波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
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波屋山人

2011-07-24 02:24:18 | Weblog
土曜の夜、テレビを見ていたら坂本美雨の歌声が心地よく響いた。
冷静で、豊潤で、音のひびく空間になめらかな曲線を産み出すような、
しばらくひたっていたくなる曲だ。

クリアでテクノなポップチューン?
ナチュラルでささやくような都会的ロック?
ただようようで冷静なあたらしい環境音楽?
落ち着いたモダンな空間の広がりを感じる。

何回もテレビで聞いたことのある曲だけど、
今日はなぜか気になって何度もyoutubeで試聴。

・坂本美雨「Precious」
http://www.youtube.com/watch?v=e2iqNDizpbc&feature=related

若くしてデビューした人だけど、30を過ぎた今がいちばん表現豊かに感じる。
すてきな人だなと思う。
エフェクターに負けない地声。
硬質さと透明さのバランスは、良質な日本ワインを思い出す。
日本的しめっぽさのなさと、日本的なしなやかさを同時に感じる。

海外で育った日本人や日系人といえば、さいきん資生堂のコマーシャルで聞くマイア・ヒラサワも印象的だ。

・Maia Hirasawa「It Doesn´t Stop」
http://www.youtube.com/watch?v=wn2eLMUKOro&feature=related

2年前に「海外で活躍する日本人女性ボーカリスト」という文章を書いたときにマイア・ヒラサワのことも書いたかな、と思ったけど、書いてなかった。
スウェーデン人だから書かなかったのだろうけど、当時から気にはなっていた。
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/8737fe8b5ab8de318a7b9d8a1444bf07

さいきん、あまり興味のあるバンドはないけど、LAMAの動向には注目している。
90年代に一世を風靡した八戸・十和田出身のバンドsupercarの中心メンバー、
ナカコーとフルカワミキが中心になって結成したバンドだ。

・LAMA「Spell」
http://www.youtube.com/watch?v=ev5M_2uHbek

これは、元ブルーハーツの甲本ヒロトや真島昌利が中心となって結成したハイロウズやクロマニヨンズ、元ミッシェルガンエレファントのチバユウスケとクハラカズユキが結成したThe Birthdayに続く大きなニュースだ。
ライブに行きたいなぁ。

ナカコー(中村弘二)は一種の天才だ。
人それぞれ評価は違うと思うけど、ナカコーとradioheadのトム・ヨークがいればぼくは音楽に関わる必要はない、と感じてしまう。
ぼくが思いつくメロディーをはるかに上回る創造性を彼らが持っているからだ。
風景の中で、自分なりに思いついたメロディーをBGMがわりに思いうかべていることが多いけど、ふと気づくとナカコーかトム・ヨークの劣化版か?と感じることもある。

東京マラソンを走りながらも、ミャンマーのビーチ沿いの田舎道を歩きながらも、
iPodでスーパーカーやレディオヘッドの曲を聴いている。
坂本美雨の曲も入れておこうかな。
涼しげにテンポよく走ることができそうだ。ぼくの走るリズムはこんな感じかもしれない。


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