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雑草の日:怖い場所

2023-08-08 06:29:19 | 日記
貧相なヤブラン

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 キジカクシ科 ジャノヒゲ属 オオバジャノヒゲ です。
 森林公園の階段を下りる際に注意をするのは足元の安全。
薄暗いし擬木が滑るので結構危険です。
おまけに変なものが潜んでいそうな気配も漂う怖い場所です。
 去年、階段の陰にヘビがいるのに気が付かず、踏みそうになって焦って
転げ落ちそうになりました。
 学習効果を発揮して最近は辺りに目を配って下りています。
そんな私の目に小さな白い花が飛び込んで来ました。
図鑑に照らし合わせるとオオバジャノヒゲの名に辿り着きました。

 ちょっと前まではユリ科に分類されていたそうで。
それがAPG植物分類体系により上記の科に入れられたとWikipediaにありました。
何それ?
先ずはそれの解明から。
 <旧分類は帰納的に分類体系を作り上げていたのに対し、ゲノム解析から
実証的に分類体系を構築したものなので根本的に異なる手法。>

 なにやら難し気な話になりましたが話を戻しましょう。
ここはほぼ毎日歩いている場所なのに、全くこの草に気付かずにいました。
この公園はヤブランが多い場所。
見慣れたヤブランと似ているので見逃していたのかもしれません。
 <花や実が付いていない状態では貧相なヤブランと誤認され気付かれない
可能性を否定できない。
ヤブランを基準にすると明らかに葉の本数が少ないので貧相さが際立つ。>
(MIRUSIRU.JP より)
 ヤブランは小さな花が棒状に幾つも集まって上に向かって咲くのに対し、
こちらは花の向きが逆。
ほぼ直立する花茎の先に多数の小さな花が並びますがいずれも下向きに垂れ
下がっています。
葉は貧相ですが花はなかなかのものです。

生き物にたとえる

 細長い形状の葉をヘビや龍の髭に見立てて名前が付いたと説明されて
いますが、ライオンのたてがみだっていいしサルの尻尾だっていいし。
長い物なら他に幾らでもありそうなもの。
何もヘビを思い浮かべなくても良いだろうと思います。
 蛇嫌いの私にはその感性が理解できません。
でもこれは日本に限っての話では無さそうな。
<属名はギリシャ語で蛇と髭を意味するふたつの語からできており葉の形に
由来している。>(ビギナーズガーデン より)
海の向うでもその感性が幅を利かせます。

 ヘビを冠する名前は盛りだくさん。
ヘビがいそうな場所に生えるのはヘビイチゴ。
先端が鍵の様に曲がった鋭い棘をたくさん持ち、ヘビでも結び獲れると想像
したから付いた名前がジャケツイバラ。
偽茎の銭形模様がそっくりそのままなのでマムシグサ。
 こんなことを考えながら歩く森林公園は暑さも忘れる怖い場所です。

コメント
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