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女子サッカーはドイツが優勝

2016-08-20 14:30:07 | サッカー
 オリンピック女子サッカーの決勝、ドイツとスウェーデンは、2-1でドイツが勝ち、優勝した。スウェーデンはアメリカをPK戦の上破って、ドイツはブラジルに勝っての決勝だった。
 マラカランスタジアムで、5時半キックオフ。前半はスウェーデンが優位に展開し、技術も確かで組織的だった。長いグランダーのパスを繋いでミドルシュートも打っていた。とくに攻守の切り替えがしっかりして、デェフエンス体制へのもどりが速かった。もともとスウェーデンの女子のレベルは高いが質の良いサッカーをするのに感心した。その理由の一端は、監督が代わったことにもよる。
 スウェーデンの監督は、アメリカをオリンピック3連覇に導き、女子サッカー最強国にしてきたピア・スタンドハーゲでした。氏はスウェーデン人なので自国へ戻ったということです。

 0-0で前半が終ったが、ドイツはこのままでは終わらないだろうし、どう打開するか興味をつないだ。スタジアムはブラジル人が圧倒的だが、ドイツがパスを繋いでキープしているだけでブーイングが大きくなり、スウェーデンのチャンスに歓声が上がるという具合だった。サッカーの知っているブラジル人としては、準決勝でドイツに敗れているし、男子サッカー決勝がドイツとであり、もうひとつW杯にドイツに負けたといったことがあったようだ。ドイツは完全にアウェー状態でやりにくいだろうと思ったり、ブーイングの反応にライブ感を増して、楽しめた。
 後半3分、ドイツがペナルティーエリアより少し遠いところからミドルシュートを、ゴール右上隅に決めた。前半のようにスウェーデンが攻撃できなくなったのは、ドイツがシステムを変えたためだ。スウェーデンがそれを打開できないで守勢になっていく。ドイツがペナルティーエリア付近でフリーキックを得た。ボールは左ポストに当たって跳ね返ったのを、DFがキックしてゴールを揺らしオウンゴールとなった。
 2-0は厳しいと思っていたら、21分スウェーデンが右サイドへ出し、そのボールをセンターへ出たのを中央からワンタッチでダイレクトにシュートを決めた。このシュートは見事だった。
 その後一進一退だったが終盤スウェーデンの猛攻が続いた。インジュエリータイム2分でも延長に持ち込もうとしたのは見事な戦いだった。

 見終わって、女子サッカーのレベルが一段と高くなったというのが実感だ。ピッチ全体を使って組織的に展開するし中距離でつなぐグランダーのパスが多い。ボールテクニックでは切り返し、ターンなどを多用する選手は珍しくない。アメリカのような力を主軸にしたプレーとも違う、これからの女子サッカーではないかと思った。日本の女子はオリンピックに参加できなかったし、世界のトップ水準には相当水をあけられた、というのが実感だ。
 日本はの成功した監督の在任が長すぎたのではないかと、ぼくはとらえている。日本女子の再建は難題だ、と考え込んだのだった。

 *400メートルリレーはライブで見るつもりで、開始時間を待って見た。このオリンピックで最も胸の高鳴りを覚えて、満足した。アンダーのバトンパスは理に適っているのが理解できた。前評判通り2位の好成績だった。
 レース後ボルトが握手を求めて日本選手と交歓したのはオリンピックならではの光景として暖かな気持ちになった。


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