Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『河童のクゥと夏休み』

2007年08月11日 01時56分04秒 | 映画
2007年07月28日、ツーリング買い出しつつおひとり、
横浜ニューテアトルさんにて、15時30分の回を観賞しました。

感動を一言で言うと、
後半1時間潤みっぱなしになったくらい細やかな心理描写がありつつも、
基本はアニメだからこそのダイナミックな演出で飽きることなく観続けられる、
劇場で観てこそ楽しめる、この夏一押しになりそうな良質なアニメ映画でした。

河童と少年の、ひと夏の思い出話に留まらず、
現実的な描写で人間の持つ美しさ醜さを浮き彫りにしていて。

作品を通して、主に子供に対する直球なメッセージを送っていますが、
子供と観に行った親の方が、より感動する気がしました。

善にも悪にもなる可能性をも示唆しているので、
それらのメッセージが説教くさくなく、心に響くのです。

人間関係に疲れたり、迷いや不安があるときに見れば見るほど、
心が温かい気持ちになり、伝わるものが大きいと思います。

もちろんアニメならではというか娯楽活劇としてのつくりもしっかりしていて、
手に汗握ったり、夏休み気分で遠野に行ってみたくなったりもします。

アニメだからと偏見を持つのがもったいなく、ジブリ映画を観に行く気分で、
大人同士で観に行っても、大いに楽しめる良質な作品だと思いました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿