波打ち際の考察

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波屋山人

朝日新聞 2007年 新聞読者基本調査

2007-12-30 12:47:52 | Weblog
新聞社やテレビ局は、内閣支持率や政党支持率などを頻繁に公開していろんな人を突き上げているけど、自分たちの新聞とか番組に対する読者や視聴者の支持率や意見は明らかにしないかった。
ずっと不満に思ってたけど、一応社外秘の資料として、そういった調査もしているようですね。
なぜオープンにしないんだろう。

芸能人のプライベートは暴きまくるのに自分のプライベートはがっちり守る芸能記者みたい。レストランの料理やサービスに関するうんちくは上から目線なのに自分の料理やホスピタリティはたいしたことがないお偉いさんみたい。
新聞やテレビは今後大きく業務形態を変えないと生き残れないかもしれない。
自分たちの姿を、一般の人にも広く公開するのは損にはならない。


朝日新聞社は、新聞の公共的役割を高めていくための基礎資料を得ることを目的として、毎年「新聞読者基本調査」を実施している。  
・2007年 新聞読者基本調査
http://www.asahi.com/shimbun/release/20071016.pdf

今回、上記のURLには公開されていない、社外秘のデータが流出してしまった。
それによると、朝日新聞に対する信頼度が低下しているとのこと。
だけど、朝日新聞は日本社会の中で大きな信頼度を保っているから、朝日新聞の論調に共感できない人たちも多く朝日新聞を購読している。
朝日新聞の読者支持率があまり高くないのは昔から。
紙面はリベラル・左派などの読者の声が大きいように感じるけど、保守派・右派などの読者もかなりの数にのぼっている。
産経新聞や聖教新聞や赤旗新聞などは読者による支持率が高い。

今後、朝日新聞が保守派・右派の読者を切り捨て購読者数をしぼり、リベラル・左派の読者向けの新聞として読者支持率を高めていくのも一案。
だけど、そうすると意外に読者数は激減してしまうかもしれない。
オピニオン誌の世界では、「論座」「世界」「週間金曜日」などは実売2~3万部程度しかないのに「諸君」「正論」「SAPIO」「WiLL」などはその倍以上売れている。
経営者としては、右派にも左派にも配慮した、中道路線で行くしかないのかな。


朝日新聞の「読者信頼度」が3位に転落(ファクタ) - goo ニュース
朝日新聞の「読者信頼度」が3位に転落
2007年12月28日(金)06:00

朝日の「信頼度」が、日経と読売に初めて負け、3位に急降下した。読売との販売競争や日経とのスクープ合戦に負けても、その言い訳は必ずといっていいほど「読者の信頼は朝日が一番」だっただけに、傷は深い。

「新聞読者基本調査」で社外秘扱いとなっているデータから明らかになったもので、同調査は2007年2月に朝日が外部に依頼して実施。15歳以上の9千人を対象とし、約4900人が回答した。

「信頼できる会社か」「信頼できる新聞か」という二つの質問に対しては、30代では両項目で日経と読売に敗れた。

20代、40代、50代でもトップは日経。60代や70代以上では朝日が首位を守るが、ばりばり働いている若・壮年層からあまり信頼されていないことになる。

「3位ショック」より深刻なのは02年との比較だ。年齢を細分化して5歳刻みで02年と比較した結果、朝日は15~19歳、20~24歳で信頼度は上昇したが、残りの10の年齢層では大きく落ち込んだ。

これに対し、日経は九つの層で上昇、読売も30~34歳など四つの層でアップした。落ち込みの度合いは朝日が最も大きかった。

この原因は何か。「長野総局虚偽メモ事件」など相次ぐ不祥事でブランドイメージが傷ついたとの見方もある。が、より大きな理由は就職活動の時期に日経を読む大学生が社会人になっても日経の購読を続けていることではないか。

社内では「問題はコンテンツ力の低下だ。街ダネも含めて共感を得られない記事が多い」(中堅記者)と、他人事のように語られ、危機感はさしてないらしい。このままでは、ますます読者の朝日離れが進みそうだ。

コメント (1)
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