イタリアより

滞在日記

イタリア鉄道ネット予約2015(最新版)その1.

2015年08月12日 | イタリア鉄道ネット予約最新版


トレニタリアのサイト/トップページ


■2015年8月12日

今年も半年が過ぎましたが、この頃になると又イタリアへの思いがふつふつと湧いてきます。といっても、昨年の旅行記は、“イタリア”も“中欧”も頓挫をきたし、綴っておきたいことはまだまだあるのに、と何とも情けない思いでいるのも確かです。そんな中、久しぶりにトレニタリアと呼ばれるイタリア鉄道のサイトを覗いて見ると、表示が変わっていてちょっとびっくりすることになりました。

トレニタリアは、毎年6月と12月にダイヤ改正をするのですが、今回は時刻の改定のみならず、サイトの仕様を変更したようで、あっらーっと、俄然興味も湧いてきたのでした。先ほどざっと目を通してみたところ、昨年までのネット予約の仕方と根本的には同じでしたが、いかんせん、言葉の不案内な外国のサイトには、古い情報のままだと困惑することも出てくるので、最新のネット予約の仕方を記しておこうと思います。初めてイタリアへ個人旅行をする方の、少しでもお役に立てると幸いです。

なお、昨年は、一人分の切符の購入(予約)の仕方を記しましたが、今回は二人分、座席指定もすることにして、ローマからフィレンツェまでの往復切符のネット予約の仕方を以下ご紹介します。

1.上記トップページから。


デフォルテは「Tutti i treni」(全ての列車)になった

「Solo Frecce」は、特急列車だけ表示する意

  
昨年までは、このトップページのデフォルテ(初期設定)は、「LE FRECCE」(特急列車)に設定されていて、例えば、普通列車や快速に乗りたい時は、この設定を「Tutti Treni」(全ての列車)にクリックして変える必要がありました。が、今回の改定では、「Tutti i Treni」(全ての列車)が最初から表示されるようになっていて、これまでの利用者の使い勝手の悪さにやっと気が付いたようでした。やれば出来るトレニタリア!

と言う訳で、この箇所はデフォルテのままでもいいのですが、でも、ローマからフィレンツェまで特急で行くので、今回は「Solo Frecce」(特急列車だけ)をクリックしたいと思います。なお、「Tutti i Treni」をクリックすれば、普通列車や快速列車を含む、出発地から到着地までの全ての列車が出て来ます。そうそう、この普通列車に関しても、変更がありました。昨年まで、普通列車の切符はユーザー登録(トレニタリア会員)していないと、購入(予約)できませんでしたが、今回の改正で誰でもネットから買うことが出来る様になっています。但し、購入は7日前からというのは改正後も同じです。


2.日時を確定して、ローマからフィレンツェまでの往復・二人分の切符を指定する
  
ここでは、例として、行きは、10月1日・ローマからフィレンツェまで午前9時台の列車、帰りは、翌日10月2日・フィレンツェからローマまで16時台の列車(二等車)で指定します。



               ①特急列車のみ表示させる
               ②往復 にポチ!
               ③ローマ・テルミニ駅より
               ④フィレンツェ・サンタ・マリア・ノベッラ駅(までの往復)
               ⑤行きの日にちを横のカレンダーの絵柄から選ぶ
               ⑥希望の発車時刻をプルダウンメニュー▼▲から選ぶ
               ⑦帰りの日にちを横のカレンダーの絵柄から選ぶ
               ⑧希望の発車時刻をプルダウンメニュー▼▲から選ぶ
               ⑨大人の乗車人数をプルダウンメニュー▼▲から指定
                ※12歳未満の子供が同乗するときは、横の「Ragazzi」(子供)に人数を指定
               ⑩「CERCA」(上記の条件で該当する列車を捜す)をクリック
                 

3.行き(ローマ→フィレンツェ)の列車を選ぶ



上記の画面では、午前9時台の列車が出ていますが、その中で一番安い切符を選びたいと思います。ローマ・テルミニ駅発午前9:50分発フレッチャ・ジェント9414(二等車)/48ユーロです。この料金は二人分ですが、切符の種類は、スーパーエコノミーで、リーズナブルだけれど、変更もキャンセルも出来ない、更には、遅延やストがあっても補償されないので、この点を承知で選択します。

4.切符の詳細

9:50分発フレッチャ・ジェント9414を選ぶと、プルダウンメニューで切符の詳細が出ます。現在表示されているのが、その列車の最も低価格の切符なのですが、変更が出来ないと困る、というような場合は、「BASE」(基本料金)を選びます。この切符は当日窓口で買っても同じ料金なので価格へのメリットは無いのですが、現地での購入の煩わしさを思うと、ネットで買うのも良いかも知れません。



切符の詳細は・・・

・「Base」     
日時の変更回数無制限、出発の時間まで無料で出来ます。切符の変更も無料です。その時、切符の差額があればその分のみを支払います。又、払い戻し可能、ただし手数料20%必要。      

・「Economy」
日時の変更1回のみ有料で、出発の時間まで可能です。ただし、同じ種類の切符、同じ区間の電車のみに限られます。払い戻しは出来ません。

・「Super Economy」
変更もキャンセルも全く出来ません。その代わり、料金がとてもリーズナブル。

以上が、私たち外国の旅行者向けの切符になりますが、「Super Economy」より下の「Cartafreccia senior Da 60anni」は、トレニタリアでユーザー登録している60歳以上の会員向けの料金、更にその下の「Cartafreccia young Fino 26anni」は、同じく26歳までの会員向けに設定された料金になります。他の料金が売り切れになっていて、この料金で表示されている切符は会員でない私たちは購入不可で、うっかりそれに気付かず決済しようとすると、エラーが出ますので注意が必要です。

5.行きの切符の確定と座席指定

以上で、行きの切符の予約(購入)を確定させます。上記の下方にある「Contiua」(続ける)をクリックして、次は帰りの切符を予約しますが、往復の切符を購入するときは、行きと帰りの切符を取ってから、まとめて席を指定します。行きの切符を購入後、すぐには座席指定は出来ません。

6.確認

ここまでで、行きの切符の予約が出来ました。文字で説明すると、このようにとても長くなりますが、要領が分かれば、サイト内をサクサクと進めるようになります。が、しかし、ここは慎重に、途中今購入している切符が間違ってないか確かめましょう。画面の右に以下のように購入した(予約した)切符の内容が表示されるので確かめます。間違いがなければ、帰りの切符を購入します。



続く

コメント (2)
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