波打ち際の考察

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波屋山人

入選者決定~平成20年歌会始のお題は「火」

2007-12-25 09:18:08 | Weblog
歌会始の入選者が決まったらしい。
今年はお題が「火」で、9月30日が応募の締め切りだった。

私は7月に歌会始のニュースを聞いたときに、5分ばかり考えて下記の2つの歌を作った。
なんのひねりもない単純な歌だ。
毛筆で半紙に書いて応募するのが面倒で、応募しなかった。


  かがり火の波間にゆれるイカ釣りの船はただよう子の夢の中

  かまくらに子らが集いて餅を焼く火は頬に照り笑みを浮かしむ



私は今まで短歌を作ったことはない。
短歌に興味もない。
だけど、短歌ならいつでもすぐに作ることはできると思っている。
俳句には瞬発力や天才性が必要だけど短歌にはそういうものが必要ないのではないだろうか。
短歌をでっちあげるのは簡単だけど、俳句はなかなか作れません。


むかし、歌人枡野浩一氏の担当をしたことがあるという編集者から、枡野さんは自己プロデュースがうまい、ということを聞いたことがある。
私は、自己プロデュースには興味がないけど、トリックスター的行動には興味がある。

来年は、歌会始に応募してみようかな。
万が一入選したら、記者の人が想像もつかないような発言をしてみたいものです。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000011-mai-soci
■<歌会始の儀>入選者決まる 中学2年生、86歳主婦も
12月25日5時0分配信 毎日新聞

最年少入選の喜びを語る田中雅邦さん=福岡県久留米市で、平野美紀撮影

 宮内庁は25日付で来年1月16日に皇居・宮殿で開かれる「歌会始の儀」の入選者10人と、天皇陛下に招かれ歌を披露する召人(めしうど)を発表した。題は「火」で2万2321首の応募があり、うち174首が海外25の国・地域から寄せられた。点字での応募は38首あった。

 入選者の最年長は山口県下関市の主婦、魚本マスヱさん(86)で、最年少は佐賀県上峰町の久留米大付設中2年、田中雅邦さん(14)。14歳は戦後では12歳に次ぐ2番目の若さ。召人は歌人の宮英子さん(90)=東京都三鷹市=が選ばれた。


 他の入選者は次の通り。(敬称略、年齢順)

 青森県つがる市、農業、中村正行(79)▽ブラジル・サンパウロ在住、無職、渡辺光(78)▽京都市、主婦、浅野達子(77)▽北海道函館市、無職、西里喜久男(74)▽大分市、無職、山崎美智子(67)▽愛媛県西条市、会社員、岡田まみ(46)▽島根県浜田市、会社員、吉田友香(24)▽大阪市、清風中3年、宮川寛規(15)【真鍋光之】

 ◇父への思い「花火」にこめ

 最年少入選者の田中雅邦さんは「入選と聞いても全く信じられずわけがわからなかった」と戸惑った様子。

 入選歌は夏休みの宿題で、父禎(ただし)さん(45)が単身赴任中で家にいない寂しさを、花火にかけて詠んだという。短歌作りは宿題向けに昨年から始めた。入選作は4作目。8月、自室で寝転がりながら数時間、推敲(すいこう)を重ねた。

 趣味は読書。ファンタジーやミステリー小説が好きで、宿題を忘れるほど読みふけることも。短歌は「31文字に自分の素直な気持ちを込めるのが難しいが、面白い」。

 本番の1月16日は初めて上京し両親と皇居へ行く。「これまでの人生で一番いいこと」と顔をほころばせた。【平野美紀】

 ◇愛息亡くし、癒し求め

 最年長入選者の魚本マスヱさんは50歳を前に長男(当時18歳)を亡くし「心の癒やしに」と歌を詠み始めた。昨年に続く2回目の応募で入選者に選ばれた。「宮内庁から電話をいただいた時は『なんだろう』と。応募したことも忘れていましたから」

 入選歌は冬の日の雪の静けさと花火のにぎやかさを対比させた。長男の仏前にも報告し「続けてよかった。本番は緊張してしまわないか心配です」と笑顔を見せた。【新里啓一】

最終更新:12月25日5時3分




http://www.kunaicho.go.jp/12/d12-08.html
○ 歌会始の詠進要領(平成20年)
1  平成20年歌会始のお題
  「火」
(注)  「火」には例えば,ともしび(灯火)・ほむら(火群)・ほなか(火中)などの用例がありますが,必ず「火」の文字を使用して下さい。
2  詠進歌の詠進要領
(1)  詠進歌は,お題を詠み込んだ自作の短歌で一人一首とし,未発表のものに限ります。
(2)  書式は,半紙(習字用の半紙)を横長に用い,右半分にお題と短歌,左半分に郵便番号,住所,電話番号,氏名(本名,ふりがなつき),生年月日及び職業(なるべく具体的に)を縦書きで書いてください(書式図参照)。
 無職の場合は,「無職」と書いてください(以前に職業に就いたことがある場合には,なるべく元の職業を書いてください。)。
 なお,主婦の場合は,単に「主婦」と書いても差し支えありません。
(3)  用紙は,半紙とし,毛筆で自書してください。ただし,海外から詠進する場合は,用紙は随意とし,毛筆でなくても差し支えありません。
(4)  病気又は身体障害のため毛筆にて自書することができない場合は下記によることができます。
ア 代筆(墨書)による。代筆の理由,代筆者の住所及び氏名を別紙に書いて詠進歌に添えてください。
イ 本人がワープロやパソコンなどを使用して印字する。この場合,これらの機器を使用した理由を別紙に書いて詠進歌に添えてください。
ウ 視覚障害の方は,点字で詠進しても差し支えありません。
3  注意事項
 次の場合には,詠進歌は失格となります。
(1)  お題を詠み込んでいない場合
(2)  一人で二首以上詠進した場合
(3)  詠進歌が既に発表された短歌と同一又は著しく類似した短歌である場合
(4)  詠進歌を歌会始の行われる以前に,新聞,雑誌その他の出版物,年賀状等により発表した場合
(5)  2の(4)に記した代筆の理由書を添えた場合を除き,同筆と認められるすべての詠進歌
(6)  住所,氏名,生年月日,職業を書いてないものその他この詠進要領によらない場合
4  詠進の期間
 お題発表の日から9月30日までとし,郵送の場合は,消印が9月30日までのものを有効とします。
5  郵便のあて先
 「〒100-8111 宮内庁」とし,封筒に「詠進歌」と書き添えてください。
詠進歌は,小さく折って封入して差し支えありません。
6  疑問がある場合には,直接,宮内庁式部職あてに,郵便番号,住所,氏名を書き,返信用切手をはった封筒を添えて,9月20日までに問い合わせください。
<書式図>
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