Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリックべネイ、「父親であること、そして新しいアルバム」

2010-11-13 00:36:09 | エリックベネイの愛と人生
「エリックべネイ、シングルファザーであること、そして娘へのアドバイス、Newアルバムについて」

1996年のデビューアルバム"True To Myself"からR&BシンガーのEric Benetは娘のインディアを
シングルファザーとして育てることにとてもオープンだった。
アルバムの中の"While You Were Here"は1993年に生後数カ月の娘インディアを残して亡くなった
タミ―へのオマージュだった。

月日が過ぎ、エリックは自分の山あり谷ありの人生が世間の目にさらされる中で、
彼女を守ろうとするだけでなく、インディアがいたからこそ、自分の人生が成り立ってきたと
認識を新たにしている。

今18才で大学一年生のインディア、彼女もまた音楽業界へと足を踏み入れた。
エリックはそんな彼女のことを心配しているのだろうか。
urbLife. comとEric Benetは、二人の今までの歩みを検証してみた。
子供に愛情を注ぐことと、そこから自分も学んでいくということについても。
http://www.urblife.com/the-life/parent-trap-eric-benet/

今、インディアは18才になったけれど、シングルファザーとして一番、たいへんだったことは?
EB「その答えは難しいね。
親として子供を育てるのは、多くのチャレンジでもあり、また楽しみでもある。
自分が何であり、何をするべきかをしっかり見極めないと。
一番難しかったのは、親として一緒にいるべき時にいてあげるようにすること。
一番大切なのは子供の生活であり、愛、保護、安定性を与えてあげるべきだ。
必要とされる時、そこにいるように努力してきたし、彼女の生活になくてはならないものは、
一緒にいることで与えるようにしてきたつもりだ。
それが自分にとって最も努力したことかな。」

プロとしてインディアと一緒に歌ったりしているけれど、エリック自身はそのことで戸惑いを感じなかった?
EB「それは当然あったよ。
親として子供に望むのはより良い生活だ。
僕はこの業界で恵まれてきたともいえる。辛い時期もあったし、もちろんアップダウンもあったけど、
インディアはいつもその影響下にあり、それを見てきたはずだ。
それなのに、それでもやりたいと言ってきた時には、
心痛に思ったし、ずいぶん心配もしたよ。
でも彼女は僕の子供の時よりもずっと賢い。
僕は大学を2年で中退したけど、彼女は卒業するまでやり遂げる気でいる。
夢を追うのはその後でもできると励ましているよ。」

リル・ウェインがあなたの"Sometime I Cry"を獄中で聴いて感動したと話しているけれど、
彼の歌うような曲をインディアが聴くこと、インディアがもっと小さかった時、
どういう音楽を聴くか干渉した?
EB「もちろんだよ。
子供は子供に相応しい曲を聴くべきだ。
成長期には愛情と保護が必要だ。
ある年齢までは小規模でも完璧な世界を廻りに巡らしてあげないと。
ネガティブなエネルギーや言葉から守るバリアを作ることはできないけれど、
親として作り出そうとする努力は必要だ。
娘が13.4才までは音楽、映画、インターネットなどでいくつかを禁じていた。
どんな親でもしていることだと思うけれどね。」

インディアがデートしたりすることについては?
「自分の両親と較べると僕は娘に甘いかもしれない。
それはそれで今の時代の流れに添ったものかとは思うけれど。
僕は16才まで姉の付き添いなしのデートはできなかったし、
一番上の姉は18才までデートは許されなかった。
それに比べたらずっと自由にさせているかもしれないな。
彼女は16才からデートもしているけれど、今の平均からみると、
それさえも保守的だと思う。
今、振り返ってみると子供にとってはそういう制約を加えれることで、
反対に愛されていると感じることができるのかもしれない。」

娘から教えられたことは?
EB「インディアがもっと小さかった時に僕の曲についてアドバイスを聞いたことがある。
僕の曲の中でどれを選ぶかと。

また自分が女性と付き合っていく上でどう彼女に紹介するべきかも悩んだ。
僕が離婚した時、インディアは14.5才でとても傷ついたから。

そしたらインディアから手紙を貰ったんだ。
どれだけ僕のことを愛していて、感謝しているか。僕の幸せを願っているか。
そして僕にとって大切な人ができた時に会うだけの準備が自分にできていると。

インディアは自分には全く落ち度がないのに、、僕の身に起きたアップダウンと関るはめになり、
そしてそのことを乗り越えて、強くて柔軟性のある賢い女性へと成長してくれた。
そのことを僕はとても誇りに思っている。」

新しいアルバムについて
EB「まもなく11/30に"Lost In Time"が発売になる。
最近、ラジオを聴いていてR&Bに関して言えば、何かが欠けているように思っていた。
曲作りに効率が良いテクノが発達した分、安易に低予算で曲が作れるようになった。
本物の演奏者の代わりに機械が音を作り出す。
ボーカルが全霊を込めて歌わなくても、チューニングで歌声が作れる。
そうやって作られた曲には魂が入っていない。

歌だけでなく、演奏者たちの信頼関係から作り出されるハーモニー、独特のオーラも、
そこには存在していない。
自然に時間を掛けて作られていない曲は感情が欠如している。
今時の曲は魂の抜け殻のようになってしまった。
僕は昔ながらのやり方でアルバムを作りたかった。
オーソドックスな楽器を使って。
曲にフォーンやオーケストラのストリングスを実際につけることに予算もかなり使った。
でもこのアルバムを通してかつてのR&Bとは、
そして人々にかつて聴いた時にどのように感じたかを思い起こさせたい。

このアルバムの最初のシングル、"Sometimes I Cry"が多くの人に受け入れられたことで、
アルバムも皆に気に入ってもられると確信している。」