NHKの創作テレビドラマ大賞の作品です。
どんなものか興味津々でした。初め10分を見逃してしまいましたが‥
どんなものか興味津々でした。初め10分を見逃してしまいましたが‥
いきなりどんより重いテーマです。
主人公の保は、子供の頃別れた父親(明憲)が倒れて意識不明になった知らせを聞いて、父のもとに駆けつけます。
主人公の保は、子供の頃別れた父親(明憲)が倒れて意識不明になった知らせを聞いて、父のもとに駆けつけます。
父は昔、(おそらく20年くらい前)海に川獺がいるという嘘をついて、地域に大きな迷惑をかけました。
ずっと父は一人川獺を探していたのです。その理由を誰も知らず、妻とも亀裂が入り離婚したのでした。
父のそんな行動を、息子の保が知るわけもなく、謎のままでした。
が、30歳近くになった保が意識不明になった父親の枕もとに立つと、やがて様々なことが分かってきました。
叔母や父の知り合いを辿っていき、話を聞いてみますと、思いがけない事実が現れてきました。
保は、父の子供時代の深い苦しみを知ります。
ずっと父は一人川獺を探していたのです。その理由を誰も知らず、妻とも亀裂が入り離婚したのでした。
父のそんな行動を、息子の保が知るわけもなく、謎のままでした。
が、30歳近くになった保が意識不明になった父親の枕もとに立つと、やがて様々なことが分かってきました。
叔母や父の知り合いを辿っていき、話を聞いてみますと、思いがけない事実が現れてきました。
保は、父の子供時代の深い苦しみを知ります。
それは、子供にとってトラウマになるような大きな出来事でした。
14歳の頃に友達と海で父は川獺を見ます。
そのことで、父は公衆の面前で友達と二人、市の職員に問い詰められます。
本当に川獺を見たのか、と。
川獺は天然記念物です。大変な事なのでした。
もしいるとしたら、市が予定している工業団地は作れないというのです。
まだ少年の二人の目撃が、多くの市民の今後を左右するのです。
そのことで、父は公衆の面前で友達と二人、市の職員に問い詰められます。
本当に川獺を見たのか、と。
川獺は天然記念物です。大変な事なのでした。
もしいるとしたら、市が予定している工業団地は作れないというのです。
まだ少年の二人の目撃が、多くの市民の今後を左右するのです。
そんなぁ…。あまりに酷なこと。
カワウソがいたからと言って、子供に大事な判定を任ちゃいけないでしょ。
専門家に依頼して調査すればいいだけじゃないの、と思いました。
しかしそこがドラマです。
友達は「確かに見た」と言い張ります。一方、明憲は父親から圧力がかかったのです。
父は「証言するのはやめてくれ。自分たちの生活がかかってるから」と話し、息子に口封じを命じたのです。
素直な明憲は、父には逆らえなかったのでしょう。
父親の言う通り「川獺を見たというのは嘘です」と言ってしまったのです。
カワウソがいたからと言って、子供に大事な判定を任ちゃいけないでしょ。
専門家に依頼して調査すればいいだけじゃないの、と思いました。
しかしそこがドラマです。
友達は「確かに見た」と言い張ります。一方、明憲は父親から圧力がかかったのです。
父は「証言するのはやめてくれ。自分たちの生活がかかってるから」と話し、息子に口封じを命じたのです。
素直な明憲は、父には逆らえなかったのでしょう。
父親の言う通り「川獺を見たというのは嘘です」と言ってしまったのです。
裏切られたと失望する友人の徹。彼はその後も一人海岸で川獺を探し続けます。
手伝おうとする明憲に、不満をぶつけ拒否する徹でした。
徹はその後、海岸で足を滑らせ、帰らぬ人になってしまいます。なんちゅう悲劇…。
徹の父親も亡くなり、一人になった母親はこの町を出るのでした。
手伝おうとする明憲に、不満をぶつけ拒否する徹でした。
徹はその後、海岸で足を滑らせ、帰らぬ人になってしまいます。なんちゅう悲劇…。
徹の父親も亡くなり、一人になった母親はこの町を出るのでした。
そして今、徹の母は、すべてを保に打ち明けます。
徹が亡くなった後、大人になっても明憲は一人川獺を探し続けていました。
「川獺がいる」と言って市を騒がしたのは、亡くなった徹への贖罪だったのか…。
徹の母親は保に言います。
「あんたには大切にしたいものがあるんけ?かけがえのないものが出来た時には、それを大事にしてほしい」と。
徹が亡くなった後、大人になっても明憲は一人川獺を探し続けていました。
「川獺がいる」と言って市を騒がしたのは、亡くなった徹への贖罪だったのか…。
徹の母親は保に言います。
「あんたには大切にしたいものがあるんけ?かけがえのないものが出来た時には、それを大事にしてほしい」と。
真相を知った保。父親が一人の人間として胸に迫ってきます。
恋人が追いかけてきて言います。「一人でも産んで育てる」と。
おいおい妊娠してるのかい。
保にとって大事なものとは何なのか。新しい命か…。
と暗示し、ジ・エンド。
恋人が追いかけてきて言います。「一人でも産んで育てる」と。
おいおい妊娠してるのかい。
保にとって大事なものとは何なのか。新しい命か…。
と暗示し、ジ・エンド。
48分くらいの駆け足のドラマでした。
前振りもなくいきなりドンと重苦しい内容。でもこういうのをNHKは望んでるのか~と思いました。
60分のドラマ、正味50分ですか。そこに何を詰め込むか。やっぱりシリアスなんでしょうね。
コメディだったらあっと言う間ですものね。
それにしてもえぐい。天然記念物に工業団地、子供の証言で市の方向を決定、両親の離婚、生活権、そして妊娠。
これらを組み合わせて、詰め込んでコンパクトにして見せる。
…これが創作テレビドラマか。
上手い。でも何だか古くてありきたりな感じもします。
筆力と、構成の力を見られているんでしょうか。
前振りもなくいきなりドンと重苦しい内容。でもこういうのをNHKは望んでるのか~と思いました。
60分のドラマ、正味50分ですか。そこに何を詰め込むか。やっぱりシリアスなんでしょうね。
コメディだったらあっと言う間ですものね。
それにしてもえぐい。天然記念物に工業団地、子供の証言で市の方向を決定、両親の離婚、生活権、そして妊娠。
これらを組み合わせて、詰め込んでコンパクトにして見せる。
…これが創作テレビドラマか。
上手い。でも何だか古くてありきたりな感じもします。
筆力と、構成の力を見られているんでしょうか。
今回はたまたまこういうものだっただけでしょうか。
テンプレートがあれば他のも書けそうですね。
あんまり感動はしませんでした…。何と言っても尺足らずです。
3回くらいに分けたらずっと良くなったのになぁ‥。
テンプレートがあれば他のも書けそうですね。
あんまり感動はしませんでした…。何と言っても尺足らずです。
3回くらいに分けたらずっと良くなったのになぁ‥。