人生アラカルト

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おじさん、おばさんの意見は貴重

2014-12-06 22:35:45 | 行ってみて
金沢の弟が住職しているお寺で、E叔母さんの一周忌
があった。金沢は冬の訪れで冷たい雨が降っていた。

法事には従妹夫妻や姪、その子、叔母さんからひ孫に
あたる可愛い女の子も来ていてにぎやかだった。

お昼に寿司屋で久しぶりにおいしい寿司を頂いた。
その時に献杯の挨拶をしてほしいとのこと。

瞬間に思い付いたのは、〈おじさん、おばさん〉という
存在について。

私の父親は私が高校生にのころ、病気で亡くなった。
以来、一周期のおばさんと先に亡くなったおじさんにい
ろいろお世話になった。

私が子供のころから、叔父叔母とは親しくしていたので
親父代わりの存在であった。

進学、就職、結婚と人生の折り目、折り目で意見をもらっ
たような気がする。

とくに結婚の折に私は親から見れば、とんでもない女性を
選んだものだから、母にせっつかれてわざわざ関東から金
沢へ意見をするためやってきた。

おじさんは親と違っていきなり反対するわけでないし、子
供のころから私という人間を知っているので、諭すのがさ
ぞ難しかったであろう。

おじさんから何をいわれたか、すっかり忘れた。
私は周りの反対を押してその女性と結婚した。しかし、あ
とあとおじさんとは有難いものだと思った。遠路はるばる
私の将来を考えてやってきてくれた。

親ではない、友人とも違う。しかし、事情はよく知ってい
る。それがおじさん、おばさんだ。

こんな人の意見は貴重なのだ。


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