F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

ネットタイム計測方式について

2013年06月05日 | トレーニング
夜ローラーインターバル
2分×5本(レスト5分)368W 368W 366W 375W 377W
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Mt.富士ヒルクライムのネットタイム計測方式について、主催者のアールビーズに聞いてみた。
2年前までに設けていたアスリートクラスと年代別クラスに分けたグロスタイム方式では、
アスリートクラスの入賞者が年代別クラスの入賞者よりタイムが悪いことが散見される問題があった。
不公平感を無くすことが課題となり、ネットタイム方式によるウェーブスタートを導入し、
表彰は全参加者をひっくるめて、総合1位と年代別で表彰する方式にすることで、是正を図ったとのこと。

ここで、アスリートクラス入賞者のタイムが年代別クラス入賞者のタイムより遅いことが、
なぜ不公平感があると捉えたのだろうか。
集団による競争では、駆け引きや戦術などが必ずある。展開によっては集団のペースが落ちることだってある。
TTでは無いのである。1分、1秒を競い合うのではなく、ライバルに対して1cm、1mmでも前でゴールすることが目標となる。
このため、違うスタート時間、違う集団でのレースタイムを比較することに、合理性はないと考える。

さらに、ネットタイム方式を公平な計測方式という見解を大会側は持っているようだが、
昨今の実力が均衡してきている状況では、ゴール付近で勝負が決まるシビアなレースが増える。
ネットタイム方式の特性を利用すれば、集団後方からスタートし、先頭集団に付き位置でゴールすれば優勝となる。
これが公平な競技と言えるのだろうか。

以上はあくまで私見である。
ネットタイム方式は、単純なタイム比較だけであれば公平とも言えるし、
5000人の記録を機械的に処理すること、スケジュールの変更にも影響されないことに対しては
相当な優位性があると推察できます。
でも、やっぱり1番でゴールした選手が勝ち、っていうのがシンプルで後腐れなしで良いと思う。
遊びだけど、半分は人生捧げてるのに、あの結果ではさすがに気分が良くない、よね。
主催者としては、今後第一ウェーブ以外からの優勝者も出ると考えているという。
つまり今後もこの計測方式を継続することを意味する。

意見等については下記大会サイトから、コメントが可能です。

http://www.fujihc.jp/contact.html

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