今日はすばらしい晴天。
あまりにもいい天気だったので平日の東京を気ままに散歩。
渋谷から新橋までバスで向かったとき、新橋駅近くで街宣車を見つけた。
1台の街宣車には黒地に白い文字で「国賊は討て!」、もう一台には「天誅!」と書いてある。
国賊とか天誅とか物騒なことだ。
法治国家で、どんな手を使うのだろう。
敵を消滅させようとするためには、法に触れてもいいと思っているのだろうか。
そうであれば、犯罪予告の可能性があるとして、警視庁に連絡したほうがいいのかもしれない。
国賊とか天誅といった言葉を使用する人たちは、国とか賊とか天とか誅といった概念について注意深く考えたことはあるのだろうか。英語で言えば何になるのか、確認したことはあるのだろうか。
自分の主張を人に伝えようと思ったら、そういうことも考えないとだめだろう。
国賊とは何か、天誅とは何か、といった質問に対して論理的な定義を述べられないのであれば、不特定多数の前でそのような言葉を使わないほうがいい。
本当に力のある人は威圧的な言葉をあまり使わない。
中途半端に威圧的でテンションが高いだけの人は、控えめで冷静な頭のいい人に一突きで崩されてしまう。
そういう場面を、反社会的勢力と言われる人たちも目にしたことがあるはずだ。
平和とか民主などといった概念に反するものはすべて否定されるべきだと考えている単純な戦後民主主義信奉者は付き合いづらいけど、国体とか伝統といった概念に反するものはすべて敵だと考えている単純マッチョな暴力団系右翼団体の方々も近づきにくい。
もしかしたら穏健で開明的な保守主義者に対する嫌がらせのために、わざと嫌われそうなスタイルを威圧的に演じているのかと疑ってしまう。
かつて一水会の鈴木邦男さんは、ブログか著書で「全共闘の時代に、勢力の小さな右翼が考えたのが街宣車というスタイル」というようなことを書いていた。威圧的な黒塗りの街宣車というスタイルに対しては疑問がある様子だった。だけど、いまだに黒い街宣車は存在している。
ヘルメットにマスクでシュプレヒコールの左翼団体と、街宣車でがなりたてる右翼団体は、日本珍百景にでもノミネートされることを目指しているのだろうか。
何か信念があっての行動かもしれないけど、もう少し周囲が見えないと、一般人を動かすことは不可能だ。
今回見た街宣車は、2台とも敬天新聞社の街宣車だった。
埼玉県戸田市の敬天新聞社はあまり知られていないけど、一部では右翼系、指定暴力団関係の新聞社として認識されている。
株式会社や政治結社ではなくて任意団体なのだろうか。
社主は白倉康夫さんで、最高顧問は山口組系の大物組長、兵庫県西宮市の英五郎(津留英雄)さんだ。
・敬天新聞社
http://keiten.net/
・敬天ブログ
http://brog.keiten.net/
敬天新聞社の創設には、加納貢さんが尽力されたとサイトには書いてあるけど、事実なのだろうか。
おしゃれでありながらケンカに強く、ヤクザと一線を画した伝説の愚連隊。
宮崎学さんなどの著書でも有名な加納貢さんにはお亡くなりになる前にぼくもお会いしたかった。
http://keiten.net/articles/soliloquize/089_08A.html
創設にあたってアドバイスをしたりエールを送ったりしたかもしれないけど、今の敬天新聞社の在り方を見たら、すばらしい働きをしていると言ってくれるだろうか。
敬天新聞社のサイトは興味深く、ときどき拝見している。
一歩間違えればスキャンダルを利用した企業恐喝、総会屋的活動につながるのだろう。
アンダーグラウンドな人たちが、さまざまな隙間産業を開発して稼ぐことはすごいと思っている。
お金になるものを発見するということは、価値の創造にもつながる。
頭が良くなくてはできない、クリエイティブさを感じる。
時には法に触れることもあるかもしれないけど、一概に否定されることではないと思っている。
ただ、威勢よく企業の不正を糾弾しているにも関わらず、自分たちの恥ずかしいところについては言及しないところは、いじましく感じる。
2008年1月、劇作家の村上和彦さんが「国際アカデミー賞」という賞をもらい、パーティーが行われた。
敬天新聞社と近い関係にある「日本文化振興会」は、「国際アカデミー賞」や「社会文化功労賞」などの賞を出している。
敬天新聞最高顧問の英五郎さんは、数年前まで日本文化振興会の最高顧問も務めていた。
英五郎さんのご子息も日本文化振興会の関連団体の運営に関わっている様子。
・日本文化振興会
東京都中央区銀座8-8-15 青柳ビル8F
http://www.nihonbunka.jp/map.html
下記の日本文化振興会のパーティーでは、清水健太郎さんも小松忠義さんも、元皇族の伏見博明さんと共に出席している。
ひき逃げをする人もいれば、詐欺師も集っていたのだ。
・劇画作家 村上和彦先生、日本文化振興会「国際アカデミー賞」受勲(2008/1/29)
http://www.keiten.info/ph/mrf0121.htm
何度も麻薬所持などで逮捕されたことのある清水健太郎さんは、2008年10月30日にもひき逃げで逮捕された。
1994年に「社会文化功労賞」を受賞した整体師の小松忠義さんは2008年10月15日、医師法違反で逮捕された。
2人ともその年の初めには日本文化振興会のパーティーで晴れやかにスピーチしていたのに、残念な限りだ。
さまざまな詐欺的行為や犯罪的行為を糾弾する敬天新聞社は、身内の詐欺や犯罪には甘いらしい。
日本文化振興会は、逮捕された人の受賞を取り消すこともない。写真の掲載をやめることもない。
それで賞の権威は保てるのだろうか。
加納貢さんや安藤昇さんだったらどうするだろうか。
伏見博明さんにしても、とっくの昔に皇族を離脱しているのに、何の権利があって殿下と呼ばせているのだろう。
元皇族も、お金に困れば組長に賞状を手渡しても平気なのか。本物の皇族に大きな迷惑をかけていると考えたことはないのか。
写真のように堂々と大物組長に賞状を手渡す元皇族は、今でも皇族と旧皇族の親睦団体である菊栄親睦会に所属して、宮中に顔を出すことがあるのだろうか。
http://www.keiten.info/ph/101_07.htm
アンダーグラウンドな人々が聖なる存在に親近感を持つのは珍しくないけど、伏見博明さんに高貴さは感じない。
日本文化振興会の行為は、極右的主張で知られる有名日本酒飲み屋のご主人でさえ、問題視している。
・人の欲につけ込む怪しい商売「日本文化振興会」
http://www.tamanegiya.com/nihonnbunnkasinkoukai21.6.10.html
あ、今彼女が来たので今から食事。
ここでとりあえず中止。
11/20追記
先日、「日本文化振興会創立四十周年史出版刊行記念 新役員の就任披露祝賀会」というイベントがあったらしい。
この記事は、日本文化振興会ではなく敬天新聞社のサイトに掲載してある。
http://www.keiten.info/ph/091119.htm
出席者は、ニセ学位を発行しているNPO法人日本アカデミー協会のふくろう博士(古川のぼるさん)や、狂言の和泉元彌の母親、和泉節子さんなど。強面の方もちらほら。
「当日は駐日各国大公使閣下や各国友好団体代表及び各界代表の方々が来賓として出席されていた」と書いてあるけど、本当に大使か公使が出席したのか不明。
今春お亡くなりになった日本文化振興会副会長で、七田チャイルドアカデミー校長だった七田眞さんの後任が決まったのだろうか。新しい役員の一覧は公式サイトに明記してほしい。
すでに日本文化振興会の事業の怪しさについての報告はネット上にあふれている。
日本文化振興会の賞の権威のなさとか、多額の寄付を要求する手口は知れ渡っている。うまくだませる人が減少し、日本文化振興会の経営も危うくなっているのではないだろうか。
もっと現代に通用する、新しい事業を考えていただければと思う。
※上記のようなことを書くと、怖い人に怒られてしまうかもしれない。だけど、怖い人たちを非難したり挑発したりおとしめたりする意図はないので大目に見てほしい。ぼくの親は田舎の公的機関の責任者だった時も、Y組所属の幼馴染というか元子分を疎外することはなかった。警官を血まみれにして服役しても、親の態度は変わらなかった。ぼくもさまざまな人と対話できる人でいたいと思っている。
あまりにもいい天気だったので平日の東京を気ままに散歩。
渋谷から新橋までバスで向かったとき、新橋駅近くで街宣車を見つけた。
1台の街宣車には黒地に白い文字で「国賊は討て!」、もう一台には「天誅!」と書いてある。
国賊とか天誅とか物騒なことだ。
法治国家で、どんな手を使うのだろう。
敵を消滅させようとするためには、法に触れてもいいと思っているのだろうか。
そうであれば、犯罪予告の可能性があるとして、警視庁に連絡したほうがいいのかもしれない。
国賊とか天誅といった言葉を使用する人たちは、国とか賊とか天とか誅といった概念について注意深く考えたことはあるのだろうか。英語で言えば何になるのか、確認したことはあるのだろうか。
自分の主張を人に伝えようと思ったら、そういうことも考えないとだめだろう。
国賊とは何か、天誅とは何か、といった質問に対して論理的な定義を述べられないのであれば、不特定多数の前でそのような言葉を使わないほうがいい。
本当に力のある人は威圧的な言葉をあまり使わない。
中途半端に威圧的でテンションが高いだけの人は、控えめで冷静な頭のいい人に一突きで崩されてしまう。
そういう場面を、反社会的勢力と言われる人たちも目にしたことがあるはずだ。
平和とか民主などといった概念に反するものはすべて否定されるべきだと考えている単純な戦後民主主義信奉者は付き合いづらいけど、国体とか伝統といった概念に反するものはすべて敵だと考えている単純マッチョな暴力団系右翼団体の方々も近づきにくい。
もしかしたら穏健で開明的な保守主義者に対する嫌がらせのために、わざと嫌われそうなスタイルを威圧的に演じているのかと疑ってしまう。
かつて一水会の鈴木邦男さんは、ブログか著書で「全共闘の時代に、勢力の小さな右翼が考えたのが街宣車というスタイル」というようなことを書いていた。威圧的な黒塗りの街宣車というスタイルに対しては疑問がある様子だった。だけど、いまだに黒い街宣車は存在している。
ヘルメットにマスクでシュプレヒコールの左翼団体と、街宣車でがなりたてる右翼団体は、日本珍百景にでもノミネートされることを目指しているのだろうか。
何か信念があっての行動かもしれないけど、もう少し周囲が見えないと、一般人を動かすことは不可能だ。
今回見た街宣車は、2台とも敬天新聞社の街宣車だった。
埼玉県戸田市の敬天新聞社はあまり知られていないけど、一部では右翼系、指定暴力団関係の新聞社として認識されている。
株式会社や政治結社ではなくて任意団体なのだろうか。
社主は白倉康夫さんで、最高顧問は山口組系の大物組長、兵庫県西宮市の英五郎(津留英雄)さんだ。
・敬天新聞社
http://keiten.net/
・敬天ブログ
http://brog.keiten.net/
敬天新聞社の創設には、加納貢さんが尽力されたとサイトには書いてあるけど、事実なのだろうか。
おしゃれでありながらケンカに強く、ヤクザと一線を画した伝説の愚連隊。
宮崎学さんなどの著書でも有名な加納貢さんにはお亡くなりになる前にぼくもお会いしたかった。
http://keiten.net/articles/soliloquize/089_08A.html
創設にあたってアドバイスをしたりエールを送ったりしたかもしれないけど、今の敬天新聞社の在り方を見たら、すばらしい働きをしていると言ってくれるだろうか。
敬天新聞社のサイトは興味深く、ときどき拝見している。
一歩間違えればスキャンダルを利用した企業恐喝、総会屋的活動につながるのだろう。
アンダーグラウンドな人たちが、さまざまな隙間産業を開発して稼ぐことはすごいと思っている。
お金になるものを発見するということは、価値の創造にもつながる。
頭が良くなくてはできない、クリエイティブさを感じる。
時には法に触れることもあるかもしれないけど、一概に否定されることではないと思っている。
ただ、威勢よく企業の不正を糾弾しているにも関わらず、自分たちの恥ずかしいところについては言及しないところは、いじましく感じる。
2008年1月、劇作家の村上和彦さんが「国際アカデミー賞」という賞をもらい、パーティーが行われた。
敬天新聞社と近い関係にある「日本文化振興会」は、「国際アカデミー賞」や「社会文化功労賞」などの賞を出している。
敬天新聞最高顧問の英五郎さんは、数年前まで日本文化振興会の最高顧問も務めていた。
英五郎さんのご子息も日本文化振興会の関連団体の運営に関わっている様子。
・日本文化振興会
東京都中央区銀座8-8-15 青柳ビル8F
http://www.nihonbunka.jp/map.html
下記の日本文化振興会のパーティーでは、清水健太郎さんも小松忠義さんも、元皇族の伏見博明さんと共に出席している。
ひき逃げをする人もいれば、詐欺師も集っていたのだ。
・劇画作家 村上和彦先生、日本文化振興会「国際アカデミー賞」受勲(2008/1/29)
http://www.keiten.info/ph/mrf0121.htm
何度も麻薬所持などで逮捕されたことのある清水健太郎さんは、2008年10月30日にもひき逃げで逮捕された。
1994年に「社会文化功労賞」を受賞した整体師の小松忠義さんは2008年10月15日、医師法違反で逮捕された。
2人ともその年の初めには日本文化振興会のパーティーで晴れやかにスピーチしていたのに、残念な限りだ。
さまざまな詐欺的行為や犯罪的行為を糾弾する敬天新聞社は、身内の詐欺や犯罪には甘いらしい。
日本文化振興会は、逮捕された人の受賞を取り消すこともない。写真の掲載をやめることもない。
それで賞の権威は保てるのだろうか。
加納貢さんや安藤昇さんだったらどうするだろうか。
伏見博明さんにしても、とっくの昔に皇族を離脱しているのに、何の権利があって殿下と呼ばせているのだろう。
元皇族も、お金に困れば組長に賞状を手渡しても平気なのか。本物の皇族に大きな迷惑をかけていると考えたことはないのか。
写真のように堂々と大物組長に賞状を手渡す元皇族は、今でも皇族と旧皇族の親睦団体である菊栄親睦会に所属して、宮中に顔を出すことがあるのだろうか。
http://www.keiten.info/ph/101_07.htm
アンダーグラウンドな人々が聖なる存在に親近感を持つのは珍しくないけど、伏見博明さんに高貴さは感じない。
日本文化振興会の行為は、極右的主張で知られる有名日本酒飲み屋のご主人でさえ、問題視している。
・人の欲につけ込む怪しい商売「日本文化振興会」
http://www.tamanegiya.com/nihonnbunnkasinkoukai21.6.10.html
あ、今彼女が来たので今から食事。
ここでとりあえず中止。
11/20追記
先日、「日本文化振興会創立四十周年史出版刊行記念 新役員の就任披露祝賀会」というイベントがあったらしい。
この記事は、日本文化振興会ではなく敬天新聞社のサイトに掲載してある。
http://www.keiten.info/ph/091119.htm
出席者は、ニセ学位を発行しているNPO法人日本アカデミー協会のふくろう博士(古川のぼるさん)や、狂言の和泉元彌の母親、和泉節子さんなど。強面の方もちらほら。
「当日は駐日各国大公使閣下や各国友好団体代表及び各界代表の方々が来賓として出席されていた」と書いてあるけど、本当に大使か公使が出席したのか不明。
今春お亡くなりになった日本文化振興会副会長で、七田チャイルドアカデミー校長だった七田眞さんの後任が決まったのだろうか。新しい役員の一覧は公式サイトに明記してほしい。
すでに日本文化振興会の事業の怪しさについての報告はネット上にあふれている。
日本文化振興会の賞の権威のなさとか、多額の寄付を要求する手口は知れ渡っている。うまくだませる人が減少し、日本文化振興会の経営も危うくなっているのではないだろうか。
もっと現代に通用する、新しい事業を考えていただければと思う。
※上記のようなことを書くと、怖い人に怒られてしまうかもしれない。だけど、怖い人たちを非難したり挑発したりおとしめたりする意図はないので大目に見てほしい。ぼくの親は田舎の公的機関の責任者だった時も、Y組所属の幼馴染というか元子分を疎外することはなかった。警官を血まみれにして服役しても、親の態度は変わらなかった。ぼくもさまざまな人と対話できる人でいたいと思っている。