ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

夫の祥月命日

2014-05-24 20:13:09 | 家族
今日は、子供達と夫が眠っているお寺さんで、祥月命日のお経をあげてもらった。

新しく作り直されたお寺さんなので、綺麗な本堂で、私達4人だけポツンと座ってお参りする。

お寺さんの話では、新潟地震の時に、建物に不具合が出て、それで、耐震構造に立て直したのだそうだ。

今、東京でもあちこちでお寺さんが立て直しをしているそうだが、マンションを組み込んだ建物が多いのだそうだ。

今の法律だと、お寺だけを立て直すのは難しいのだという。

住職さんの話だと、4階にある本堂の上に住居を作れと言われたそうだ。

私でさえも、ええっ! と思ってしまう。

お寺とは、大きな木々に囲まれて、大きな本堂の屋根があるものだと思っている。

もし、大國魂神社や靖国神社の上に住宅が載っていたら可笑しいだろうに。

最終的には、お寺だけでの建物が認められたが、相当に大変だったそうだ。

いままで、身内や知り合い・会社関係と、沢山のお葬式に出て来た。種々の宗教、あるいは無宗教だったり、音楽葬だったり、あまり、宗教やお墓やお寺等、深くは考えた事は無かった。

父が亡くなった時にも、姉が亡くなった時にも、田舎や、姉の住んでいた所に行けば、それぞれ仏壇にお参りする。

でも、夫が亡くなって、初めて仏壇やお経やお寺やお墓の事を考えるようになった。

仏壇は、夫が亡くなって直ぐに用意した。そうするものだと思って。

一年近く、遺骨はそばに置いておいたが、3回忌の法要が近づいてきて、やっと今のお寺さんにあづける事にした。

お寺の住職さんが、おっしゃっていたが、お葬式とか仏壇とか、お墓とかは、亡くなった人の為では無く、生きている人の為に必要なのだと。

今、本当にそう思う。

毎朝、お仏壇にお参りして、月に一度は、月命日の頃にお寺にお参りに来て、こういう場所がある事が、どんなに私の慰めになっている事かと思う。

一年に一度は、祥月命日に子供達とお寺さんに集まってお経をあげてもらい、その後で、お昼を食べながら、お父さんの思い出を話しあう。

やっぱり、都心の交通の便利な所にして良かったなと思う。

お昼は、遅くなったけど、娘が、素敵なイタリアンのレストランがあるからと、電話で予約を入れてから行った。

ビルの7階にあり、こじんまりとしたお店で、夫婦二人で営業していた。

お店の壁にACミランのマフラーとペナントが飾ってあり、イタリア観光地の写真が飾ってあった。

それで、話をしたら、ACミランのフアンで、実際に応援にも行ったそうだ。

「Jリーグはどうなんですか?」
「私は、横浜マリノスのファンで、主人はFC東京のファンです」
「あら、ウチは私がFC東京のファンで、彼は横浜マリノスのファンです」 と、娘の夫を指さす。

「この間の試合で、東京が勝ったら、出入り禁止と言われたんですよ」 と盛り上がった。

お食事は、とっても美味しかった。

そして、後はデザートだね、と話していたら、

突然、火災報知機が鳴りだした。ものすごい音で!

煙もニオイもしないし、さあ、どうしょうと。

上の階の人達が階段で下りて来るのが見えて、「取りあえず、外に避難して下さい」 と言われて、7階から階段で下に降りた。

途中の階でも警報が鳴っていて、下で、上を見上げても、どの階にも異常が見られない。

そのうちに、警備会社の人が来て調べ始めた。

他のお客さん達と、困ったわね、お金もまだ払ってないし、と言いながら上を見上げる。

結局、どこにも異常が無かったが、ベルが止まないし、エレベーターが動くのに時間がかかると言うし、帰る事にした。

お店の人が、「こんな事になって申し訳ありません。料金は半額でいいですので」 と計算してくれたが、お店の人が悪いわけでもないし、食事はメインは食べたし、請求された金額にいくらか上乗せしてお支払した。

初めての経験で、ビックリした。何もなかったからいいが、下の階での火災だったら怖い。

息子とは、そこで別れる。

帰り、京王線で、もう少しで調布という時に、電車が止まって、「東府中で人身事故が発生して、次の調布でしばらく止まります」 とのアナウンス。

私も娘夫婦も調布に用があったので、調布で降りれればいいのだが、今日は、アクシデントが続く日だった。

「お父さんが、私達だけで美味しい食事をして、拗ねたかしら」 と笑った。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする