週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#442 -’12. 別荘に有ると良いもの、無くても・・(薪ストーブ)

2012年11月10日 13時36分27秒 | 別荘生活
初回は『無くても良いものとして、ハンモック』を記述した。

今回は『有ると良いものとして別荘の薪ストーブ』と言う趣旨で。
次回以降のシリーズものとして『ウッドデッキ』や『チェーンソウー』や別荘にあると良い設備や無くても良い設備など書いてみたい。

10年も過ぎると非日常的な空間への逃避も必要としなくなるなどの生活も変わりだした。
ストレスの溜まる職住接近の都会での生活。
TVの中でも書物でも自然の中で人間性が豊かになるかの如く、人間復興の文字やフレーズが踊っている。
森林など自然豊かな中で生活すれば、スローライフで人間性を回復する様子を伝える番組が定番である。
自然と共に生活する自然回帰が人間性回復するとは思えないが。
でも、そんな番組を見ると、現実を忘れて心地よい姿の自分自身を想像するのである。
人類すべからず性善説にたつが如くのナレーションが心良い風を送ってくれる。
土と交わり野菜を作り、花を愛でる心根が心を癒すのであろうか。

仕事に神経をすり減らしている時期には、別荘の存在は格別である。
ただ単に、その別荘に来るだけで癒されるのである。
現実逃避と言う事ではないが、心のスイッチがオン(ON)からオフ(OFF)に切り替わるのである。
ストレス・オンからストレス・オフに切り替わる小道具の一種が薪ストーブである。
我が家のお山の家にも小さな薪ストーブが存在する。

その薪ストーブの導入の経過が他の方たちとたぶん異なるはずである。
蓼科に旅行に来て、別荘販売の幟を見ての別荘地(建売物件付き)を二時間程度の案内で手付けを打ったのである。
建売であるからして、別荘の定番の小道具のストーブは備え付けられている仕様になっていた。
現実として別荘を捜し求めて居た訳ではないので、別荘の定番の薪ストーブも興味を持っては居なかった。
その後、一旦キャンセルして再度土地のみを購入したわけである。
その時の細かい経緯はこちらを。


薪ストーブと焚き火。
自然の揺らぎ(f1)は実に心地よいのである。
風のそよぎ。
岸辺に打ち寄せる小さな波。
落ち葉を燃やす焚き火での炎の揺らぎや、煙のたなびき。
機械的な規則性の無いゆらぎ心地よいのである。

そのゆらぎのひとつが炎である。
薪ストーブは暖かさもさる事ながら、炎のゆらぎが何とも心地よいのである。
自分自身はDNAに刷り込まれた物であるとおもっている。
過去にも書いたが、人間を捕食する獣たちが闊歩する夜間に、ひと時の安らぎを与えてくれた炎であるからこそ、その暖かさにもまして魅せられる思っている。

現代の暖房は空調での室温調整が多くなりつつある。
熱の伝わり方には、伝導、対流、輻射と三通りある。
その中にあって一番心地よい熱の伝わり方・それが輻射熱である。
エアコンでは感じることの無い心地良い暖かさである。
今の日本人の多くは、熱伝導や対流で暖をとる生活に慣れ親しんでいる。
焚き火、暖炉、反射式の石油ストーブ、ガスストーブなど電磁波である熱線の輻射による暖房器具の素晴らしさ。
その暖かみも実に心地よいのである。

その暖かみと炎のゆらぎ、最高である。
別荘など煙突からの煙などが問題にならない地域なら是非、薪ストーブ導入する事をお奨めする。
我が家も一歩おそければ薪ストーブの導入すらしなかった可能性があった。
建売の別荘の事が無ければ薪ストーブの薪すら頭に浮かばなかった。
別荘の建築を考えている方は、是非薪ストーブを設置されるべきである。

薪ストーブを導入しなくても悔やむ事はないが、導入した時の楽しみは格別である。
ただ、建物の大きさに合った大きさの熱量の薪ストーブを導入すべきである。



コメント (2)
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