ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

田舎でのお葬式

2013-12-23 16:48:10 | Weblog
昨日、田舎でお葬式があって行って来た。

本当は、仙台へ行くはずだった。

天皇杯準々決勝のFC東京を応援しに行くはずだった。

美味しい、牛タンを食べて来るはずだった。

サンタ帽をかぶりクリスマスソングを歌って楽しむはずだった。

劇的勝利を選手達と一緒に喜ぶはずだった。

でも、急に十日町に住む夫のお姉さんから電話があり、旦那さんがなくなって22日にお葬式だという。

直ぐに一緒に行く友達に連絡を取り、新幹線代が無駄にならないように行く人を手当てした。

前日に上越新幹線の席を取ってよかった。その時点でほぼ満席でビックリした。連休でスキーに行く人が多かったから。

朝、5時半に家を出て、新幹線に乗ったら、確かに満員だった。

長い長いトンネルを抜けたら、そこは雪国だった。

川端康成の 「雪国」 を思い出す。雪の季節に田舎に帰る時には、雲一つなく青空に輝く東京と、灰色の空と白い世界に埋もれた雪国とを分けたトンネルを抜ける時、いつも 「雪国」 を思う。

越後湯沢で私も含めて沢山のスキー客が降りた。

私は、ほくほく線に乗り換え。

初めて乗るほくほく線は、2両の可愛い電車。もうすでに乗客が乗っていて、乗ろうとしたが、ドアが閉まっている。ドアのそばにボタンがあり、「これを押して下さい」 と“開”“閉”のボタン。

“開”を押して、乗りこんで座席に座ったが、前に座る人が私をジッと見ている。

それで気が付いた。“閉” を押してドアを閉めないといけないのだ。なるほど、乗り降りの人がいなければ、寒いので全部を開ける必要がないのだ。十日町までの途中の駅は、無人駅なので降りる人は一番前の運転手の所のドアしか開かないから、そこまで行く。確かに、降りる人は一人だった二人だったり。

私も雪国で生まれ育ったけど、電車に乗る生活とは無縁だった。昔からそうだったのだろうか…。

そのほくほく線のカラーは、FC東京と同じ青赤だった。それを見て、意味も無く天皇杯準々決勝は勝つと確信した。結果は、劇的な勝利だった。

タクシーで葬儀場に着いた時には、もう始まっていた。

中学生の孫の女の子は、棺に眠る祖父に、「じいちゃん、またね」 とほほを触り涙をこぼす。夫の葬儀の時、ポロポロ涙をこぼしていた娘の姿を思い出す。

姉の時、夫の時、今回と、やっぱり地域によって葬式の仕方が少しづつ違うんだなと思う。十日町では、お通夜が無いと言う。それもビックリ。

葬儀が終わった後は、お義姉さんの家に移動して、思い出話や諸々の話しをした。夫の話題にも盛り上がる。

帰りは、駅まで送ってもらい、ほくほく線に乗る。

やっと、携帯で東京の勝利を確かめ、一人小さく拳を握った。

新幹線に乗り換えてから、携帯で準決勝のチケットを取った。

今度はスタジアムで仲間と一緒に応援出来る。九州に住む友達も帰って来る。楽しみだ。










コメント
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