Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル・シーズン8 トップ4

2009-05-28 00:01:03 | アメリカンアイドル
今回の特集はザ・ラット・パック。
60年代の音楽、ジャズのスタンダード。
誰がコーチに来るか?
「マイケル・ブーブレかトニー・ベネット?」
「60年代に活躍した人って生きてないよね?
フランク・シナトラ、サミー・デイビスJR、ディーン・マーチン・・・」
などと候補者達が噂している。
マットのピアノでみんなで「ジョージア」を歌っていると、
登場したのはジェイミー・フォックス。

クリスが歌うのは"The Way You Look Tonight"
ジェイミーから「君がNo.1だ。今度一緒に仕事しよう。」とまで言われる。
審査員にも好評だったが、サイモンだけは、
「良く躾けられたスパニエルみたいだ。安心だが刺激がない。」
サイモンは犬をよく例えに使うが、実際、犬好きで何頭か飼っている。

アリソンは"Someone To Watch Over Me"
ジェイミーに「まだ16歳だから恋を知らないだろう?
そういう子は家族を思ってこの歌を歌うといい。」
ほんとうはボーイフレンドいるらしい。
「歌唱力に年は関係ないな。」とランディ。
しかしサイモンは「君には優勝するつもりの気迫がない。」

マットは"My Funny Vallentine"
ジェイミーはあっさりOKしてしまう。
全員が終わった後、Jamie Foxx、マットを呼び戻す。
「さっきはアドバイスが足りなかった。
キイを下げて、一箇所、熱唱する盛り上がりをつけるんだ。」
う~ん、歌った結果は最初のキイの方が良かったような。
ダニーはスモーキー・ロビンソンのアドバイスに反して、
自分の良いと思うやり方を取った。
あれはトップ9だったと思う。
今回、トップ4へと上るかどうかの瀬戸際。
ジェイミーのアドバイスを取るか、マットはさぞかし悩んだかと思う。
審査員には不評だったが、サイモンは「ナット・キング・コール風。」と誉めた。

ダニーは、"Come Rain Or Come Shine"
リハーサル、ジェイミーに見つめられて萎縮している。
ジェイミーもそれに気付き、「手を広げようとして、やめただろう?
マイケル・マン監督だったら、この距離でみつめるよ。」
とダニーを正面から見つめ、「これで歌うんだ。」
歌い終わったダニー、「息はだいじょうぶだった?」
「フレッシュだったよ。」とジェイミー。

アダムは"Feeling Good"
ロック・バージョンで歌う。
ジェイミーは、「何だ、こいつは?
俺が誰かなんて眼中になく歌っただろう?」と驚く。
本番では階段を降りながら途中で止まって歌い出す。
そしてたっぷりの雰囲気で残りの階段を降りた。
白いスーツに黒のシャツ、白いタイ。
毎回、ドラマティックに違う姿を見せてくれる。

今回のコーチは、ジェイミー・フォックスを迎え、
そして映画特集の時は、クエンティン・タランティーノ監督、
フォックスの新作映画のキャンペーンも兼ねているようだ。

さて結果発表。
全員で"I Got Rythem" "I Don't Mean The Thing"
を歌う。

ゲストのナタリー・コール、"Something's Gotta Give"
ニューアルバムから。
今年の夏はツアーも予定しているそうだ。
前回の来日ではブルーノートのライブ、体調不良のため、
一部キャンセルとなってしまった。
和田アキ子に似ている! ホリプロの堀さんが10代のアッコさんを、
アメリカ進出させるべくスカウトし教育したという話を思い出した。
それにしても、ナタリー、テレビでこれだけ痩せて見えるのは、
心配な感じがする。

シーズン5の優勝者、テイラー・ヒックスの登場。
スリムになりプロらしくなったが、熟練した分、
以前の魅力だった突っ張り感がなくなった。
「アメリカンダンスアイドル」でコメンテイターのサムさんが、
「コンテストの時は、みんな磨かれてすごく輝きが出て巧くなるけれど、
終わると戻ってしまう。」と話していたが、
テーラーもあの時の「何がなんでも勝つんだ!」という姿勢に
アメリカの女神を味方につけたのかな。
新しいアルバム、"Distance"を出したそうだ。
そしてミュージカル、「グリース」にも出演しているそう。

そしてジェイミー・フォックス。
アルバム"Intution"から"Blame It"
パーフォーマンスの動きの部分ではなく、生の歌をもっと聴きたかった。
が、圧倒的な存在感。
「5人を指導したら、情が移ってしまった。
これからもこの5人を応援していくつもりだよ。」

ワースト2はマットと何とアダム。
アダムの歌唱力は素晴らしいが、やはり好き嫌いが分かれるのだろうか。
落選はマット。
二人はしっかりハグ。
アダムのつぶやく言葉にマットは「いいんだよ。」と答えている。
決まった瞬間、アダムのファミリーはマットを気遣い、拍手しなかった。
反対にマットの家族はアダムを称えて拍手。
マットの今までの努力を振り返る映像になると
アダムズファミリーは、スタンディングオベイション。
美しい瞬間だ。

最後はマットの「マイファニーヴァレンタイン」
前日よりもずっと気持ちが入っている。
この番組を去る時の歌、きちっと歌えたかどうかは、
今後の仕事、評価に多いに関わると思う。

ジェイミーのアドバイスに逆らったら、どうなったのかなぁと。
トップ4入りはマットにとってどちらにせよ難しかった。
それなら、今後この業界でやっていくのに、
ジェイミーのアドバイスに従った方が良し、と判断したのか。
今回のトップ5、今までにない素晴らしいメンバー、
仲が良くて均衡が保たれていた。

次回はスラッシュの指導でロックンロール。
エリックは、昨年の今頃、ナイル・ロジャースのイベントで、
スラッシュとデビッド・ボウイの「レッツダンス」を歌った。
エリックベネイがコーチに登場したら、いったいどんな指導をするかなぁ、
と想像してみる。