 10:35:29 | ドラマ
一話完結なので一回見逃しても入って行きやすいですね。
今週は一話だけでは尺が足りなそうな話でした。
粗筋は次のようなものです。
慈善団体が投資した投資会社への20億円が、どうやら焦げ付いたよう。
投資した会社が破産しそうだという噂と、戻ってこない恐れがある、それを調査して欲しいという依頼がきました。
チカはそれを甲斐と蟹江にやらせます。
しかし、二人はどうにも波長が合いません。それぞれ勝手な動きをして、上手く行きません。
蟹江が轟ファイナンスの経理部長を問いつめていたら、部長が急に体調に変化をきたし、倒れて帰らぬ人になってしまいます。
また、甲斐が請け負っているアテナリゾートの社長から依頼がありました。会社の金から一億が奪われた。それを解決して欲しいと。
それは娘がやったことでハッキングでした。この娘が大変な跳ねっ返りで、昔は薬の売人をしていたこともあったとか。
今は環境保護に関する研究をしています。が、小さな島にリゾートホテルを作って環境破壊をしている父親が許せないと言うのです。
華名はいとも簡単にハッキングをして、色んな所の情報を盗んでしまいます。
甲斐の部下の大貴は実は本物の弁護士ではなく、ハーバード大卒の鈴木大輔という人になりすましているのですが、それを見抜いてしまいました。
この件がどう轟ファイナンスの件と関わるのか見ていたのですが、分かりません。

更に、轟では経理の米倉が内部資料を持ち出して来ます。そして亡くなった小堺部長が破産申し立ての前に現金の一部を別口座に移していたのだと言うのです。
しかし蟹江は拒否します。亡くなった人に罪を押しつける嘘だと決めつけます。
蟹江は小堺部長の妻に会いに行くのですが、冷たく拒否されます。
このように自信たっぷりなのに蟹江は何をやっても裏目に出てしまうのです。

一方甲斐の方ですが、アテナリゾートの社長は娘を訴えることにしました。
ですが、甲斐は、どうも腑に落ちません。仲の良かった家族に争いが生じることが解せないのです。
蟹江は更に墓穴を掘ることになります。米倉が追いつめられて、蟹江に脅されてニセ帳簿を提出したと言い出しました。
説対絶命‥。

二人があんまりバラバラなのでチカは怒りをぶつけます。
結局アテナリゾートの藤原社長の本心は違うところにありました。藤原社長はホントは娘と争いなどしたくなかったのです。
そして、ついに本音が分かります。亡くなった母親が島にリゾートホテルを作りたいと願ったので社長は無理をしながらその仕事に没頭したのでした。
その間妻はガンで闘病していましたが、妻を蔑ろにしたわけではなかったのです。
それを知った華名は涙を流して父親を理解しました。

何と簡単な結末か‥、親子のすれ違いが原因とは。
ここまできてガクッとしました。
轟の件は、真相が分かりました。
インドネシアの発電事業が失敗だったというのは真っ赤な嘘で、初めから集めた金を使い込む詐欺集団のようなものだったのです。
なんつーこっちゃ‥
 
今回もまた一件落着、盛るだけ盛って安易な収束。
最後のオチは、鈴木がハーバード卒のニセ弁護士だというのが投書でバレそうになりますが、ななんと!
ハーバードのウェブが改ざんされて大貴本人の写真になっていました。
恐らく華名の仕業でしょう。何と粋な。
(こりゃーただ者じゃない)
これでニヤッとしましたね。
 
甲斐と蟹江の立ち振る舞い話し方がクサくて見るに堪えなかったのですが、やっと分かりました。
これは外国モノなのですね。その中の役者を真似しているんだ。やっと気づきました。
蟹江がイマイチなんですね、コンフィデンスの時はあんなに存在感があったのに。台詞を言ってるだけの下手くそな役者にしか見えません。
ですが、大分見慣れたので、今後も見続けようと思います。
最後になりましたが、保奈美さんのチカ役がキレイ!です。服装も見とれます。かっこよくてほれぼれしますね。