イタリアより

滞在日記

アリタリア・マイルの真実4

2013年10月22日 | 旅行

宿泊先のホテル・ウェスティン朝鮮(チョースン)

ソウルの中心街明洞の目の前にあってとても便利なホテルでした


驚きと疑問の入り交じった「なんですとーっ」と言う言葉は、いつ言うの?今でしょ!!ってふざけている場合ではありません。と言いますか、最初は相手が何を言ってるのか瞬時には理解出来ませんでした。だって、確定したEチケットをアリタリアデスクは既に発行しているのですから、「乗れない」という意味が分からなかったのです。どういうことでしょうか?と聞く私の耳に入ってきた返答は、「大韓航空の便にお客様のお名前が登録されていず、席が確保されていません」ということでした。そんなバカな…


ホテルウェスティン朝鮮のロビー


Eチケットは発行されていて受け取っています。明らかに確定した状況で、今更席がない、乗れないというのは困ります。既に広島から成田までのANAのチケットと現地のホテルの予約も済んでいますし、知人とは現地で待ち合わせの約束もしています、と言うと、相手は、私どもではなく大韓航空側の事情ですし、お客様のチケットは特典航空券ですので、と耳を疑うような返答がありました。もう絶句するしかない。


20階にあるエグゼクティブフロアラウンジの入り口

専用カードをレセプションで提示して

唯一知っている韓国語「アンニョンハセヨー」~と挨拶をして入りました(^^)



予約の段階で希望する席がないのは仕方ない、何といっても正規の料金を支払う客が最優先です。しかしチケットを発行しておいて、それも出発の一週間前に乗れないというのはどう考えても解せません。少々のことはまっいっか~と済ますことの多い私ですが、さすがにこの言い分は承諾する気にはなれませんでした。デスクの女性は、翌日のチケットなら席がお取りできますと言いましたが、もう返答する気も失せて怒りも通り越し、お断りします、どうしてもこの便で出発しますので、そのようにお取りはからい下さいと静かに言いました。相手はもう一度大韓航空に確かめてみますと応じましたが…果たして…なんとお粗末な結末だったことでしょう。


さすがにラウンジは静かでゆったりとできました

欧米のビジネスマンや旅行客もちらほら


しばらく経って連絡が来ましたが、原因は大韓航空のシステムエラーで、一番最初の予約が取り消され変更になっていたため、そのままが反映されてしまったとのことでした。確かにシステムエラーはアリタリアのせいではありません。しかし、チケットを発行した自社のリピーターの顧客の席がないということにもう少し責任を感じることはできないものか。もっと真摯に対応していればシステムのエラーだと分かったはずだし、顧客を混乱させ不愉快な思いを抱かせることもなかっただろうに。渡航経験が80回を超える同行の知人は、事の顛末を聞いて、やっぱりアリタリアだよねぇと笑っていましたが、社員一人の顧客対応がどれほど自社の評判に影響を及ぼすか、もっと自覚しないとな…終始慇懃無礼だったデスクの対応は最後までご迷惑をおかけしましたの一言もありませんでした。


朝は6時から朝食が、夜はアペリティーボでお酒と各種おつまみが無料で提供される快適なラウンジでした


アリタリアは2014年には新しく東京~ベネチアも就航する予定です。イタリアはますます近くなる、こんなサービスの向上は嬉しいけれど、そこには“人”があってこそ、お客様は神様ですなんて時代がかったことは言わないけれど、せめて丁寧な心のある応対だけは望みたいと思うのです。


ラウンジにて

朝食の品数は多くどれも美味しかったです。

食べ物を前にしてはどうしてもニッと頬がゆるみますね


なお、イタリア国内のアリタリア・マイル交換の諸事情はこちらから。

イタリアに住むブログのお友達、なおこさんのサイトです。


コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする