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雑草の日:ペルシャのキク

2023-08-15 06:29:59 | 日記
原産地は北アメリカ

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 キク科 ハルシャギク属 ハルシャギク です。
 森林公園の道端の地味な景色に浮き出る派手な色合い、黄と赤に目が
釘付けになりました。
鮮やかなコントラストとキク科独特の花弁のデザインが凄く見事なので、
これは雑草では無くて園芸種。
誰かがこぼした種が花咲かせたと勝手に解釈しました。

 まさか載ってはいまいと思いながら「身近な雑草300」を繰るとなんと
なんと、見たままの花の写真がありました。
 <明治初期に観賞用として導入されたものが逸出して各地で野生化して群生。
長い茎は細くしなやかでその上に黄色系の直径3~4cmの花が咲く。
花は外側が黄色で中心が赤褐色の蛇の目模様。
他には黄一色や赤褐色のみのものもある。>
 出自は園芸種、されどこぼれた種から芽を出して空き地を埋める旺盛な
生命力で全国に分布を広げています。

 それにしてもおもしろい名前です。
<春車菊とも書くが出所は不明。
春に咲く花が車輪の様に見えるからと解釈するとなかなかおしゃれな花に
見える。>(野田市 より)
 ハルシャギクのハルシャはイランの古い国名のペルシャだそうで。
<ハルシャは波斯と書いてペルシャのこと。>(Wikipedia より)
 原産地が北米なので、何故ペルシャが出て来たのか全くの不明なのだとか。
そう聞けば自分なりに推察をしてみたくなります。

外れた推察

 色鮮やかな植物が繁茂する森林公園にあっても際立って目立つ色合い。
だから染料としての利用もあると言います。
 調べてみたら雑草でも染料になるようで。
たとえばツユクサの花から藍、アカネの根から黄。
<天然の染料は合成染料と比べると色むらが起きやすく長期保存も難しい。
色の耐久性を占める堅牢度も劣る。
しかし環境にやさしい自然派志向に合わせて需要が高まっている。
大量に入手できない希少性からも注目を浴びている。>(tunageru より)
 この風潮を背景にハルシャギクの存在感も高まります。
<花から黄色やオレンジ色の染色液がとれる。
群生しているのでまとまった量をとれる。
綿だけでなく絹など幅広く染色できる優れもの。
染め上がりはくっきりした色合いになる。>(BOTANICA より)

 もしかしてそれが名前に関与するのでは。
「ペルシャと言えば絨毯。
絨毯をハルシャギクで染めた?」
 この推察は外れでしたが、全くの見当違いでも無さそうです。
<ペルシャ絨毯は中心に丸い色違いの部分を作るデザインが多く、これに
見立ててハルシャギクの名が生まれた。>(華のいわや より)
 ペルシャ絨毯絡みは辛うじて当たっていました。

コメント
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