ふみさんの日々雑感

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姉の遺品の整理

2010-11-22 20:29:24 | 姉さん
昨日から、姉が住んでいた安城市に来ている。

本当は、今日来る予定だったが、土曜日に母の具合が悪くなって救急車で病院に運ばれたというので、日曜日に来た。

昨日は、酸素マスクをしていて、「ばあちゃん、私分かる?」 と聞いたが、首を振って分からないと言う。苦しそうな息をしていた。

姉が迎えに来たのかしらと思った。

今日、病院に行ったら、もう、酸素マスクはしていなくて、「ばあちゃん、私分かる?」 と言ったら、うんうんとうなずき、泣き出した。

自分の今の状態が分からないながらも、見慣れない病院に寝かされて、心細くて寂しいのだろう。

母が泣いたら、先月、姉が急死した事も合わせて、私も泣いてしまった。

丁度、一ヶ月前、私は姉の病室に泊り込んでいた。姉の人生のリミットが目の前だという事を、受け入れがたく眠っている姉の手を握っていた事を思い出す。

姉が亡くなって、まだまだ、立ち直っていないのに、今度は母の番?と思って、涙が止まらなかった。

でも、姉と違い、母はもう91才。元通りに元気になる事は望めないのだろう。

順番が違ってしまったね、と、あなたの長女は亡くなってしまったのよ、と、心でつぶやきながら、まだ、その事を知らせてはいない母の手を握った。そして、涙を流す母の頭をやさしくなでてあげる。

随分と痩せてしまったね、随分と小さくなってしまったね。


涙雨の今日は、姉の遺品の整理をした。なかなか、物を処分出来ない性質の姉は、本当に、物が多い。私の所と違い、一戸建ての家なので収納場所が一杯あり、子供達も独立してしまったので、部屋数も多い。

だから、姉の物と、同居していた母の物と、物が溢れている。

まだ、姉が元気だった時に、物の整理の手伝いに、この秋に来る予定にしていた。

でも、姉が別世界に旅立ってしまい、約束の不用品の整理が、姉の遺品の整理になってしまった。

今日は、私と夫と姉の夫と三人で、片付けをしたが、とても、片付けられない。

物が多い事もあるが、姉の生活が思いだされて、手が進まない。

「姉さん、どこにいるの。出て来ないと、全部捨ててしまうよ」 と、写真を見ながら話しかける。

活動的な姉は、11月も12月も予定がビッシリと書かれたカレンダーが机の上に置いてあった。私達よりも、天国にいる姉の方が信じられない思いでいるだろうなと、思う。

明日は、名古屋に住んでいる長男が来る事になっている。まだまだ、手続きが終わらないと言っていた。

明日は天気。私と夫はトヨタスタジアムに東京の応援に行く。



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