Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『キサラギ』

2007年07月11日 08時03分51秒 | 映画
2007年07月02日、母親様とおふたり、
京成ローザさんにて、14時10分の回を鑑賞しました。

感想を一言で言うと、
笑いつつも泣けてしまうくらい作品に引き込まれ、心を掴まれる物語に、
出口から迷路を描いたかのように、破綻のない伏線が張られていて、
うっすらと先が読めて、その通りに進んでくれる、頭に心地良い作品です。

バラバラになっていたジグソーパズルが綺麗にハマっていきつつ、
そのパズルひとつひとつに物語が隠されており、何度も観たくなります。

キャラが立った登場人物たちの会話を楽しむお話で、
脚本家の直球勝負とも言えますが、見事に勝利してると思います。

会話に想像出来る余白が多いので、男5人の密室劇なのにお話が閉じ込まらず、
会話にない部分も含めて広い世界のお話を観たかのようにも感じられます。

劇場という非現実な密室で観てこそ、自分が無口な6人目になれると思うので、
驚く映像はありませんが、生の舞台のように劇場で観るべき作品だと思いました。


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