F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

第10回Mt.富士ヒルクライム

2013年06月02日 | 大会
総合2位
年代別1位
http://www.fujihc.jp/pdf/s1.pdf
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ゴールへは一番に飛び込んでガッツポーズするも、総合では負け。
ネットタイム方式という効率優先な運営方式に翻弄された。
何のための優先スタートなんだろうか。
ガチンコ勝負した選手達が、なぜ嫌な想いをしなければならないのか。
運営の省力化も分かるが、競技会としての質の確保を、ぜひ再考してもらい、今後同じような想いをする選手が出ないよう改善を望む。
改善が無いようなら、来年の富士のエントリーは恐らくしない。

---------------(以下、レースレポ)
スタートしてからじゃないと、誰が出走しているのか分からないこのレース。歴代優勝者を招待ということで、みんないるかと思いきや、森選手や藤田選手は居ない感じ。スタート後は速くもなく遅くもないペース。先頭が見える範囲に位置どる。歩を進めていると、脇から蔵王で森選手に競り勝った乾選手が上がっていった。厳しい戦いを覚悟。第一CPまでの間に1人逃げてたけど吸収。集団は20~30人いたので、逃げは厳しい状況。

第一CP前後ぐらいから、乾選手が飛び出すような場面が出始める。決定的なものになりかねないので集中していると、もう1人の選手と30mほど飛び出し、直感的にジャンプしてジョイン。一緒に逃げられればと思ったけど、集団も牽引してしまいリセット。だが縦長になった集団にはダメージを与えられたはず。

急勾配な区間になると車間が開くようになる。集団が疲労してきている。すると乾選手、ミヤケン選手、原選手が抜けていく。慌ててジャンプ。先頭に出て、決定的なものになるようにペースをあげる。先頭交代即すが動きなく、ペース落としても動きなし。ならば?行くっきゃないでしょ、ペース上げて抜け出す。15キロ付近?

こうなったらギリギリのところで踏んでいくのみ。去年のイメージで。だが、去年とは違う状況かひとつ、第2CP前後から風が強くなる。小柄な体型だけに風を喰らうとペース維持が難しい。あと10分の我慢と言い聞かせていく。ふと運営バイクが止まる。嫌な予感。後ろを振り向くとミヤケン選手を先頭に乾選手、原選手が数十メートル後ろまで迫っていた。ゴールを目前にして逃げが終わる。

脚もココロもボロボロながら、諦めるわけにはいかない。空から応援してくれている人がいる。残る数分の間に脚を出来るだけ回復させて、スプリントに掛けるしかない。下り区間でのペースアップ以外は動きがなく淡々と進んだので、少し回復した気がした。ラスト1キロはお互い観察しながら。誰が強いのか。原選手が掛けるが全員反応。ゴールが見える。原選手の後ろに着く。その右手から乾選手がスプリント。反応して番手に付ける。まだ、まだ、まだ。そしてラスト数十メートルで踏み倒す。トップゴール!思わずガッツポーズ。

ゴール後に筧選手とトレーニングトーク。今後も参考にさせて頂きます。
下山途中、不意に今年始めからの出来事が走馬灯のように駆け巡る。インフルエンザにかかり、治ったと思ったら嫁さん入院で父子家庭に。間髪入れずにチビ助がインフルエンザになって、その後も何度も高熱出してまともに会社も行けないような状態だった。そしてうちにとっての試練。まともに乗り始めたのは4月。下山しながら泣いていたのは自分だけだろう…。

表彰式ではオヤジーズ(ミヤケン選手、本柳選手、野崎選手、自分)で世間話で盛り上がる。そしてちゃっかりその場にいた高木美帆と記念撮影に成功!



気持ち切らさず、頭を切り替えていかなきゃだな。来週は栂池だ。

今回は三条のサカモトさんと同行させてもらい、大会や道中を楽しく過ごさせてもらいました。本当にありがとうございました。サカモトさんとは初めて交流したけど、ショップの一つのあり方を見た気がする。皆さん、心底楽しんでたなあ。