ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

試写会「消されたヘッドライン」

2009-05-15 15:26:13 | 映画・ドラマ・小説・マンガ
久しぶりに試写会に娘と行ってきた。

私は並ぶのはサッカーで慣れているので、敷物と本を持って早めに行った。着いた時には10人程しか待っていなかったが、本を読んでいて、気がついたら凄い行列になっていた。娘は開場ギリギリに間に合った。

早く行って良かった。前から後ろまでギッシリ満員だった。

初めに、逃げ回っていた黒人が殺される。地下鉄を待っていた女性が転落死。新聞記者が出てきて、新人の若い女性記者が出てきて、カッコいい政治家が出てきて、巨大な軍事企業が出てきて・・・。

あれ、っと思った。この、ディジャブは?このストーリーは知っている。あとで、パンフを確かめて、TVの海外ドラマのリメイクだった。

NHK衛星で、イギリスの連続ドラマ「ステート・オブ・プレイ」をリメイクしたアメリカ映画だった。登場人物の名前もほぼ同じ。

TVドラマは、当然だけど人物設定が深く掘り下げられていた。映画では語られない冒頭の殺された黒人少年の生活、怪しいフェイの事、政治家の妻の苦悩、カルの記者生活、そして、ソニアの人生など、魅惑的なストーリーだった。

そして、病院で警官が殺された事による新聞社と警察組織との対立。新聞社と巨大軍事企業との対立。新聞社と記者との対立。カルと新人女性記者との対立。

今は何もかもがWEBの時代だけど、それでも、新聞でじっくりと読者に読ませるニュースや出来事はある。特に新聞大好き人間の私はそう思う。それに、私達の生活を左右する政治や経済等の事は、新聞で読み、そして咀嚼したい。特に署名入りの記事は。

真実とは何か、私達にとってグッドニュースでもバッドニュースでも記者達には広い視野で、真摯に真実を追求してもらいたい。私達は新聞に書かれた記事でしか、全ての事を知る方法がないのだから。

ドラマでは新聞社が経営的に苦しく、権力側から送り込まれた経営者により記事が抹殺されようとする。でも、真実を知りたい、知らせたいという記者魂と命をかけて自分の目と耳と足と頭で暴き出した真実に、誰もノーとは言えなくなる。それほど、真実とは重いものなのだと思う。







コメント
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