波打ち際の考察

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波屋山人

早く走る秘伝トレーニング

2007-12-19 18:40:36 | Weblog
ほとんど運動をしない私はたいして足が速いわけではありません。
学生時代、長距離はクラスの2、3番だったけど短距離は平均程度でした。

長距離は、体重が軽くて心肺機能が強くて我慢強い人なら、そこそこ速く走ることができます。
平均以下の運動能力しかなくても、我慢してスピードを落さないで走り続ければ、平均以上の順位をとることはむずかしくありません。

しかし、短距離は走る時間が短いからあまり我慢勝負にはなりません。筋力の強い人が勝つことが多いかと思います。

だからといって走ることをあきらめる必要はありません。
短距離が苦手な人でも、短距離走のタイムを縮めることができるとっておきの方法があるのです。
どこにも公開されていない秘伝をメモしてみましょう。

このトレーニング法は、「サカバシリ」と言います。


★短距離走トレーニング 【秘伝-サカバシリ】
サカバシリトレーニングに入る前に、まずは、筋力を少しつけましょう。
つま先歩き、つま先走りなどは脚の筋力を鍛え、バランス感覚を養います。
足の指先で立つ必要はありません。かかとをつかずに軽く走る、っていうような気持ちでやれば問題ありません。
その姿勢でちょっと走る練習をしてから、次はサカバシリ(坂走り)を行います。

まず、ゆるい下り坂を探します。
できれば、自転車で座りこぎをしてなんとか登れるくらいのゆるい坂を下ると、ほとんど角度がないくらい平面になる場所がいい。
長さは50メートルもあれば十分でしょう。
車やバイクにはくれぐれも注意してください。見通しのわるい場所であれば、だれかに見張ってもらってください。

まず、坂の上まで行き、そこから一気に走って下っていきます。
できれば、ガンガンかかとを地面に打ち付けず、ちょっとかかとを浮かすくらいの気持ちで走ってください。
そのほうが膝への負担が少なくなりますし、脚全体の筋肉のバランスが良くなりますから。

坂を下ると、あまりの加速のすごさに足がついて行かないかもしれません。ブレーキをかけてしまうかもしれません。
でも思い切って、体験したことのないスピードに乗って走るのです。
そうすると、速く走るために必要な動きを、体で覚えることができます。
体の重心がぶれていてはグラグラしてしまって安定して走れない。
上体をしっかりと起こし、腹筋をしっかりと意識し、足の回転を速くする。
足の回転の速いピッチ走法でもいいし、大股で走るスライド走法でもかまいません。
肩や首はリラックス。腕は小さく振る程度で十分。
むしろ、あまり腕は振らず、肩を前後に動かさず、体の前面をあまり動かさないほうが体の芯を安定させることができます。

坂を下ることによって体験したことのないスピードを感じ、速く走るためのフォームと筋力を身につけます。
できるだけ体のブレが少なくなるように、効率よく足を動かせるように、自分なりにいろんなフォームを試行錯誤してみてください。

そうすると、平地を走ってもいいタイムが出るようになります。
だけど、このトレーニングを採用しているランナーがいるという話は聞いたことがありません。
今まで公開したことのない、我が家の秘伝ですから。。。



では次、長距離走のトレーニング法。これも我が家独自の秘伝です。


★長距離走トレーニング 【秘伝-ツマサキバシリ】

長距離走を速く走るためには、まず体重を減らし、バネのある筋力を作ります。
身長170センチ前後の人の場合、60キロ前後くらいには体重を落すことが望ましいかと思います。もっと少なくてもかまいません。
体格にもよりますが、170センチ65キロの体重でフルマラソンを走ると、膝にダメージを受ける可能性が高いので注意が必要です。

ツマサキバシリ(つま先走り)という秘伝の練習法では、膝周辺の筋肉を鍛えることができるので、膝へのダメージを軽減することができます。
長距離初心者はぜひツマサキバシリトレーニングをやってみてください。

まず、かかとをつけずにジョギングをしてみましょう。
最初いくらか足の甲への負担が大きい場合もあるのですが、膝の周辺の筋肉をつけることができます。
膝や足の甲やふくらはぎなどに違和感を感じた場合は無理をしないで足を休めてください。
ツマサキバシリに慣れると膝を故障することが減り、軽やかに走ることができるようになります。
体の芯を安定させるため、あまり肩は勢いよく前後にゆらさないでください。

また、かかとからドタバタとアスファルトに着地する走りは、膝への負担が大きいので注意してください。
初心者は「つま先ジョギング」でぜひ脚力の強化を試みましょう。

そうそう、それからもうひとつ大事なコツがあります。
「マラソンを走るときは、息があがらない程度のスピードで走り続けること」です。
がんばって走っているとすぐ息があがって苦しくなり、大幅にスピードが落ち、抑え目に走っている人に追い抜かれてしまうので注意が必要です。



実は、しばらく前から私はこの秘伝トレーニングをはじめています。
昼休みに、レストランまでの裏道をツマサキバシリで駆けています。

2月の東京マラソンに出ることになったので、なんとか3時間台で走ろうと思っているのです。
ほんとうはまず体重を3~4キロ落とすことからはじめないといけないのですが。

日ごろから運動もしないで、2か月で100キロの走りこみもしないで、はたして東京マラソンでいきなり4時間を切ることはできるのか?
結果はまたあらためてご報告したいと思います。


コメント (3)
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