Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

三度目の仏語学習

2010-11-07 09:00:27 | 私の日々
学生時代に学んだのは英語、仏語、古代ギリシア語。
英語は使う機会も多いので何とか維持している。
古代ギリシア語に至ってはアルファベットも思い出せない。
仏語は、夫のことを「息子です。」と紹介して周りにぎょっとされた。
またフランス語、勉強し直したいと思ってから数年。
ずっと機会を逸していた。

今年の秋こそはと思い、学校探しから始める。
飯田橋のNF、良いことはわかっているのだが、大学を卒業して5年後、
もう一度、勉強しようと思い立ち、
三ヶ月は通えたが、次の三ヶ月は遠過ぎて持たなかった。
恵比寿や銀座にも学校があるのをみつける。
その二つは少人数、月謝もそれなりになる。
そこに週に一回1時間行くのと、NFに週に一回3時間行くのと、
ほぼ同じ金額。
そしてNFは、最低の授業数が週に一回なら3時間から。
ということはそれくらい勉強しないとはかどらないということかと思う。

10月の初め、クラスを決めるためにNFへ。
やはり遠い。週に一回が限度だなぁと思う。
クラス分けのテストを受けると、聴き取りが上級、読みは中の上、書くのは中の下。
真ん中を取って中の上からスタートするように勧められる。
とんでもない、単語も動詞の変化も思い出せないから、中の下からスタートしたい。
ところが、中級のクラスが少なくて、私の行ける時間帯にはない。
それでは、初級からしか選択肢がない。

今更ABCから始めたら途中で退屈するのではと思い迷っていると、
「他の言語もできますか?」と聞かれる。
他言語習得者向けに一般の二倍の速度で進むクラスがあるという。
時間帯も自分の都合に合ったのでそれに行くことにした。

第一回目の授業、周りは20代前後から30代半ば位まで。
皆、フランス語はできないはずなのにやたら飲み込みが早い。
こちらは教室で学ぶというのも久しぶり。
思いっきり自分の年齢を突きつけられた気がした。

昨日で5回目の授業が終わった。
人数は17,8人。
私と同年輩の方も二人ほど見つける。
お話しすると「黒板に向かって授業を受けるのは教習所以来。」とか、
「もうサバイバル。取敢えず来ることに意義があると思っている。」

若者達も実はわかっているようでそうでもなかった。
ずいぶんそっけない人だなぁと思っていたら、日本語で休み時間に話していると、
英語で「何の話をしているんですか?」日本語ができなかったのだ。

50分の授業に10分の休み時間が入る。
階下のカフェで毎回、違うスウィ―ツを食べるのを楽しみに自分を励まして、
朝、出掛けて行く。
先生の名前がEric。それもちょっと気に入っている(外見は全然違いますよ!)
「エリック、寒い。エアコンを入れて。」「Eric、今のわからない。もう一度。」
とフランス語でRを思いっきり喉を鳴らして呼びかける。
私にとっては『エリック』という名前だけでハッピーオーラが充満する。

昨日は中庭でイベントが開催されていた。
中庭にあるブラッセリーで11月末は皆でランチしようという話になる。
駅までの帰り道、桜並木を通りながら、桜が咲く頃までは、
頑張って通ってみようと思った。