週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#038 -’10. 雨氷の名残

2010年02月26日 00時00分01秒 | 信州の自然
先日、自然の素晴らしきスペクタクルの雨氷が発生しましたが、峠の我が家にも少しだけその名残がありました。

王ヶ頭ホテルからのメールにも2000メートルの美ヶ原も、その山々も全山氷付いて綺麗だったとの事が載っていました。

その記事の抜粋を。

”「王ヶ頭ホテル 美ヶ原 冬だより№13 」
1.最近の美ヶ原の様子

   三寒四温と言われますが、その変化が極端な気がします。
   先週、気温の高い日が3日程続き、2000mの美ヶ原でも雨が降りました。
   草樹についた雨が氷になり大規模な雨氷となりました。
   雫が凍る程度のものは、冬の間に何度か見ることがあるのですが、
   木の枝全体が氷に包まれてしまう程の雨氷というのは珍しい現象です。
   それも山の麓から山頂まで全山氷に覆われました。
      
   氷に包まれた幼木は、その重みで頭が地面に届くほどしなっています。
   太い木ほどしなる柔かさを持っていないので、氷の重みに耐えかねて太い枝が折れたり、
   全体の重心が傾き根っこごと倒れたり、幹の途中で折れたりします。
   山のあちらこちらで大きな木がたおれています。
   美ヶ原では珍しいことです。
   
   通常みられない景観が,面白く,また違った楽しさを経験することができました。
   雨氷に光が射し、きらきら輝く様は小さなガラス球がぶら下がっているようです。
   レンゲツツジやドウダンツツジの花芽が透明な氷に包まれている様は、意図して創造した
   造形物の様で不思議な美しさです。まるでガラスに閉じこめた工芸品のようです。

   冬のメイン「霧氷」は、3月末までは頻繁につきます。
   例年ですと5月の連休の頃が最後の霧氷となります。
   
   雪の状況ですが、最近も度々降っています。もともと新潟のように積雪の多いところでは
   ありませんが、結晶がそのまま重なるような軽い雪が舞っています。
   
   3月に入っても「霧氷」や「スノーシュー」は楽しめそうです。”
   
   
過冷却水(氷点下以下の水が凍らずに水滴の状態を維持して降ってくる。地上の木々や構造物や大地に触れた衝撃で一瞬にして氷付くとの事。)が創り出す芸術です。
以前に一度見たことがありますが、今回のも見てみたかった。
今回はその名残なのか定かではありませんが、雪が積もったり解けて雪が凍りついたのと明らかに異なる景色の所がありました。
カメラを持って早速撮影してみました。

ノイバラが全て氷に包まれて居る所を見てみたかった。











冬芽が胴体で氷が翼で今にも飛び立ちそうな感じです。



雨氷が付きやすい木々や草があるみたいです。
この枯れ草には沢山雨氷が付きその上に雪が積もっておりました。



赤松の先の木々には、ガラス細工が付き太陽光によってキラキラ輝いているのが肉眼ではみえました。
デジカメで撮影すると全くその美しさが分からない自分の技量未熟さが悲しくなります。



違った角度で雨氷が付いているのが分かりますでしょうか。
この氷を通して太陽を見るとキラキラそれは美しく輝いているのですが。











外気温もマイナス10度以下になりましたので、我が家の氷柱もご覧の通りです。


以前にCATVのディスカバリーチャンネルで放送していましたが、この雨氷は大災害を発生させる危険をはらんでいるようです。
自然の驚異の恐ろしさをドキメンタリー風にドラマ化していました。
この時は、高電圧送電線が氷の重さに耐えられずに、倒壊してしまうと言うストーリでした。
木々は勿論、送電線の鉄塔も倒壊するため大規模な停電が発生します。
車もブラックアイスで事故だらけでした。

峠の我が家でも厳冬期の停電に備えないと生きていかれない事が有るかも。
12月のクリスマス直前の雪で富士見、原村も停電した事が以前にありました。

美しい自然と、災害は紙一重です。
コメント (2)
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