朗らかな蜥蜴と16の世界 3rd space

カレー、ラーメン、その他グルメ、車etc. 主な行動範囲…福岡~筑後地区周辺。遠征もあり。

濱かつ

2022年08月31日 | その他グルメ
「桶川ストーカー殺人事件ー遺言」読了。感想…①筆者が伝えたいことは大きくわけてふたつ。まずストーカー側のやり口。そして浮き上がる警察の怠慢。②それにしてもまず、著者の自分大好きナルシスト感がすごい。週刊誌記者である自分の仕事がいかに大変で意義あるものかを延々と。そして時折り自分のことを「頭の中のしょぼいコンピューターが」「無能記者」「三流記者」「ただのおっさん」「コントロール不能の不良記者」とわざとらしく蔑んだ言い方をしてるのも鼻につく。③そして、初対面のひとたちとの面会の密室で当然のようにタバコに火をつけるキャラ(さも当然のようにかかれてある)なのも、筆者を好きになれない理由のひとつ。④もはやほぼ常識となった、いつものケーサツの怠惰っぷり。ほとんどの場合、若い警察官が訴える被害者に親身になろうとしてるときに上から年増の警官が、「仕事を増やすな」感全開で止めにかかる。現実でもだいたいこう。⑤それにしても著者の警察批判は相当なもの。いや16も警察には直接何度も理不尽な目に合わされ怒りを覚えたことは一度や2度ではなく、警察嫌いでは負けてないのでまぁ気持ちはわかる。しかし同時に、いやそれ以上にマスゴミはヘドがでるほどに嫌いなのだ。そのマスゴミを代表する週刊誌記者の著者が、自分のことは棚にあげて警察批判書いてるの読むとオマユウ感を感じずにはいられない。⑥そしていちいち身内をベタ褒めする記載を挟むのも、これまた不要にかんじる。まさにもう「自分たちだけが正しい」感満載。この本全体として、ケーサツを批判しまくり&たまに身内をベタ褒め…の繰り返しで構成されてる。⑦たしかにこれに記された内容をそのまんま鵜呑みにするとすれば、この週刊誌記者らが犯人をわりだしたのかもしれないし、犯人を特定できたことはすごい。けど被害者側からしたら所詮、殺された「後の祭り」なわけだ。殺人を未然に防いだわけでもない。⑧ケーサツがこのレベルの怠慢を日常的に行なっているのは感じるものの、本の中にも書かれているとおり「警察を取り締まる組織はない」ため、あまり表面化しないのが現実。このことを、がっつり調べて書いてくれたことに関しては、著者に感服。⑨実行犯の男の写真見て思ったけど、この明らかな肥満体型(推定BMI30以上)を小太り小太りと言ってるのは、個人的にはかなり違和感。これを「小」太りとゆーなら、いったいどこからが「小」じゃない「太り」なのか。⑩「私はハイエナでもなんでもかまわない。マスコミなんてそんなものだろう。しかしハイエナは誰かを殺したりはしない。死体があるからこそそこに集まるのだ」…やはりマスゴミは誰かを、大勢を死なせてるって自覚は1ミリも無いんだろうな。⑪「なにも死ぬことはなかったのではないか」…個人的感想ではあるけど、一人の女性とその家族や周囲の人たちをあれだけの目に合わせておいて、「なにも死ななくてもよかった」とはまったく思わない。むしろ娘を殺され地獄の日々を味わわされた遺族としては、殺しても殺し足りないであろうと思うし、16もそう思う。だたし“逮捕される前に”死んでいたことはやはり問題。これまたやはり捜査逮捕にまったく消極的であり早期の逮捕に至らなかった警察の責任と考えじるを得ない。⑫小松が死んだことにより警察の汚点が晒されずに済んだことを考えると、警察としては「犯人死亡。これにて終了」で過去の自分達の不手際の数々を蒸し返されることもなくなったし、もしかしたら警察が殺した可能性さえも浮かんできたりする。

 
いつもの、久留米市・濱かつ。このときはあんまりおなかすいてなかったので、ちいさめのやつ。
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