Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

ライブ生感想「CHAGEandASKA25周年記念ライブ『熱風』」

2004年08月29日 11時36分37秒 | 音楽
2004年8月28日、18時から、
お台場の特設会場にて『熱風』ライブがありました。

到着でお伝えした時点では、
雨かも、てか雨でしょ、な気持ちでいっぱいでしたが、
さすが晴れ男なC&Aさん。

昨年は台風を通過させましたが、今年は台風を停滞させ、
最後まで雨が降ることなく、無事にライブを行い切りました。

私は、雨がいつ降ってもいいようにカッパ着ながら観ていたので、
逆に、カッパ内部が汗で濡れました。

まず、感想を一言で言うと、
熱風と言いつつも、曲目は熱風寄りではなく、
25年間のライブを総括するような内容で、
ふたりの気持ちそのものが、熱風、なライブでした。

今まで、過去のライブで盛り上がってたらしい、という文献と、
CDでしか知らなかった内容を、実際に生で観られて、
ああ、こうだったんだ、って、発掘というか、発見というか、
スゴイ瞬間に居合わせた、と、なんとも言えない気持ちになりました。

恋人同士で喩えるなら、
今まで話で聞いたことのある、
出会う前の子供時代の思い出を、
アルバムを開いて写真を見ながら、
じっくり話を聞かされたような、
そんな感覚です。

なので、説明する恋人を見守る感覚と同じように、
当時の思い出を知るのも興味深くて良いけど、
やっぱり、そう説明している今の姿が好きだな、
っていう再確認になった感じもあります。

出会った後の共通する思い出の方が、
やっぱり共感できますしね。

なので、感動はありましたが、
きっとC&Aさんとの出会いが早ければ早いほど、
楽しめたライブだったと思います。

新しいファンには、新鮮に映り、
こういうC&Aさんもいたんだなぁ、と、
しみじみ、しっとり、ほのぼの、熱くなる、
そんなライブでした。

ということで、
もうちょっと具体的な感想をする前に、
他のblogさんからセットリストを転載。

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CHAGE&ASKA熱風ツアー曲目
18:16 「ひとり咲き」
18:21 「流恋情歌」
18:27 「万里の河」
18:31 「御意見無用'82」
18:35 「夏は過ぎて」
18:39 「モーニングムーン」
18:43 CHAGE:今回はカタカナのチャゲと漢字の飛鳥です!!
18:43 ASKA:待たせたねぇ!
18:46 「夢から夢へ」
18:50 「21世紀」
18:54 「光の羅針盤」
19:00 CHAGE:いまから歌う曲は新曲ではありません。
19:00 パンドラの箱を空けます!!
19:01 メドレー
19:01  1.「LOVE SONG」
19:01  2.「パラダイス銀河」
19:01  3.「Newsにならない恋」
19:01  4.「ボヘミアン」
19:01  5.「ふたりの愛ランド」
19:01  6.「ふたり」
19:01  7.「嘘」
19:01  8.「伝わりますか」
19:01  9.「シングル・ベット」
19:01 10.「YAH YAH YAH」
19:01 11.「太陽と埃の中で」
19:16 「36度線」
19:23 「夏の終わり」
19:29 「MOON LIGHT BLUES」
19:33 「熱風」
19:42 「魅惑」
19:46 「棘」
19:50 「Love Affair」
19:57 「南十字星」
20:02 「NとLの野球帽」
20:08 「野いちごがゆれるように」
20:17 「熱い想い」
20:23 ASKA:みんなの気持ちは受け取った!
20:24 「声を聞かせて」
20:26 「SAY YES」
20:31 「安息の日々」
トリログさんより転載)
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楽曲ごとの感想に入る前に、
気になったことがありました。

「kicks」以来、延々とASKAさんが高音出なくなった説が、
ネットではこそこそ囁かれていますが、
私はそれに懐疑的で、CD/DVDでは音声が差し替えられた、
札幌のカウントダウンでも、会場で聴いてましたが、
高音の出について、あまり気になりませんでした。

しかし今日は聴いていて痛々しいくらいに、
ASKAさんの声が出ていませんでした。。。

声が出ないため、投げ切るように歌っていて、
高音が伸ばせていませんでした。

セットリストを見ればわかる通り、
ASKAさんメインで、しかも喉を酷使する曲ばかりなので、
練習中に喉を壊しちゃったんじゃないでしょうか。

ASKAさんの負けず嫌いな性格的に、
きっと本人が一番悔しいでしょうね。

…というか、それでも気迫で歌い切る、、
これこそが若さで押し切った、熱風、の気持ちであった、
と言えるのかもしれません。

けれど、そういった気になる点があったからこそ、
25周年でありながらも、まだ完成されていない、
だからこそ今後も続けなければならない、
そんな記念ではない、通過点なライブになったと思います。

ASKAさんの、やり遂げなきゃ、という気持ちが表情から伝わり、
格闘技の試合かのように、熱かったです。表情も必死でしたし。

ただ、前にASKAさんが、気持ちを込めて歌えなかった、と、
納得できず、ライブを再公演した例がありますからね、
この熱風も、もう一度公演したりして。。。

なので、DVD化がチョット心配です。

けれど曲目的には、
本当に素晴らしかったと思います。

熱風時代の楽曲、作家時代の楽曲メドレー、
そして時代時代のライブで盛り上がった楽曲。

韓国でのシングルベスト的なライブを、
ビートルズで言えば赤盤と表現していましたが、
今回のライブベスト的なライブは、
ビートルズで言えば青盤と呼べるのではないでしょうか。

このセットリストには書いてありませんが、
登場はロック調にアレンジされた『威風堂々』で、
過去のC&Aさんはプログレっぽいことしてたよな、
と、なんだか嬉しくなってしまいました。

そんな嬉しくなっているところに、
『ひとり咲き』から『流恋情歌』そして『万里の河』という、
シングル3連続には驚きました。

さらに『御意見無用』、『夏は過ぎて』、『モーニングムーン』
この6曲、どれもライブで聴いたことはなかったので、ただただ感動でした。

『夢から夢へ』 、『21世紀』としんみりきて、
『光の羅針盤』もアコースティック版が披露されて、
改めて楽曲の良さを、しみじみと感じました。

メドレーでは、他の歌手に提供した楽曲のカバーに加えて、
なんと、あの『ふたりの愛ランド』を歌い、
どうにも楽しい気持ちになりました。

その後『36度線』を歌い、今のC&Aを見せ、
ソロコーナーとして 『夏の終わり』、『MOON LIGHT BLUES』を、
しっとり歌い切ります。

その後、現代版にアレンジされた『熱風』を経て、
『魅惑』、『棘』、『Love Affair』、『南十字星』、『NとLの野球帽』、
と、過去のライブで盛り上がった曲が立て続きに演奏されました。

ひとしきり熱くなったところで、
『野いちごがゆれるように』 でじんわり感動させ、
ASKAさんの散文詩的MC後に『熱い想い』 でエンディング。

と思いきや、雨を気にしたASKAさんの提案で、
舞台裏に引っ込むことなく、アンコールに。
福岡のカウントダウンを思い起こさせる展開です。

そして演奏されたのが『声を聞かせて』。

この歌が生で聴けて、
しかも、その、声、に参加できるとは思わなかったので、
なんとも言えない感動がありました。

そして大合唱の『SAY YES』に、
心に染み渡る『安息の日々』。

これで演奏した曲目は終わりですが、
挨拶中に『愛すべきばかちんたちへ』が流れ、
CHAGEさんの音頭で、エンディングを大合唱。

ほのぼの、心温まる終わりとなりました。

なんにしても野外ライブはいいですね。
あの、なんとも言えない開放感が良いです。

特に今回はセットの後ろにフジテレビ社屋があって、
雰囲気たっぷりでしたしね。

やっぱり「夏だ!野外だ!チャゲアスだ!」です。

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