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日々の愚問:岩盤支持層から脱落

2023-08-19 06:29:59 | 日記
認知度3.6%

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
今週は近頃アルコール市場でじわじわと勢力を広げている「ソバーキュリ
アス」についてです。
 聞きなれない単語なので「蕎麦焼酎」の名前かと思いましたが実態は
真逆で、酒を飲まない生活スタイルのこと。
正確には「飲めるけれど敢えて飲まない」ので、従来からの酒を受け付け
ない「下戸」とは全く異なるのだそう。
 大酒のみの私からすると何とも理解しかねる行動なので、「何故?」が
どんどん湧き出します。

 この考え方が広がった切っ掛けは、2018年に出版された「ソバー
キュリアス」という書物。
本では、酒は飲めるが敢えて飲まない、あるいは少ししか飲まない、という
選択を紹介しています。
 この本が日本に入った時期は正に新型コロナの流行期。
飲み会などが激減し酒との付き合い方を考え直す人が増えていたこともあり、
急速に注目されました。
 ここで最初の愚問、この人たちは楽しい夕餉に何を飲んでいる?
<ノンアルコール飲料やソフトドリンクを楽しんだり、ビール替わりに炭酸水
を飲んだりする。>

 それでどんな効果を期待する?
<睡眠の質が高まる、肌がきれいになる、作業能率がアップする、などの
メリットがある。
当然ながら生活習慣病のリスクは軽減し出費が減る効果も期待できる。>
 それはなかなかの効果ですが、ソバーキュリアスを実践しているのはどれ
程の人々?
<21年に20~59歳の男女1万人を対象に調査した結果、言葉の認知度
は僅か3.6%。
しかし「考え方に賛同できる」とした人は80.6%。>
 今後一気にこの言葉が広まりそうです。

休肝日が倍増

 この言葉とは別に、以前から若年層のアルコール離れが度々報じられて
きました。
先の調査によると<20代の飲む派は48.1%で飲まない派の51.9%
を下回る。>
 ちなみに50代の飲む派は61.7%、もっと多いと思っていただけに
同胞の勢力衰退が気になります。
 敢えて飲まない傾向は若者だけでは無いそうで。
<ビールを飲む人の6割は60歳以上。
この世代は若い頃ほど飲めなくなり、ビールに代えてノンアルを飲む人が
増えている。>(引用は全て 信濃毎日新聞 より)

 何だか同輩の裏切りに直面した気分でが、考えたら私も似たようなもの。
春に急性膵炎を患って以降、平日はノンアルを飲む身。
少し前までの週二の休肝日が週五の休膵日に変わりました。
 ソバーキュリアスとは全く別物ながら、ビール需要を支えていた6割から
脱落したのは確かです。
 

コメント
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