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健康長寿 めざしましょう

インド人は風邪で死ぬ?

2016-11-07 06:25:16 | 日記
こんなに違う風邪の治し方

 冬の訪れを真っ先に教えてくれるのはテレビかも知れません。
9月の最終週辺りからスタッドレスタイヤに暖房器具、それに温か食べものの
コマーシャルが盛んに流れます。
そうだ風邪薬の宣伝も始まって、今年も風邪の季節の幕開きです。

 毎週月曜日は専門知識を全く持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を
手に入れようと奮闘するお話です。
今週は「風邪とウォーキング」です。

 日本人で一度も風邪をひいた事の無い方は恐らくいないでしょう。
ひいても死ぬ事は無いけれど、こじらせて大変な目にあった経験は誰もが
お持ちです。
 だから罹らない様にと、色々な予防法に気を配ります。
うがい手洗いをする、マスクを着用する、人込みを避ける、しっかり防寒する、
部屋の湿度と温度を管理する、ストレスや過労を避ける、十分に睡眠を取る、
栄養バランスの良い食事をする、予防接種を受ける、適度に運動する、などですね。
 運悪くそれでもひいてしまって、熱も出て来て体がだるい、そうなると医者に
掛かります。
大抵のお医者さんは、安静にして休みましょう、と指示を出し症状に応じて薬を
処方してくれます。
日本では当たり前に経験する話です。

 ところがアメリカなどの国では全く違うと言います。
平熱で36度の人が7度5分の熱を出して医者に行った場合、医者の口からは
驚きの言葉が発せられます。
「ウォーキングをして汗をかきなさい。
終わったらオレンジジュースなどを飲みなさい」
 薬は出ないのですかと患者が尋ねると
「どうしても飲みたければ鎮痛剤を薬屋さんで買って飲みなさい」
 つまり37.5度程度であれば、身体を休めるより動かした方が症状の改善が
早いと考えられているのです。

生水を飲めば必ず赤痢に罹る?

 私も微熱であれば寝込むよりはウォーキングを選びます。
軽いペースで歩いてタップリ汗をかけば少しばかり体が軽くなった気がします。
実際汗をかいて代謝を上げると体内の老廃物が排出されて症状軽減に繋がります。
 寝込んでしまうと気持ちが落ち込みますが、歩いていればストレスも感じません。
ストレスの軽減で免疫力が高まる事も実証されています。
 病気の認識は国によってこんなにも違うのですね。

 30年ほど前にインドに旅行した時の事です。
ツアーガイドが口を酸っぱくして赤痢の恐怖を語ります。
「生水はいけません、ホテル以外の場所での氷も厳禁です」
 プールで泳ぎましたが、どうしたって髪から落ちる滴が口に入ります。
赤痢に罹るかと真剣に悩んで、こんな環境で暮らしているインドの人は死の恐怖に
毎日晒されているのだろうと思った物です。
 その後親しくなったインド人に言われました。
「日本に行きたいけれど風邪が怖くて行けない」と。
インド人は続けました。
「風邪をひいたら死ぬと聞いている、日本は何て怖い国なんだ」
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