ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

久しぶりに田舎の実家へ

2009-05-31 17:51:41 | 姉さん
3泊で田舎の実家に行って来た。姉の所にいる母が「もう一度、帰りたい」と言うので。亡くなった父と姉の所にいる母が二人で住んでいる時は、5月の連休には毎年姉と帰っていた。

両親が田んぼを止めてからは、姉と、前庭、裏庭、屋敷周りの掃除と家の中の大掃除をし、花の大好きな母の為に花壇作りと玄関前にプランターへの花植えと大忙しだった。

父が亡くなり、母を姉が引き取り、今は誰も住んでいない。跡取りの甥の家族が町の中心地に住んでいるのだが、諸々の事情で直ぐには住めない。

去年も姉と5月の連休に帰った。温暖化の今はあまり雪が積もらなくなったが、もともと豪雪地帯の為に、家の周りは沢山の杉の木が植えてある。2階の屋根よりもはるかに梢が高い。

足の踏み場も無いほどに、杉の枯れ枝が落ちている。ちょっと前までは、集めた枯れ葉は裏の畑で燃やしていた。今は法律で焚き火は禁止されている。では、どうしたらいいの。市に問い合わせれば、袋に入れてゴミとして少しづつ出せと。笑ってしまう。そんなの不可能だ。

燃やせば、灰は田んぼや畑や諸々に利用できる。でも、ゴミならば沢山の税金を使う事になる。その前に、袋に入れてゴミとして出すのは物理的に無理だ。

それで、しょうがないから、裏の減反の田んぼにすべて入れる事にした。まるで、産業廃棄物を捨てるみたいと笑ってしまう。腐って、いつかは土になり自然に帰るのを待つよりしょうがない。

母は、やっと自分の生家に、90年近くを過ごした懐かしい家に帰って来たのに、時々「ここはどこ?」と。絵の好きだった母が書いた沢山の絵が額に入れられて飾飾ってあるが、自分が書いた事も忘れている。でも、ふっと、色んな事を思い出し、懐かしがって涙を流す。

でも、訪ねて来てくれる近所の懐かしい人達とは、まともに話している。そんな姿を見ていると、父が、畑仕事から帰って来るような気がして、胸がキューンとなる。

住む人がいなくなって3年が過ぎるが、それでも、あちこちに花が咲いていた。


















入り口の垣根の中に鳥の巣が。ポワポワのフワフワの黄色いくちばしの可愛い雛鳥が2羽。なかなかピントが合わなくて。


近くの木に餌をくわえた親鳥が。


そして、悲劇が!!。外出から帰ってきたら、巣が外からは見えなくなっていた所がぽっかりと開いていた。周りの小枝も折られている。あわててのぞく、とひな鳥がいない。朝、異常にカラス達が鳴いていた。いままで、あまりカラスの声を聞かなかったのに。皆でカラスかもと話し合った。自然の摂理とはいえ、とっても寂しく悲しかった。そして、いつまでも、親鳥は鳴いていた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする