チャンピオンクラス 5位入賞
ヒルクライムシリーズ 2位
---
【行程】
0000 チビ助夜泣き
0400 起床 ~ フローラー
0450 朝食(トースト2枚、バナナ1本、ドリップ珈琲)
0550 ローラー
0620 終了 会場へ
0730 スタート
夜はストレッチ、マッサージを入れて9時ぐらいには床につく。外からは雨の音が聞こえる。夜中にチビ助が寝れないと言って泣き始める。パン食べる?と安易な解決法は見事に通じず。嫁さんが上手く対応してくれて外に連れ出すことは避けられた。サンキュー。1~2回が覚めて4時に起床。
例年より20分ぐらい遅く起きたら、その分ローラー時間があまりとれず。今年は限りある体力なので、ちょうど良かったかも。
悪天候のため、コースが大雪渓までに短縮になった。4~5分ぐらいなのでレースプランはフルコースと同じに考える。
森本選手がソロで56分で走ったとの話を聞き、不用意に付いていくのはリスキーと感じた。
スタート位置は前から5列目?ぐらい。色んなリスクを考えるとこの辺りが良いかな。サドルがトレタクマーさんのトークのお陰で変な緊張感なくスタートした。
【作戦】
・去年が森選手に食らい付き完全に終わってしまった結果、思い出には残ったが結果が残らず非常に悔しい思いをした
・乗鞍では結果が欲しいし、求められている
・自分のキャパをしっかり認識し最速を目指す
・入賞圏内の集団で位ヶ原まで(可能であれば)温存
・中盤の2~3人までの逃げは容認
・ラスト13分に全てを掛ける
【レース】
(酸欠で記憶が怪しいので、他のレポートと不整合ある場合はそちらが正しいと思います。)
三本滝以降からレースが動くことが多いので、それまでは可能な限り無駄な動きをしないように集中する。少し走った所でほぼ最後尾となり、周りには武田選手とよっしー選手。三本滝でアクエリを貰う。この時点で20~30人ほどか。思ったより余裕がなく調子が悪いのかもと思う。いや、回りも辛いハズだと切り替えた。
リフトの手前で2人が抜け出していくのがうっすらと見える。誰かは分からなかったが、1人はまず間違いなく森本選手だろう。どんどん集団との距離を広げていき最初のつづらでは確認できない状態となった。
つづらを過ぎると集団は急速に絞られていき、10名ほどになった。ここで宮崎選手が居ないことに気付いた。そうか、行ったか。
位ヶ原前のつづらで矢部選手が抜け出していく。それに集団が引っ張られる感じでペースが速く、ギリギリな感じに。フォームも潰れぎみになってきた。これに気付けたのはまだ余裕があったのか?背中を高く、顔を前に向けることを意識すると、僅かに回復してきた。ここで前から1人が降ってきた。宮崎選手だった。程度はあるにしても、かなり厳しい状況になり離脱したのだろうが、この集団に留まった。
位ヶ原でアクエリをもらう。ここからが自分が設定した勝負どころ。しかし余裕が無い。
勾配の緩む区間で森選手がペースを上げて矢部選手に追い付く。そして武田選手がアタック!残り10分程しかない。もう細かいことは気にせずに全力で追いかける。そして森林限界に入ると同時に雲の上に出た。一気に視界が開けて乗鞍スカイが広がる。身震いした。
武田選手との20~30mの差が縮まらない。ペースが上がってなかったのだろう。ヤベ選手が再び前へ。息が完全に上がり、じわじわと距離が開いていく。ヘアピンコーナーで10m以上離れ、後ろからはサノ選手が来ているのが分かった。視線の先にバスの隊列が見える。もうすぐゴールなのだ。しかし、もう苦しくてペースが上げられない。後ろに付かれたのが分かったが、もうスプリントの余裕が無いのでがむしゃらに踏み込むのみ。コーンが見えた。サノ選手のスプリントは見送るしかなかった。5位入賞。
ゴール後は過呼吸気味になり、このまま意識を失って倒れるんじゃないかと。これまでで一番辛かった。
2年振りの表彰台。
てっぺんでは無いが、今年の努力を最低限認められた感じがした。
もちろん結果に満足はしていないけど、後悔はない。やりきった結果だから。
乗鞍が近くなってくるとプレッシャーから正直憂鬱になることがある。しかし、あの素晴らしいコースのロケーション、リスペクトするライバルとの勝負、ゴール後談義は、来年の乗鞍への参加を強く決意させる。安易に優勝と言えないぐらいに森本選手は強かったし、ライバルのレベルも極て高い。しかし、コンペティターである以上、目標は優勝だ。
また1年が始まった。
課題はまた別の機会に整理しよう。
乗鞍を走って改めて感じたが、YONEX CARBONEXは軽いだけじゃなく、意図するように進んでくれる。勾配を選ばないのはバランスが良いんだろうな。随分と助けられた。