波打ち際の考察

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波屋山人

若ノ鵬(ガグロエフ・ソスラン)が謝罪会見

2008-09-09 21:49:03 | Weblog
朝テレビを見ていたら、大麻吸引が発覚し相撲協会を解雇された元若ノ鵬、ガグロエフ・ソスランが謝罪会見をしていた。
神妙な面持ちで、まだうっすらとほほが赤いように感じられるのは20歳という若さだろうか、白人だからだろうか。
それにしても、いたたまれない。

「すいませんでした。相撲協会、すいませんでした。北の湖理事長、すいませんでした。間垣親方、すいませんでした。日本のみなさん、すいませんでした。これから私は真面目にやります。許してください。よろしくお願いします。すいませんでした」
伏し目がちに何度もすみませんでしたという言葉を吐いている。
取り返しのつかないことになったと理解し、自分の身を投げ出している。
全面降伏状態。

この姿を見て、彼を見下し、馬鹿にし、糾弾し、怒りをもって排斥する人もいるだろうけど、多くの人はこんな状態の彼に鞭打とうとは思わないのではないだろうか。
胸が痛む。

ロシアでは大麻の吸引はそれほど大罪ではない。
世界の中でも日本の大麻規制はかなり厳しい。
20歳のロシア出身力士が、判断の甘さによって一生をだいなしにしてしまうのは惜しい。

若ノ鵬、ガグロエフ・ソスランが相撲や相撲界のしきたりや日本の法律よりも大麻が好きなら大麻をとればいい。国に帰って好きなだけ吸えばいい。
だけど、彼はそれを望んでいない。
大麻、マリファナよりも相撲を選ぼうとしている。

もう解雇されたものは仕方がない。
私が彼であれば、新弟子検査から受けなおし、序の口からデビューしなおす。
序の口から幕内まで、一気に駆け上がる。

相撲協会の偉い方々も、ぜひそのくらいのチャンスは残してあげてほしい。
20歳になったばかりの前途有望な若者に、小さな可能性を残してあげてほしい。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/sumo/176838/
■【角界大麻汚染】「相撲取りたい」 釈放の元若ノ鵬が謝罪会見
09/08 20:12更新
大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、不起訴処分(起訴猶予)の見通しのため8日、東京地検から釈放されたロシア国籍の元若ノ鵬(20)=本名ガグロエフ・ソスラン=は同日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「大変なことをしてすみませんでした」と謝罪した。大麻使用は「1人でやった」と強調した上、露鵬と白露山の関与については「2人ともまじめな力士。自分が一番悪い」と述べ、否定した。

▼元若の鵬謝罪会見詳報
・(1)「どうしても相撲戻りたい」
・(2)「謝れば許してもらえると」

 羽織はかま姿で、髪はまげを結わずに乱れたままで会見場に現れた元若ノ鵬は冒頭、「相撲協会、すいませんでした。北の湖親方、すいませんでした。間垣親方、すいませんでした。日本の皆さん、すいませんでした」と頭を下げて謝罪。「相撲を取りたい」と、相撲界復帰への強い思いを訴えた。同席した弁護士は、過去に横綱が拳銃(けんじゅう)所持でけん責となった事件などの相撲協会の処分例を挙げて「解雇は厳しい」と述べ、解雇処分への法的措置を示唆した。

 元若ノ鵬は大麻を14歳のときロシアで初めて吸ったとし、関取になってロシアに帰国した際に再び吸引。日本では今回が初めてだったとした。違法であることは知っていたが、「頭を下げたら許されると思っていた。クビになるとは」と認識の甘さを認めた。

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