シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

今見ると特撮部分は苦しいかな・・「四時の悪魔」

2005-06-05 23:47:56 | Weblog
61年、マーヴィン・ルロイ監督作「四時の悪魔」

古い映画だよね~私だってさすがにリアルタイムで見ちゃいません。(2歳だから)

小学生のころ、テレビでなぜか何度も放映されたのですよ。40代以上の方で記憶のある方、いないでしょうかね~~

南太平洋の島で火山が爆発、島内に取り残された病気の患者さんを救出して島を離れる船に乗せなければならない、タイムリミットは午後4時、それを過ぎたら船は待ってはくれない。

神父に命じられて救出に向かうのは囚人たちのグループ。

火山がいろいろなところでボンボン爆発し始め、危険がいっぱい!

果たして囚人たちは患者を救出できるのか!!

はっきり申し上げて、この映画がなぜ記憶に残っているのか・・大まかな物語は覚えていても、今となっては鮮明に残っているのはたったひとつのシーン・・それは囚人のひとりが子供を助けようとして底なし沼にはまり、抜け出せずズブズブと沈んでいくシーン・・

彼は断末魔の声を上げる「神よ!お慈悲を~~」

この台詞すら正確ではないかも・・「お助けを!」だったか「お許しを」だったか・・

でも、とにかくこのシーンは子供心にめちゃめちゃインパクトがあり、恐ろしく、結構トラウマになりました。

今になって調べてみると島の病院にいたのはハンセン病の患者だったようで、そのへんは結構ヘビーな内容だったのですね。

しかも、病院を守る神父をスペンサー・トレーシー、囚人のリーダー格を演じるのがフランク・シナトラっていうんだから、やはり重厚な映画だったことに間違いはないようです。

小学生だったので、監督のことも俳優さんのこともまったく知らずに見ていたけど、やっぱり「すごいな~」って思える映画は子供が見てもキャッチできるってことだよね。

ただ今見ると、特撮部分はかなりしんどいかも。ビデオも出てはいないと思うので確かめるすべはないですが・・

う~~~この映画、覚えている方はぜひコメントしてね~~~
あなたの心には何が残りましたか?と聞いてみたいです。