イタリアより

滞在日記

フィレンツェへ 国内線に乗り継ぐ

2015年01月21日 | ローマ

フィレンツェのドゥオーモ

何度訪れても、口をついて出る言葉は・・・「凄いっ」-2014.12.22-


■2014年12月20日(土)

※2015年12月は、乗り換えの経路が変わっていました。こちらです。

前述の、“ベネチア・マルコポーロ空港からの帰国”手順のついでに、ローマ空港に到着後、“国内線の乗り換えについて”も、記しておこうと思います。話が重複しますが、私がイタリアに初めて一人で来た時、もっとも不安だったのが、この国内線への乗り換えでした。空港内の表示に従ったはずなのに、どういう訳か外に出てしまい、広い空港内を右往左往したことがありました。当時は、まだT3の改修や拡張工事の真っ最中だったので、今にして思えば標識のミスマッチだったのかも知れません。ですが、今はもうすっきりとして、乗り換えもとても分かりやすいです。

以下、関空からアリタリアを利用してローマのフィウーミチーノ空港に到着後、フィレンツェに向けての乗り換えの経路と手順です。これは、例えば目的地がナポリであっても同じです。


関空からローマを経由してフィレンツェまで行く

自分の手元のチケットで、国内線(ローマ→フィレンツェ)の出発ゲート(上記ではB28)を確かめる


前述しましたが、一番大切なことは、出発ゲートの番号に向かって空港内の表示に従うことです。人の流れに沿っていくというのは、あながち間違いとは言えないものの、ローマでそのまま市内に出る人も多いので、ここはやはり電光掲示板の表示を確かめて、その方向に歩いて行きます。ローマの空港は広いので、国内線の乗り換えゲートまで結構距離があるということも心に留め置いて下さい。


トランジット(乗り換え)の表示を見つける

念のため、黄色の矢印にある電光掲示板で、搭乗ゲートと出発時刻を確かめる


ローマに到着後、飛行機を降りたら、上記の写真にある通りトランジットの表示に従い進みます。この表示は目の前にすぐに現れますので心配はいりません。ちなみに、上記の写真では、まっすぐ行くと機内預け入れの荷物を引き取るエリアに行きます。ここから、例えばテルミニなど市内に行く旅行者は、まっすぐに進むことになります。


「B28」のゲートに行く為にモノレールに乗ります


歩いて行く通路の脇にはいくつかの扉があって、以前は訳も無く開いていたりしましたが、今回よく見れば、どの扉もきっちりと閉じられていて、人が迷い入るようなエリアは皆無でした。


ローマ・フィゥーミチーノ空港は上記のような構造をしています

ターミナル3(T3):国際線エリア
ターミナル1(T1):国内線エリア


そうそう、この行程を更に詳しく説明すれば、日本からの到着便は、サテライトと呼ばれる、補助ターミナルに着くことが多くて、そこからこのスカイブリッジ(モノレール)で、言ってみれば、“本体国際ターミナル”に着くことになります。なお、サテライトとは、大規模な空港で、乗降客の便宜のために、主なターミナルから通路を伸ばして設けた補助ターミナルのことを言います。勿論、サテライトではなく、国際線T3のエリアに着けば、このスカイブリッジに乗ることはありません。昨年がそうでした。


「B」の表示へ


モノレールを降りても「B」に向かって進みます。もうすぐセキュリティチェックや入国審査のエリアに入ります。



目の前には手荷物検査(セキュリティチェック)のエリアが現れる


この場所で並ぶ人の多さが問題なのですが、私は毎年オフシーズンなので、いつもスムースに通り抜けています。でもツアーなどの団体が重なると時間がかかり焦ることになるので、ここを通り抜けるまでは安心できませんし、写真はないのですが、この後、更に入国審査が控えています。手荷物検査に人が多く並んでいれば、当然入国審査にも時間がかかるし、最近はとみに、セキュリティ審査が厳しくなっていて、イタリア人といえどもここだけは、検査員は真剣な顔をしてX線を通した画面を入念にチェックしています。前述の通り、金属製の製品は、どんな小さな物でも全て専用カートに入れる方がいい。

これも前述の繰り返しになりますが、入国審査や手荷物検査など、イタリアに入る為に必要な手続きをするエリアには、搭乗ゲートを目指して行く途中、必ず通りますので、心配は無用です。


まだまだ遠い「B28」のゲート


無事に検査が終われば、再びというか、三度(みたび)というか、またまた、「B」の表示を頼りに歩いて行きます。数字の28が出てくるのは、もっと近くなってから。

更に表示の通り、ひたすら歩いて行きます。



表示がないと、不安になる

が、向こうにあるのを見れば、ホッとして^^;

更に歩く



まだまだ歩く

この白いカウンターは、新しくなったインフォメーション



イタリアの通信会社「TIM」のカウンターは国産線と国内線の乗り継ぎ通路の途上にある

時間が少しあったのと搭乗ゲートも確かめたので、私はここで、昨年ナポリで買ったsimカード(プリペイド料金)の通話利用金を入金しました(イタリアではこれをリカリカーレと言います)。ついでに、というか、こちらが一番の目的でしたが、持参したsimフリーのWi-Fiルーター用にも新しくsimカードを購入たのでした。Wi-Fiに関するこれらのお話は又改めて記したいと思いますが、時間に余裕があれば、イタリアの通信のためのsimカードはこのカウンターで買うことが出来ます。(パスポートが必要です。手続きに要する時間は、早ければ20~30分)


電光掲示板があれば、もう一度確かめておく

ここからは歩いて6分・・・ご親切にどうもm(_ _)m



この辺りまで来ると、「B」のみならず番号が表示される

ゲート番号「B28」を目指しますが・・・


一昨年、この空港で乗り換えてナポリまで行きましたが、その時のチケットがあったので見てみると、搭乗ゲートは「B18」となっています。やはりこの辺りにあったのですね。

さて、今回フィレンツェ行きの搭乗口は、ここからまだ先のようで歩みを進めましたが、正面にバールが現れた途端、「B28」の表示が無くなってあれ?となりました(?_?)。



時間が押していれば、大慌て、ゲートがないと、パニックにもなりかねませんが、よくよく捜せば、このバールの奥に搭乗ゲートに向かう通路(エスカレーター)があります。正面から見れば、バールが目について、おまけに搭乗ゲートの表示も隠れて見えなくなっていますが、なんでこんなところにバールを作ったのか~。私は、ブツブツ言いながらエレベーターで下に降りて行きました。

いやいや、落ち着いて探せば、バールの奥にまだゲートの表示があって・・・



まるで、隠されたような下へ降りるエスカレーター



エスカレーターを降りきると、やっと搭乗口「B28」です。


思えば、国内線の搭乗ゲートの中でも、この日のフィレンツェ行きの飛行機に乗る場所は一番遠いところに位置していたようで、随分と歩くことになりました。乗り換え時間は二時間余りあったのと、オフシーズンの為に人が少なかったので、上記に記したようにsimカードも購入できましたが、シーズンまっただ中になると、スムースには行かないかも知れません。特に最近は、中国や韓国からの旅行者がほんとに多いです。時間には余裕を見て、そして、しつこく繰り返しますが、電光掲示板で、自分の乗る飛行機便を捜し、ゲートと時刻を確認して、空港内の表示に従って進んで下さい。

ローマ・フィウーミチーノ空港の国内線への乗り換えは、恐るるに足らず~エリアが広いので少々時間はかかるものの、もう簡単に出来るようになっています。
コメント (4)
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