アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】浦和×鹿島

2011年10月30日 | サッカー観戦
祝杯を挙げながら、録画を見ましましたので、昨日の記事に付け足します。
スタジアムで見ていた時も感じましたが、テレビで見ても、全体を通して、お互い集中を切らさない好ゲームでした。
こういうゲームは、時間が経つのが早いですね。

昨日のゲームで緊張していたのは、東城だったんでしょう。
山田(な)の2枚目も少し厳しいかな、という感じでしたが、青木のプレーはファールですらないと思います。
その後は、イエローすら出せなくなってしまいましたし。

山田(な)が、まだプレーしていた前半の内容からすると、鹿島の勝ちは順当で、結果もその通りになりましたから、大きな問題にはなりませんでした。
表彰式では、浦和サポーターから、審判団に対して、ブーイングが響きましたが、結果が逆だったら、もっとひどいことになっていたと思いますよ…。

退場後に、山田(な)は、何度もテレビに映っていましたが、かわいそうでした。
せつない表情をしていました。
昨日は、小笠原が山田(な)と当たることが多かったのですが、小笠原だって似たような経験を何度もしていますから。
良い経験にしてもらいたいですね。

デスポトビッチが、山田(な)を慰めているシーンも映っていました。
デスポトビッチも、良い人ですね。

鹿島は、前半、小笠原と柴崎で、山田(な)と柏木をケアして、それより前の3人を4バックでケアすることで、浦和の攻撃をおさえていました。
原口は、ゲーム全体を通して、完全に消されていましたね。

浦和の方は、サイドバックが上がらないし、攻撃の組み立ては出来なかったと思います。
まあ、啓太を守備専門にして、守備重視の作戦だったんでしょう。
サイドバックが上がらないから、守れていた面もあったと思います。
前半、鹿島がサイドからきれいに崩せたのは、新井場が右サイドでフリーになったシーンでしょうか。

あそこは、啓太がラインを上げようとして、自分が上がったんですが、それにラインが付いて来なくて、つられてサイドバックが中にしぼってしまった感じでした。
それで、スペースが出来てしまったんでしょう。

平川は、良かったですね。
新井場にも、それほどやられることもなく、大きなサイドチェンジのパスを出したりしていましたし。
濱田も、興梠をおさえていました。

鹿島と浦和を比較すると、鹿島の方が声が出ています。
前から何度か書いていますが、これも、浦和の課題の一つだと思います。

鹿島の方では、野沢が最後まで守備を頑張っていました。
野沢が120分間、あんな風にプレー出来るようになるなんて、一昔前には想像も出来ませんでした。
すごいですね。

中田も、集中していました。
アレックスがうっかり抜かれた時も、ちゃんとカバーに入っていましたし。
速いはずがないんですが、速く見えますね。
テレビには、肩をテーピングしているのも、映っていました。
予防の効果もありますが、頑張ってくれました。

柴崎とガブの両サイドバックも、かなり良いのですが、やっぱり、何となくもったいないですね。
その柴崎のコメントも、さすがです。
高卒の新人で、こんなにしゃべれるなんて、すごいですね。

右サイドバックにポジションを移したことに、質問が集中していたようなんですが、キャンプからそのポジションもやっていますし、ゲーム中にも何度もやっていますから、問題なかったんだと思います。
それ以外のことについて、抜粋して引用します。

「取れるタイトルがあるという部分があるので、感動というか、嬉しい気持ちは少しだけ浸って、あとは天皇杯だったり、リーグ戦がまだ残っているので気を引き締めてやっていきたいと思います」

「緊張はなかったです。いつもどおり自分のプレーができると思って、自信というか、そういう気持ちを持っていました」

「浦和サポーターの声援だったり、うちの鹿島サポーターの声援が飛び交う中でやっていたので気にならないことはないですが、どう考えたって自分たちができることは限られているので、その中でできることを精一杯やるということは、鹿島のほうができていたと思います」

「相手が10人になって、あってはならないのはカウンターからの失点という事と、バランスを崩してはならないということうちも10人になってスペースも大きく空いたので、そういった部分ではうちのほうがうまく試合運びができたのかなと思います」


興梠のコメントと比較してみます。

「疲れましたね。足がつって、腹筋もつって、息ができなくなって、有三さんに伸ばしてもらいました」

「焦りはなかったです。逆に浦和が一人少なくなって引くのが明確じゃないですか。やっぱりそうなってきて、僕らが少なくなって10対10になったほうが、浦和も『行けるぞ』と思ってどんどん前に出てくるし、裏のスペースもどんどん空いてくるので僕らとしてはやりやすかったです」


ポジションの違いもあるんですが、どっちがベテラン???という感じがしますよね。
このナビスコカップの3戦は、柴崎が120分間×3ゲーム、フル出場しました。
カップ戦ですから、緊張感のある一発勝負のゲームでしたし、かなり良い経験になったと思います。

鹿島にとっての大会全体を通して見ると、個人的には、柴崎がMVPです。
代表で抜けた増田の穴も、見事に埋めましたしね。
そのおかげで、増田は、先発を明け渡してしまったんですけれど。

昨日、オリヴェイラの去就について書きましたが、スポニチで続投の報道がありました。
鹿島側が、オリヴェイラを納得させるだけのオファーを出せれば、続投でしょうか。
ヤマザキナビスコカップの賞金1億円を使って、オファーを出して欲しいです。
この5年間の成績は、選手個々の能力が高いことは間違いないと思いますが、監督の力も大きいと思います。
少なくとも、マイナスする方向には働いていないことは間違いないでしょう。

そのオリヴェイラのコメントも、良かったですね。
ゲーム終了後に、堀に直接、声をかけていましたが、こちらも抜粋してみます。

「レッズの監督と選手を称えたい。特に堀監督は、就任間もない時期に決勝の舞台に向けてチームを立て直さなければいけないということで、今日の120分を見れば、どれぐらいすごいことをやっているのかということを実感できたのではないか。将来有望な、今後も伸びていって欲しい監督の一人であると感じた。また、レッズの選手たちがフェアプレー精神を持って120分間戦い続けてくれたことは、レッズの将来への期待を増すものになったと思う。レッズのファン・サポーターの皆さんは、今後もこのチームに期待していいのではないかと思う」

優勝したという余裕もあるでしょうが、なかなか出来るコメントではないと思います。
このコメントの記事の最後に、「内容は良いが勝ちきれない試合が続いた。チャンスをゴールに繋げるものは何か?」いう質問がありました。
ものすごく違和感があったのですが、これは、例の浦和番のジャーナリストが聞いたものなんです。
しかも、自身のブログによると、フィンケがどうのこうのと聞いたらしいです。

オリヴェイラが、堀のことをリスペクトしたコメントをしているのに、ペトロビッチよりも前の監督を引き合いに出して、質問するなんて…。
J'sGOALの方では、フィンケの部分は削除されていますが、番記者がこれでは、浦和が色々とやりにくいのも、うなずけますね。

話を元に戻しますが、浦和の残留にとって、この敗戦は良かったと思います。
勝ってしまうよりも、負けてしまう方が、気持ちの面でも、リーグ戦に向けて調整しやすいでしょう。
内容も、悲観するものでは決してありませんでしたし。
オリヴェイラではないですが、昨日のようなゲームが出来れば、残留出来るんじゃないでしょうか。

昨日の鹿島は、今年のナビスコカップのゲーム、賞味4試合分で、ずっと続けて来た鹿島らしいプレーをしていました。
鹿島には、これで、自信を取り戻してもらって、天皇杯にも臨んでもらいたいです。

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