Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード2

2010-11-09 09:34:27 | アメリカンダンスアイドル
今回のオーディションはアリゾナ州のフェニックス。
ゲスト審査員はミア・マイケルズ。
再審査の振り付けではシーズン3のパーシャとアーニャが加わっている。

凸凹コンビのショーティとビギ―。
変なのだけど何か許せる。コメディーとも取れる。
何と二人は再審査へ。

サーシャ、以前は一人で挑戦しに来たが今回は家族が会場に応援に駆け付けた。
「電話でも充分なのに遠くから皆来てくれたの。」
椅子を小道具に使ったコンテ。
ミアとメアリーから褒められて涙、涙。
「何か悪いことを言ったかな?」とナイジェル。
「嬉しいだけ、家族も来てくれたし。」
べガスへと直行。

カティー、表現力とテクニックをナイジェルに絶賛される。
エリー、ダイナミックで個性的とメアリー。
それぞれべガスへ。

アリソン、生後すぐに患った髄膜炎から聴覚を失った。
音の振動を頼りに踊ると言う。
ナイジェル「資料に書かれていなければ、耳が聴こえないということに気付かなかった。」
メアリー「あなたがここに来るまでどれだけたいへんだったか想像できる。
でも目を輝かせながら踊っていた。」
「再審査に行ったらどうなるかな?」とナイジェルに聞かれて「できるわ。」
再審査へ。

ウィレムとジェイコブの男性同士のペアダンス。
シーズン2のオーディションで知り合って意気投合したそうだ。
ミア「二人とも自分の心と内面をさらけ出していた。」
異性とも踊れるかどうかと聞かれて、頷く二人は再審査へ。

ジョナサン、以前にこの番組の振り付け助手をしていたが、
今回はオーディションに参加。
強力なBボーイ。ストリートダンスからヒップホップと体操競技、
細かい技、マトリックスの特撮を地で行くような演技が光っていた。
大技を決めたと思ったら、いきなり床にうつ伏せになり、
手だけでスピードを落とさずに進んでいったりする。
ナイジェル「よくぞ参加してくれた。」
べガスへ直行。

再審査、凹凸コンビはリタイヤ―。
アリソン、ウィレム&ジェイコブは通過してべガスへ。

アリゾナのオーディション、楽しい人達がたくさん登場した。

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード1

2010-11-08 10:12:07 | アメリカンダンスアイドル
アメリカでは"So You Think You Can Dance"略してSYTYCD、
日本では「アメリカンダンスアイドル」こちらは通称「アメダン」
シーズン6の放映が昨夜から始まった。

アメリカのエリックべネイファンでSYTYCDの大ファンでもあるアイリーンから、
「こっちではもうシーズン7が終わっちゃったけど通してみて一番素晴らしかったのは、
やっぱり『シーズン6』だったわねぇ。」とメールを貰っていただけに楽しみにしていた。

第一回目はLAのオーディション。
司会のキャット・デイリーの"Are you ready?"の掛け声と共に大勢が会場になだれ込む。
ダンスの聖地、LA。どんなダンサーと会えるかとこちらもワクワク。

しょっぱなは、演劇の表現力のクラスと勘違いしたような男性の演技。
とても変わっていた・・・

ユタ州からLAにダンスのために家族と移り住んだという18才のモリ―。
良い素材が出てくると審査員も嬉々として見つめる。
「ママは私のダンスのために3つも仕事を掛け持ちしてくれた。」
「ダンスをする時の娘は輝いている。」と母親。
二人の幼い弟達も応援している。

この日のゲスト審査員は「ヘアスプレイ」の監督のアダム・シャンクマン。
「君を見ていると周りもハッピーになる。」
メアリー「これからもあなたはまだまだ成長するわね。」
ラスべガスの予選へと直行の航空券を手にした。

シーズン5、弟のエヴァンとトップ20で競い落選した兄のライアンが再挑戦。
シーズン3のホクの時もそうだったが、二回目の挑戦は同じ演技では通らない。
更に磨きを掛けないと。
ドラマ性のあるタップでべガスへと直行。
他の種類のダンスもできることは前シーズンで立証しているだけに再審査は必要ない。

やはりタップダンサーで前回、ラスベガスで落選したビアンカ。
あの時はキレて「もう挑戦しない。」と言っていたが、戻ってきた。
手足が長くてタップが映える。
ライアンとのトレード(二人でタップのバトル)
審査員も大喜び。会場もスタンディング。
アダム、「言葉もない。」
こちらもストレート、to べガス!

カリフォルニアのアンバー。
医療ミスで下半身不随になったお母さんの介護をしている。
「今まで育ててくれた恩返しだと思っている。」
「娘のダンスを見ていると心が満たされる」とお母さん。
独特のスタイルがあるが普段は綺麗なのに演技の間に良い表情が出ない。
それでも概ね好評でべガスへ。
審査員のナイジェルから「素晴らしい娘さんだ。」と声を掛けられると、
応援に来ていた母親は「私もそう思っているわ。」と微笑む。

LAはコンテンポラリーの逸材がゴロゴロ。
何人かがラスベガスへと直行。
再審査から上がってくる人も多い。

クリスティーナ、サルサにヒップホップを加えたダンス。
ボリウッドのような動きもあると思ったら、
ベリーダンスも習ったそうだ。
技の連発だが一つ一つの動きに美しさがあり、流れるようだ。
見ていて飽きない。
べガスへ。

フィリップ、25才。
ライアンがミュージカル「フォッシー」に出演した時のツアーでルームメートだったそうだ。
ライアン、ビアンカに続く三人目のタップダンサー。
間の取り方が独特で、二人とは違った味がある。
ジーン・ケリーやサミー・デイビスJrのダンスを取り入れたそうだ。
ミュージカルにも出ていたのなら当然、他の踊りもできるという判断で、
フィリップもべガスへ。

いきなりこれだけ凄いダンサーの出てきた第一回目。
次回のアリゾナ・オーディションも期待できそうだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード12・13

2010-08-04 08:16:03 | アメリカンダンスアイドル
今回のトップ14を観て最も感じたこと、それはパートナーシップ。
お互いに相手に良い影響を与え合いそれぞれが輝きを放っている。

どのペアも素晴らしい仕上がりで今シーズンのレベルの高さを窺わせる。
しかしダントツで心に響いてきたのはアデーとメリッサの「ロミオとジュリエット」だった。
この番組が始まって以来初めてのバレーのプログラム。
バレーが専門のメリッサがトウシューズを嬉々として履き登場。
メリッサは今大会最年長の29才。
対するアデーはアフリカ系で大学一年生。
ジンクスからか頭にいつも櫛を挿している(演技の時は外す)

アデーのメリッサを扱う様子と言ったら。
ある時はガラス細工に触れるようにそっと優しく、
またリフトをする時は、まるでメリッサが羽のように軽く映る。
そして手を合わせて向き合う場面では限りなく愛おしい表情でみつめる。
今までにこれほど美しい人を見たこともないとばかりに。

「トップ20では私が最年長で時々、自分がグランマみたいに感じるわ。」
と最初に言っていたメリッサ。
アデーにジュリエットに恋するロミオそのままの瞳で見つめられていくうちに、
まるでティーンエイジャーのような無邪気でくったくのない笑顔になる。

鳥肌の立つ演技。
ロミオとジュリエットの恋する気持ちが美しく表現されている。
メリッサは大空を羽ばたく鳥のように、アデーのリフトに安心して、
身を託している。
見ていてフェアリーテイルの世界にぐいぐいと引き込まれていく。
技や演技というレベルを越えて心から物語に入り込めた。
二人のケミストリーはメリッサを少女にアデーを大人の男にした。

ジャネットとブランドンのチャチャ
この二人もマイアミのサルサダンサーのお姉さまと
くせのあるヤンチャな若者という取り合わせがいい。
ナイジェルに「今までで最高のチャチャ!」と言わせた。
メアリーは「ホットタマリトレインのファーストクラスチケットをあげる!」と絶叫。

ブランドンに「あなたには笑顔の裏の姿がある。」と嫌悪感を隠さなかったミア・マイケルズ。
今回の演技が終わった後の批評で「厳しいことを言ったのは本音でいつもいたいから。
あなたの才能をみとめているからよ。」
この一言にブランドンは泣いてしまう。
平静を装っていた彼がどれだけミアの言葉に傷ついていたかがわかった。
ジャネットも司会のキャットも貰い泣き。
振り付けをしたジャン・マークも立ち上がって喜んでいる。
チャチャとサルサはスパイシーでホットなダンスだが技術がまるで違うそうだ。
ジャネットは良くその違いを短時間(練習時間はそれぞれ5時間半)で習得した。
コンテダンサーのブランドンも完璧にボールルームダンサーになり切った。

クポノとケイラ
ソーニャの振り付けでバンパイヤーが人間の男を獲物にしようとするダンス。
ハワイ出身のクポノの持つ静けさと落ち着き、
ブロンドで最年少のケイラの溌剌とした若さのバランスがこの演技にぴったりだ。

ランディーとエヴァン
エヴァンの表情豊かなキャラクター。
ランディーはエヴァンと組むうちにコミカルな味が引き出されてきている。
もともとランディーはこういうキャラではなかったはずだ。
ジョーイ・ダウィングのブロードウェイ、喧嘩ばかりのカップルを演じた。
ボブ・フォッシー「キャバレー」のライザ・ミネリを思わせる。

ジェイソンとケイトリン
ブライアンのポップジャズで宇宙人に狙われる地球最後の男という設定。
二人ともこの奇妙なダンスに入り込み役になりきった。
ダンスが終わっても番組終了までケイトリンは宇宙人になっている。
視聴者の投票はこれから、最後まで手を抜けない。

ジャニーンとフィリップ
ナポレオンとタバサのヒップホップでお互いの足をチェーンで繋いだ演技。
曲はKanye West "Love Lockdown"
二人がどれだけ健闘したか良く分かるがやはり鎖に足を引っ張られた形になった。

カーラとヴィトリオ
難しいクイックステップを二人は物にした。
カーラが最初は黒のドット柄のチャールストンぽいドレスだったのが、途中で肩のスナップを外すと、
ピンクオレンジの鮮やかなカクテルドレスに変身。
銅像だったヴィトリオが踊り始めて最後はカーラの方が銅像になってしまうというストーリー。
「2人とも確実に成長している。」と審査員。
しかしミアからは「カーラは表情が踊っている時、時々おびえているように見える。」
確かに表情が固い、緊張が顔に出てしまったらしい。

結果発表
オープニングはタイスの振り付けで美術館に展示された絵画の人物たちが、
閉館と共に額縁から抜け出してくるという楽しい作品。
それぞれが生き生きと自分らしいキャラクターを演じていてとても良かった。
最後はみんなで絵の中へ戻っていく。

ワースト3はケイラとクポノ
泣いてしまうケイラを慰めて力づけながらもクポノも不安そうだ。
ミア「私は二人の演技がトップだと思っていたので悲しいわ。」
フィリップとジャニーン
「お互いの持ち味をソロで見せられるチャンスだわ。」とポジティブなジャニーン。
慣れないタンゴも乗り切ったフィリップだが専門のヒップホップで皮肉にもワーストに。
カーラとヴィトリオ
演技は良かったがやはり人気度が弱いのだろうか。

ソロの演技が始まる。
カーラはエキゾチックでとても綺麗な人だがこのメンバーの中に入るとどうしてもインパクトに欠ける。
クポノはファッションにとても凝っていて自分で服やアクセサリーも作るので、私服を見るのが楽しみ。
ハワイが舞台の映画のテーマにも使われた"Over The Rainbow"のウクレレバージョンで踊る。
ジャニーンはベートーベンのピアノ曲「月光」のアレンジで個性と情感溢れるダンス。
フィリップの陰に隠れていて見えなかった彼女の光る才能が炸裂した。
「とても良かった!」とキャットに言われて「応援のお陰よ。」とジャニーン。
フィリップのソロは反対にナーバスな気持ちが演技にも出てしまう。
それでも会場からの"Love you!"の声援に顔が綻ぶ。

判定
ジャニーンは「今回のソロで全員の中で一番良かった。」
ケイラ「振り付け師、審査員に人気が高いが今回のソロは単調だった。」
落選はカーラ「君は素晴らしいダンサーだが番組を通しての開花はなかった。」
番組の思い出のコメントをキャットに求められて「何もかも。特にコンテンポラリーの演技。
そして仲間たちよ!」

フィリップ「ソロが盛りだくさん過ぎて落ち着きがなかった。」
クポノ「これが振り付けのコンテストだったらさっきのソロでは落ちるよ。」
ヴィトリオ「君は将来のスターになれる素質があるが、この番組ではこれまで。」
ヴィトリオとペアだったアスカが客席から見守っている。
最後にヴィトリオは言い残した。
「番組を通して自分を見つめ直すことができた。
たくさんのメールを貰った。僕を見ていて勇気が出たと視聴者から言われたことが、一番嬉しい。」

スタンディングオベーションで審査員を含め全員が今回落選したヴィトリオとカーラを讃えた。
今までワースト3に入っていないカップルが3組ある。
アデーとメリッサ
ジェネットとブランドン
エヴァンとランディー
来週はいよいよトップ12だ。
ツアーに参加できるかどうかが懸かっている。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード8・9

2010-07-25 00:43:28 | アメリカンダンスアイドル
今回の「アメリカンダンスアイドル」は、甲乙つけがたいダンサー達がそろっている。
トップ18ともなると誰が落ちても受かっても不思議ではない。
あたった振り付け師、テーマとなるカテゴリー、その中で自分をどう表現できたかで勝敗は決まる。
そうなると一回の演技で勝負が決まる。失敗は許されない。
ワーストに入った場合の審査員の決定には全員で番組オープニングにしたパーフォーマンス、
今までの演技も考慮される。

今までのところ、視聴者にフィリップの人気が高いようだ。
前回のタンゴ、苦手分野であったものの通過することができた。

今回のボトム3、前回には選ばれなかった3組が入った。
前回のボトムだった3組は今回ボトム3から逃れている。
こういうことは今までにはなかったのでは?

視聴者投票で決まった下位3組、6人のソロの演技があり、
その中から審査員、ナイジェル、メアリー、ゲストのリル・Cが脱落者を決める。
トップ20の時は全員一致で決まったと言っていたが、
今回は票が別れたとナイジェルは話した。

男性はマックス(マキシム)、女性はアシュレーだった。
発表の直前、審査員ナイジェルの総評を聞きながらクポノの顔に落選を覚悟した表情が浮かんでいた。
マックスは社交ダンサーで技術は高いが視聴者にアピールするカリスマに欠けたのかもしれない。
女性はケイトリン、アシュレー、ケーラの中では、
ケイトリンに分があり、ケーラはナイジェルのお気に入り、というか
ナイジェルはケーラのポテンシャルを高く評価している。
コンテンポラリーのアシュレー、残念。

前回と今回のワースト3が全く違ってしまうのでは、
次回の予想などとてもつかない。
誰が優勝しても落選しても不思議ではないのが今回の「アメダン・シーズン5」

既にシーズン6のオーディションもこの時点で並行して始まっていて、
トップ20にもれたライアン(トップ20に入ったエヴァンの兄)がまた挑戦して、
ラスベガス行きのチケットをゲットした様子が放送される。
そしてエヴァンを応援しに来ている客席のライアンの姿が映ると
エヴァンも司会のキャット・デイリーも涙ぐむ。
挑戦をし続ける人の姿は限りなく美しい。

客席で声援を送るだけが応援ではない。
自分がポジティブな姿勢を示すことでライアンはエヴァンへとエネルギーを送っている。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード6・7

2010-07-20 09:35:17 | アメリカンダンスアイドル
いよいよトップ20。男女一組ずつ10組のペアになり、与えられた課題をこなす。
審査員はレギュラーのナイジェルとメアリーの他、今日のゲストは振り付け師で、
映画「ヘアスプレー」では監督も務めたアダム・シャンクマン。

ジャニーンとフィリップ
タバサ&ナポレオンの振り付けでNe-yoの"Mad"
喧嘩をしたカップルが仲直りするまでの葛藤がヒップホップで描かれる。
フィリップのリードでヒップホップの苦手なジャニーン、
良く付いてきている。フィリップの面白さが生かされている振り付け、
ジャニーンを全面的にサポートしていこうとする彼の心意気も感じられた。

アスカとヴィクトリオ
タイスの振り付けでブロードウェイ、「シカゴ」から。
それぞれがダンスに合ってない、二人のハーモニーもない。
これをシーズン3のダニーとシーズン4のケイティーのダンスで観たかった、
などと考え始めてしまう。
二人とも良いセンスを持ったダンサーだけに残念。
タイスの振り付けとの相性が悪かったのだろうか。

カーラとジョナサン
ミュージカル「ウィキット」に出ていたカーラとこの番組のシーズン1を観てダンスを始めたジョナサン。
トニー・メレディスの振り付けでレディー・ガガの"Poker Face"
ジョナサンの若さとミュージカルのキャリアを持つカーラの表情豊かなダンスがステージに舞った。

ランディーとエヴァン
タイスの振り付けでJamie Cullum "I Only Have Eyes For You"
動きがスムースで自然な美しい演技。
小柄な二人が舞台では大きく見える。
三度目の挑戦のランディー、二度目の挑戦、兄のライアンと最後は競ったエヴァン。
客席からライアンが弟を応援するのが見える。

パリスとトニー
タバサ&ナポレオンのヒップホップ。The Black Eyed Peas"Let The Beat Rock"
トニーはヒップホップが専門だが愉快な持ち味の彼にこのシリアスなテーマがこなせない。
「ただステップを踏んでいるだけで心に響くものがない。」とナイジェル。

ケイトリンとジェイソン
シーズン4からこの番組に取り入れられたボリウッド。
インド映画に登場するダンス。
振り付けはナクール。
シーズン4のケイティーとジョシュアはこの難しい動きのダンスを踊りこなした。
ケイトリンとジェイソン、どちらもりっぱに健闘していた。
ケイトリンはシンクロのような技も見せたが、彼女の控えめなチャーミングさが
このダンスだと生かせない。

ジャネットとブランドン
ルイ・ヴァム・アムステルのフォックストロット。
マイケル・ブーブレの曲"Come Fly With Me"
サルサダンサーのジャネット、フォックストロットでもジンジャー・ロジャースのように優雅だ。
ブランドンも頑張っているが、これを観ながらまたしてもシーズン3のダニーを思い出してしまった。
どうもダニーの呪縛から解かれないまま彼のようなダンサーに会いたくて、
この番組を見続けている気がしてきた。

審査員のメアリーがこのダンスの批評をしている時に司会のキャットが
「メアリー、表情が硬いわ。」というと「それはね、ボトックスのせいよ。」とメアリー。
会場は大爆笑になった。
メアリーはほんとうに憎めないキャラだ。

アシュレイとクポノ
ウェイド・ロブソンの振り付けで新品と中古のロボットの物語。
ウェイドは人間的にはファンだが彼の作り出すダンスは時として余りに独創的過ぎ、
彼の振り付けに当たったダンサーには不利になる。
二人のダンサーの個性が消えてしまっている。
最もダンサーは振り付け師の求める世界を表現しなければならないのだから、
これがあるべき姿なのかもしれない。
しかしこれで視聴者の票が集まるか、二人のことが心配になった。

メリッサとアデー
マンディー・ムーアの振り付けのコンテ。
メリッサは29才のバレリーナで今回の最年長。
アデーはチャップマン大学の学生。
Richard Marx"Right Here With You"
マンディーの作り出すダンスはいつも美しい。
メリッサの豊富な経験が生かされ、二人の動きはぴったりと合っていた。
抑制された動きの中に返って感動が呼び起こされた。

ケイラとマックス(マキシム)
ルイ・ヴァン・アムステルのサンバ。社交ダンス専門のマックス。
男性が巧いと女性の魅力が引き出される。
祖父母とオーディションにやってきた高校生のケーラ。
専門外のダンスとは思えない。
マックスは身体の重心が常に安定していた。
「君がいたから彼女の存在が輝いた。」とアダム。
メアリーは「あの列車の音が聞こえる!」と絶叫。
メアリーが最高に気に入ったダンスの時に「ホットタマリトレインが来た!」
と絶叫するのがこの番組の定番。
ナイジェルはマックスを誉めながらもシーズン3のパーシャのようなキレがないと厳しい。
やはりシーズン3は素晴らしいダンサーの宝庫だった。

さてこれで10組を観たことになるがたくさんあると前半の印象が薄くなる。
これはグラミーやアカデミー賞でも同じだ。

結果発表
下位三組を視聴者の投票で決め、その6人がソロダンスを踊り、
審査員が男女一人づつの落選を決める。

全員でThe Black Eyed Peas"Boom Boom Pow"
この曲は確かシーズン3でも全員で踊った。シェーン・スパークスの振り付け。

ワーストはパリスとトニー
アスカとヴィクトリオ
カーラとジョナサン

今回の落選はトニーとパリス。
いつも思うのだがトップ20になって始めに落とされる人はとても辛そうだ。
これからという時に一番先に脱落では気持ちの整理がつかないのだろう。
「どうして自分が・・・」とパートナー、振り付け師、審査員へと納得できない気持ちが残るようだ。
審査員は「今のダンスだけではなく、これまでの演技も含めて総合的に判断した。」
と結んだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード5

2010-07-08 00:00:23 | アメリカンダンスアイドル
172人から32名に絞られた。
そしてそこからトップ20へと決まる。

「アメリカンアイドル」のライアン・シークレストもそうだが、
「アメリカンダンスアイドル」のキャット・デイリーも大会では会場を仕切るが、
オーディションでは一人一人に寄り添い励まし慰める。

ジャネット
マイアミでパートナーと参加したラテン・社交ダンサー。
交通事故や4年も一緒にいた彼との別れ、辛い出来事が多かったこの年、
トップ20入りという快挙を果たすことができた。

ダイアナ
「審査の間に大きく成長したわね。」とデビー。
「成長していくためには時に現実に向き合い、自分の未熟さを受け入れることも大切だ。
それが向上心を高めることに繋がり前進できるんだ。」とリル・C。
「来シーズンで会おう。」

ヴィクトリオ
ハイチの出身、5歳で母が亡くなり兄と施設に入る。15歳から道端で踊り小銭を稼いだ。
「楽な人生じゃなかった。でも自分を誇りに思っているよ。」
「ここは人よりも目立たなければ残れない。
でも君はグループ審査から存在が際立ってきた。
人柄の良さで視聴者からも支持されるよ。」とナイジェル。

ケイラ
祖父母とデンバーからオーディションにやってきた。
ミア「私は力強い男性ダンサーが好みだけど、あなたは女性でもそういう要素を持っている。」
合格。

(ヒイポイ)クポノ
ハワイ出身、モヒカンとロングの組み合わせのような髪型を指摘されて刈り上げる。
オーディションでは賛否両論に分かれたダンスがべガスでは再評価された。
合格。

ブランドン
ミア「べガスの二次審査ではあなたの笑顔の裏の顔を見た。」
リル・C「評判を聞いていたが、それほどではないと思った。」
メアリー「彼は決して傲慢ではない。」
6人中、4名の審査員が評価したので合格。
「私はこれから彼とどうやって折会うのよ?」と言うミアに「ミア次第だ。僕は合わせるよ。」
とブランドン。

トニー
「こういう時はアフガニスタンにいる兄のことを思ってがんばるよ。」
ダンスは技術が足りないがカリスマと人気があるからと合格。
きょとんとしているトニーに「嬉しくないのか?」緊張の余り合格した事がすぐには理解できない。
あくまでも成長を期待してのトップ20入りと。

ケイトリン
「またしてもぎりぎりのところでトップ20入りだね。」
彼女にはダンスだけでなく応援したくなるような魅力がある。

アシュレイ
4回目の挑戦の今シーズンでやっとトップ20に。

ランディ
「レオタードをいつも着ているあなたに自信と拘りを感じるわ。」とミア。
トップ20入り。

アレックス
アジア系、体操のような力強さのあるバレエ。
マイアミバレエ団の契約中、番組中のみ契約を解除できないかと相談したが、
経営サイドが折れなかったと聞かされ、涙を流す。
「ここに来ていろいろなダンスに触れることができて、頑張りたいと思っていた。」
アダムも同情している。「前向きな気持ちで素晴らしいダンサー達とのバレエを続けて欲しい。」

リッキー
アスカとペアのアジア系社交ダンサー。落選。

フィリップ
二次審査で多くを学んだ。ウェイブだけでなく他のダンスも上達した。
「ダンスへの熱い思いが感じられる。」
合格し演技しながら舞台の袖へと引いていくフィリップ。

最後に残った女性二人。
ディアナとアスカが呼ばれる。コンテと社交ダンス。二人に共通点は何もない。
ブロンドとアジア系、全く違うタイプ。
「アスカは精いっぱいやっていた、ディアナはまだ余裕があった。」合格はアスカ。

最後に残った男性二人。
ライアンとエヴァンの兄弟。
二人の内一人しか合格できない。
肩を組み手を握り締め泣いている。
二人のダンスは似ているからどちらか一人が選ばれることになった。

ライアン「どちらかが落ちても二人はいつも一緒だ。」
エヴァン「兄が受かったら祝福したい。」
行く前にハグしてまた涙。
「きっとお前だよ。」とライアン。

ナイジェル「エヴァンを振り付けしているのはライアンだね?
だから二人ともダンスが似ている。
ライアンのお陰でエヴァンはトップ20入りだ。」
「先シーズンからミアはエヴァンがお気に入りだったんだよ。」

「髪は薄いし太っていて背も低い。その上タップは流行らないと思っていたけど、
この番組に出て自信が持てるようになった。」とライアン。
「その気持ちを忘れるな。ウェストサイドのダンスはとても良かった。」
「帽子をかぶる必要はもうないな。」と帽子を取るライアン。

「弟をこれからも応援して。そして来年会おう。」アダムが泣いている。
二人は「これからもずっと一緒だ。」と肩を組み帰っていく。
「まるでミュージカルのシーンだ。」とアダム。

ライアンはトップ20には肉体的には入れなかったかもしれないが、
育ててダンスを教えて振り付けをしてあげた弟のエヴァンがトップ20入りした。
それはライアンがトップ20に入ったのにも等しい。
いや、それ以上に貴いことなのかもしれない。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード4

2010-07-07 00:00:23 | アメリカンダンスアイドル
ラスベガスウィーク
172人が地方のオーディションを通過してここに集まっている。
審査するのはミア・マイケルズ、リル・C、アダム・シャンクマン、デビー・アレン、
そしていつものメアリー・マーフィーとナイジェル・リスゴー。

アレックス・ウォン
アジア系、和太鼓の音に合わせた歌舞伎風のバレエ。
力強い演技に場内はスタンディング。

トニー
アタッシュケースを持ってスーツで登場。
新聞やケースからナイジェルの写真が出てくるコミカルな演技。

全員がステージへ。
落とされる人の名前が一人づつ呼ばれる。
45名がここで落選。
アメフトコーチの息子のトラヴィス、夫を亡くしたタリア、NYのBボーイ・チムゼイもここまで。
4分の1が帰っていく。

残ったメンバーはタバサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
全員で一時間の特訓の後に披露。

ギャビー
ニューヨークでは絶賛されたが短時間で自分の普段の動きとは異なる振り付けをマスターできない。
「今回の演技には不満だが今までのソロの素晴らしさに免じて残す。」

37名がここで落ち、96名が残される。

ジャン・マーク・ジャネル&フランスのワルツ。
社交ダンスはヒップホッパーには辛い。

フィリップ
苦手な分野でも好感度を上げ合格。
フィリップと組んでべガスまで来たアリエルは敗退。

社交ダンスが専門のマキシム、アスカ&リッキーは絶好調。
プリシラ、専門外でも活躍。
心配したノブヤも社交ダンサーになりきっていて、審査員達もその姿を微笑ましく見ている。
この番組の在り方を研究し苦手なダンスにも取り組んできたことが一目でわかるからだ。
全く違う分野のダンスでここまで努力してきたことに感動。
パスしたノブヤも泣いている。
来る前にダンスコーチ達が力になってくれて特訓してきた、みんなのお陰でここまで来たと。

16人が脱落。

二日目、ソーニャのジャズ
ここまで来ると、怪我をする人、筋肉を痛める人が出てくる。

ナタリーとブランドン
前回、トップ20寸前で敗れた二人。
練習中にソーニャからみんなのお手本として指名された二人は素晴らしいパーフォーマンスを見せた。
ナタリーのダンスは昨年よりも切れ味が良く、見た目もエッジが効いていた。
それなのに本番で二人は引き離される。
相手が代わり力を発揮できないナタリー。
ここで番組を去ることに。
ナイジェル、ソーニャがハグ。
ナタリーもブランドンも泣いている。

ブランドンの番になるがナタリーのためにも頑張って踊ると言ったものの、
気持ちの落胆が激しく切り替えられない。
が何とか通過。

ギャビー
「一番のお気に入りなのに」とナイジェル。
「いくらなんでもこれでは上へ進ませられない」
ソロは良かったのにどうしてこんなことに。
その場で再審査、もう一度ソロの演技となり合格。
ナイジェルが何とか救いあげようとしている。

ソロは完璧でも個性的な人ほど振り付け師の要求するダンスに応えられなかったりする。
他分野のダンスに対応できない。
昨年落ちた人は審査の在り方も知っているはずだから、
もっと合格対策をすることができなかったのだろうか。

サミー
味のあるBボーイだったがここで脱落。

グループ審査
グループに分かれCDを選ぶ。
そして翌日までに振り付けをグループごとに考えて披露。

シルキー
マイアミでヒップホップの要素も入ったタップで審査員を魅了した。
しかしグループでは意見が対立してまとまらない。
意見が合わないままみんな翌日に備えて眠ることに。
当日は全く不一致のめちゃくちゃなダンスになる。
ミア「昨夜、このままの状態で寝てしまったわけ?」とあきれる。
シルキーは再審査へ。ポーラは合格。

「アメリカンアイドル」以上に「アメリカンダンスアイドル」
グループ審査、それぞれの専門のダンス分野が違うし、見せ場も異なるのだから、
統一が取れなくて当然かもしれない。
得意分野が違う人達の自主振り付けとは余りに無理がある。
散々なパーフォーマンスが続くので、そう思っていたら、
ブランドンのチームはよくまとまっていて健闘した。

その後、上手なチームが続出。
ジェイソンは「君は絶対にトップ20だよ。」と言われる。
ライアンのグループ、演技の構成を深夜まで練り練習に励んだ。
アダムはこのグループのドラマ性のある振り付けを見て涙目に。

68人が次へと進む。

シルキーの再審査。
シルキーは最初からグループで失敗しても再審査があると舐めていた。
ところがプレッシャーから最初のオーディションで見た輝きが失せてしまっている。
表情にも自信がない。ここで敗退になる。

残った人達は今度はミア・マイケルズのコンテンポラリー。
ミアのダンスは現代的で複雑。
トニー、今まで苦手な分野も何とか乗り切ってきたがここでは再審査へと。
ノブヤ、残念ながら敗退。
「でも僕はダンスを続けるよ。また戻ってくるからね。」

ミーガンとケーリントンの姉妹がここまで残っている。
ミーガンは合格。
ケイリントンは振りについていけない瞬間があった。
基準に達していない為にその場でソロのダンスとなる。
かなり動揺していたが自分のダンスを踊る。
審査員の多数決、3人はNo、「ダンスが古い。」と言われる。
しかしメアリーのYesで救われる。

エヴァンとライアンの兄弟。
「あと一息で兄弟でトップ20入りの夢が果たせる。」と目を輝かせる二人。
踊るライアンを見てミアが「役に完璧に入り込んでいるわ。」と喜ぶ。
エヴァンはミアから「フリーホップをして。それから舞台を一周。」と言われて、その通りに。
結局二人とも合格。
二人のここに賭けている、どうしても二人でトップ20入りしたいという強い気持ちが感じられる。

ここまで来たから充分と思う人はいない、何が何でも残りたいとみんな思っている。

再審査の前に笑顔を失っているトニー。
キャットが何とか笑わせようとしている。
再審査の発表の瞬間、トニーは泣いている。
巧くできなくて落ちるかと思っているのだ。
合格を告げれると号泣。
審査員達もみんな貰い泣きしている。
審査員、みんなかつてはオーディションに挑戦し続けたダンサーたちだった。
同じ思いをしてきた先輩達、気持ちがわからないはずがない。

トニー「僕はダンスが大好きなんだ。みんなにそれを伝えたい。」

13名が脱落。
名前が出てこない、ジェレマイアだったかな?
前シーズンにも出てきて、振り付けを忘れて舞台の袖に引っ込み失格となった。
今回も挑戦してここまで来ていた。
「また来年も来るよ。」と言い残して帰っていく。

残った54名は男女別の審査になる。

いよいよトップ20だが、ダンサー達は満身創痍だ。
靴擦れで足の皮は剥け、打撲症や筋肉痛。
午前は女性、午後は男性の審査。
タイスの振り付けでブロードウェイ。
テーマは「ウェストサイドストーリー」
タイス「ダンサーにとっての常識、タイムレスな物語だ。」
審査員のデビーはブロードウェイの「ウェストサイド」でアニタ役を務めた。

タイスが「タイミングがすべて。」と言ったこの振り付け。
タップのビアンカが苦戦している。
思えばダンサー達はある時は裸足、そしてタップシューズ、ダンスシューズ、
コスチュームもダンスに合わせて替えている。

合格を信じていたビアンカ、「君たちはここまで。」の言葉にショックから怒りに。
「審査ミスよ。来年?もう来ないわ。」

ケーリントンとミーガンの姉妹。
妹のミーガンが落選。それでも姉の審査を見つめて合格を喜ぶ。

注目されてきたギャビーもプリシラも落選。
女性の16人が決まる。この中から更に10名に絞られる。

男性も6人が去る。残った16名から10人へと。
エヴァンとライアンの兄弟も残っている。

この後のソロの演技で32名から20名、トップ20が決まる。

個人審査の様子はダイジェストのみで一人づつ審査員の元へと呼ばれる発表が始まった。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード3

2010-07-06 08:54:58 | アメリカンダンスアイドル
エピソード3、今回はLAとシアトルのオーディション。

LAのゲスト審査員はアダム・シャンクマン。
映画「ヘアスプレイ」では映画監督も務めた。
振り付け師、プロデューサーでもある。
この番組の常連ゲスト審査員。

前回の優勝者のジョシュア、ファイナリストのコンフォート、ケイティーも会場に来ている。

ビアンカ
前回トップ20に残れなかった。
彼女の個性的なタップを覚えている。
今回はお母さんが応援に飛行機で駆け付けた。
ショートカットのビアンカが長い手足でボーイッシュにアカペラで踊るタップ。
ユーモラスで洗練されている。
「今までのタップで最高。」とお墨付きでラスベガスへ。

デボラ
「宗教上の理由で安息日と男性の前では踊れない。今後どうしたら良いのか。」
アダム「踊っている時、僕は最も神に近づける気がする。神は決して間違えないから、
君にダンスを与えたのは意味があること。プロになれなくても、
これからもダンスに情熱を持ち続けて欲しい。」
デボラは落選するが「他のダンサーのレベルには達していないことがわかったけど、
今日はここに来られて良かった。ありがとう。」と言い帰っていった。

カリコ
スィングとリンディホップ。
「楽しいダンスだけどクラブ向き。プロの競技とは違う。」
「不合格だけど一緒に踊りたいと思ったよ。」とアダム。
「それなら踊ってよ?」と言われてアダムはステージへ。
だんだんと感情移入して行くアダム、リードが巧いと女性も変わる。
さすがの踊りっぷり。すっかり応募者の心境になったアダムは、
かつて批評をしたシーズン4のジョシュアやケイティーから、
「この番組の趣旨を分かっているのか?」「チケットが欲しいの?」と冷やかされる。

リッキーとアスカ
社交ダンス、ラテンはロシアや南米のダンサーが多くアジア系は珍しいそうだ。
前回トップ20入りを逃している二人。
二人とも更に磨きがかかりストレート トゥ べガス!

ネイサン
コンテ、バレー。中学2年でダンスは一度諦めたが兄の説得でもう一度始めて今は17才。
アダムは彼の動きに目が釘付けになる。
ナイジェルもびっくりしている。
生まれながらの天才的なダンサー。
ターンも技以外の表現力も素晴らしい。
参加資格は18才からのこの番組、「来年、戻ってこなかったら捜しに行く。」とナイジェル。
番組初めての計らいで来シーズンにべガス直行のチケットが渡される。
一年間精進して必ず戻って来て欲しい。

2日目
サミー
19歳、ホッピング、ロッキングを教えてくれた先輩はギャングになり今刑務所だそうだ。
こちらも観ていて身体が動いてしまうような楽しいダンス。
横を向き頭皮までも動かして見せる。
関節を自由に動かす。表情も豊かで笑顔がいい。
横に動くウェイブにひねりが入る。芸も細かい。
「他のダンスも踊れるのか観たい。」と再審査へ。

アマンダ
難病と13年間戦う父の姿を見てきた。
「父が戦っている姿を見ると不可能はないと思える。」
「だから君は悲しい曲をポジティブに踊ってんだね。」とアダム。
べガスへ直行。

フィリップ
前回肺炎になりドクターストップがかかり棄権。
踊らないでもチケットをあげる、とラスベガスへ。

アリエル
フィリップのヘルプでペアで踊る。
家族で交通事故に遭い、入院する母親を見舞うアリエルを
クラスメートのフィリップが送迎するようになる。
そしてこの番組のオーディションを受けてみようと思ったとアリエル。
二人は恋人同士のようだ。
観ていて微笑ましいハッピーなダンス。
彼女もべガスへ。

LAではサミーを含めて18名が再審査で合格。

シアトル
やはり降水量の多い都市、この日も雨が降っている。
今回のゲスト審査員はミア・マイケルズ。
毎回、振り付けでも参加している。

ニック
タトゥーアーティスト。
刺青は見せずに長袖とジャージーでコサックダンスのようなヒップホップ。
ふてぶてしい態度でナイジェルを怒らせる。
「でも女性二人には受けた。」と言ったためにメアリーとミアも
「ここでプロデューサーに立てつくような人が振り付け師の言うことに従うダンスはできない」
三人一致で落選に。
口が災いして落とされる人が今までにもいた。

ケルシー
振り付け師のソニアが好みそうな妖しい雰囲気のダンス。
審査員がもっと観たいのでストップをかけない。
しかし再審査へそして合格。

二日目
クポノヒポイ
ハワイ人、前回のマークもそうだったが、ハワイの人はアメリカ本土の視点から見ると
エキゾチックなハワイの文化を感じさせる味わいがあるダンスが踊れる。
再審査へ。そして合格。

どうもシアトルは不作だったようだ。
次回はアメリカ各地で選ばれたダンサー達のいよいよラスベガスでの予選となる。



アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード2

2010-06-30 00:06:45 | アメリカンダンスアイドル
オーディション会場はマイアミ。

ゲスト審査員はタイス・ディオリオ。
前回から振り付けと審査員で登場している。
ブロードウェイ「コーラスライン」の再演の様子を映画にしたドキュメンタリー
「ブロードウェイ ブロードウェイ、コーラスラインにかける夢」
この中でタイスがオーディションを受ける候補者として参加しているのを観た。
ということはタイス、短期間に振り付け師として大きく飛躍したことになる。

プリシラ
不思議な雰囲気のあるコンテ。ラテン系の独特な個性があり、
フランス演劇のコメディエンヌのようでもある。
審査員は彼女の予想外の動きから目が離せない。
タイスは感動している。
ラスベガス行きのチケットをゲット。

ジャネットとロメロ
前回、ジャネットだけラスベガス、ロメロは敗退。
ジェネットもトップ20には残れなかった。
観ていてあきない二人の息のあったサルサ。
技の連続、そして見る者を惹きつける力も強い。
「マイアミらしくてホットでいい。」とナイジェル。
前回よりも更に技術に磨きがかかった。
ラスベガスへ直行。

ジェニファーとジェシカ
双子の姉妹。
学芸会よりもレベルが低い。

ゲスト審査員のタイスがいらいらを隠せない。
巧い人には涙を目に浮かべながら賛辞を惜しまないが、
下手な人には我慢が出来ず感情的になるタイス。
だんだん毒舌と粗探しがエスカレートしていき、
審査員のナイジェルとメアリーも当惑するほど。
審査終了時にナイジェルから「タイス、口を慎め。」と注意される。
業界の先輩でプロデューサーからのお小言にタイスは素直に謝っている。

ジョゼフ
これはコンテ?ヒップホップ?
表情が豊かだが少し行き過ぎかも。
べガスへ。

2日目
ウィズランド
これってダンスか?
ストリップダンスかと思うと幼稚園児のようなツーステップとスキップ。
それでも自分と他の候補者との違いがわかっていない様子に審査員も業を煮やす。

エリック
タップが人気がないのでその良さを皆に知らせたいと思ったと。
ヒップホップ、ムーンウォーク、回転技が入ったり。
今シーズンを観て思うのは、一つの分野に絞らずいくつかを組み合わせて挑戦する人が増えたことだ。
観ていて笑顔を誘う。
タイス「良く練習ができていて、全体のトーンも統一されている。」

パリス
ミス・ワシントン、ミスコンに10歳から挑戦してきた。
そしてそのことでむしろ内面の方が磨かれたと言う。
ミーガン、ヘンリー、アレクシス、コンテンポラリーの才能ある人が何人もラスベガス行きに。

ジオ
コスチュームを付けてアフリカンダンス。
他のダンスもできるかどうか見たいと再審査へ。

ところで再審査のことだけど。
今までのファイナリストでラスベガス直行でなくて再審査から這い上がった人の率はどれくらいなのだろう?
やはり最後に残るような人達のほとんどは最初から合格なのだろうか。

タリア
14才で知り合い18才で結婚した夫をバイクの事故で失った。
この番組を通して立ち直りたいと。
「人生は一度だけ。無駄にしたくない。」
昨シーズンで初めてテーマになったボリウッド、インド映画風のダンスのようでもあり、
ヒップホップの要素も入っているが、多少中途半端だろうか。
再審査へ。

ジオもタリアも再審査通過。

オーディション地はメンフィスへ。
ゲスト審査員はリル・C。
振り付けと審査員とで昨シーズン活躍。
独特の口調も人気だった。
「やばいよ!」"It's buck!"が感動した時の褒め言葉でうけた。

警察官のマリコ。
メンフィス独特のダンス、メンフィスジュ―キン。
エルビス・プレスリー風の動きも取り入れて表情豊か。
ラスベガスへ。

ダスティン
ヒップホップかと思ったら空手のような動きもありで審査員は失笑。
「トリッキング、ヒップホップと武術を合わせたダンスを君に薦める。」とリル・C。

リル・Cは大真面目で一人一人のダンスを乗り出して無表情に見ている。
そして落とす人にもフォローがある。
タイスとの違いが可笑しい。

ケイトリン
マイアミで合格したミーガンの姉。
最後の決めポーズの前にストップがかかったがラストまで決める。
股関節の手術も受けたがダンスに支障はないと言う。
もとは体操選手。

メンフィス二日目。
アンナ
父親の自殺というできごとがあり、行き場のない気持ちをダンスにぶつけてきた。
「お父さんは私が何かを一生懸命やることを喜んでくれたから。」
再審査へ。
リル・C、「僕も父を自殺で亡くしたから君の辛さはわかる。
心の穴を埋めるためにもダンスにもっと集中するんだ。」
アンナも泣いている。
ここからこちらも観ていて涙腺が緩くなってきた。

トラヴィス
父はアメフトのコーチ、アメフトの人気の高い町で育つ。
お父さんが「彼のやりたいことを尊重したい。息子には自分のやりたいことがあるから。
息子をからかう人がいるから彼らに代わって息子に謝ったんだ。
息子を愛しているし、誇りに思っている。」
「僕は素晴らしい家族がいて幸せだ。」とトラヴィスが涙。
フィクションではない、現実に父と子が苦しんだり悩んだりしてここまで行きついた過程に、
こちらも観ていてもらい泣き。

演技はまだ未熟で再審査へ。
「お父さんはアメフトのコーチなのに君にダンスの道を選択させたことに、
私たちも感謝したい。」とナイジェル。

再挑戦のエヴァン
彼のことは覚えている。40年代、50年代風のダンスのスタイルを自分なりに確立している。
前回は何が問題になって落ちたのか思い出せない。
オールラウンドなダンス力が求められるこの番組と合わなかったからか。
今回もジーン・ケリーのようなオーセンティックで上品なダンスに回転や今風の技も。
会場からも歓声と拍手が沸く。
ラスベガスへ。

ローレン、リディア双子の姉妹
同じ振り付けなのに二人の性格の違い、エネルギッシュと控えめが際立つ。
再審査へ。

ライアン
エヴァンの兄のタップ。
伝統にのっとる力強いタップ、そして大道芸のような要素もあり笑わせる。
リル・Cも夢中になって見ている。
「タップ以外もできるのか?」頷くライアンにナイジェルは再審査へと。
メアリーとリルがべガス直行を決める。

再審査からローレン、アンナ、リディアがラスベガスへ。
トラヴィスも「短期間で長足の進歩を遂げた。」と評価される。

今回のトラヴィスのエピソード、
映画の「リトルダンサー」を思い出した。
男性がダンスやバレーを選択することは大都会ではともかく、
まだまだ古いしきたりの残る地方では、偏見を持って見られ、
周囲から理解を得るのが難しいと認識を新たにした。
アメフトのコーチをしているお父さんは、息子がダンサー志望ということだけではなく、
もっと究極的な事実を受け入れたのだと思った。

次回はロスとシアトル。

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード1

2010-06-28 00:02:05 | アメリカンダンスアイドル
フォックスTV「アメリカンダンスアイドル」略して「アメダン」シーズン5の放映が始まった。
アメリカでは既にシーズン7が放映されている。
「アメリカンダンスアイドル」原題は"So You Think You Can Dance"通称"SYTYCD"
"Dancing With The Stars"と合わせて全米で人気の高い番組。
ところで"Dancing With The Stars"はなぜ日本放映がないのだろう?
アメリカで知名度はあっても日本ではスターと認識されない人が出ても番組として、
盛り上がりに欠けるからだろうか。

さあ、「アメダン シーズン5」今回はいったいどんなダンサーとの出会い、
ドラマがあるのか?
「アメリカンアイドル」との違いはソロもあるが基本的にペアでの演技で進められていくので、
才能、個性のみならず相方とのバランスが保てないと勝ち進めない。
また「アメリカンアイドル」では優勝者は早速シングルも出せて歌手として活躍できるが、
こちらはファイナリストになってもあくまでもバックダンサーであることに変わりはない。
それでも終了後ファイナリストのツアーで全米にダンスを披露できる。

終了後は他のダンスコンペティションに挑戦する人、振り付け師やダンス教師になる人、
現役のダンサーとしての寿命は短いだけに、そのはかない瞬間に賭けて挑戦することに美しさがある。

懐かしい面々が戻ってきた。
司会のキャット・デイリー、審査員のメアリー・マーフィー、
審査員で番組プロデューサーのナイジェル・リスゴー。

第一回目のオーディションはニューヨーク、マンハッタンではなくブルックリン。
ゲスト審査員はシーズン4でも審査員、振り付けで参加したタバサ&ナポレオン。
二人はヒップホップにドラマ性を盛り込んだ素晴らしいダンスを前回でいくつも生み出した。

審査は三つに分かれる。合格(ラスベガス予選へ直行)
再審査(グループで振り付けのレッスンを受けてそこから合格へのステップを昇る)
不合格。

ギャビー・ロハス
母はサーカスのブランコ乗り、サーカスで育ち曲芸を習ってきた。
関節リューマチの持病があり、痛みで眠れないこともある。
「踊れなくなる日もくるかもしれないけど、ダンスは私の生きがい。」
彼女のダンスに審査員は釘づけになった。
サーカス出身のギャビー、独特の雰囲気があるコンテ。観る人を惹きつける。
「トップ20に必ず残る」ナイジェル、「5年間で観た中で最高のオーディション演技。」メアリー。
べガス行きのチケットをゲット。

Mutation
関節を外すような二人のちょっと危なくて怖いダンス。
「個性は認めるが振り付けに対応できるのか?」と聞かれ二人とも「できる」
再審査へ。

ピーター・サバニーノ
イタリア系、ユーモラスなタップ。
「演技もルックスもいいけど、衣装がちょっとね。」とメアリー。
ラスベガスへと直行。

ティファニー
背骨が3本しかないという障害を持つ。
胴の長さがない中に器官も押し込められているので生まれた時、
長くは生きられないと言われたそうだ。
それなのに今は23才。見かけでどこでも笑い物にされてきたとティファニー。
「ダンスに挑戦した君の生き方、前向きさを称えたい。
世間には自分のできないことばかりを言い募る人が多いのに、
君はできると信じていろいろなことに挑戦している。」
審査員も会場の人もスタンディングオベーション。
彼女の挑戦する姿に会場の候補者たちも勇気づけられた。
「でも番組には残れない」とナイジェル。
「参加して良かった」と帰っていくティファニー。

マキシム・カピタニク
前シーズンに参加したファイーナをパートナーにチャチャ。
「パートナーの方の巧さが際立ってしまう」と言われて再審査へ。

ノブヤ
噂に聞いていてYoutube動画でも観ていて、どのシーズンに出てくるのかと思っていた。
ロッキング、観ていて楽しくなるコミカルなダンス。
「東京の最高のダンサーズ、ヒルティング&ボッシュに似ている。」
「他のダンスも踊れるのか見せてくれ。」と再審査へ。
簡潔な英語で謙虚ながらきちんと自己主張する姿に好感度抜群。

再審査の振り付けはローレン。
シーズン3のファイナリスト。
ローレンはキレの良いダイナミックなダンスが得意だった。
47名が再審査へと残る。
練習時間は30分だけ、この時間内に振り付けを覚えなければならない。
ローレン「シーズン5は今までより進化していなければ。」と難易度の高いダンスを要求。
Mutationの二人組は「お呼びじゃない」とあきらめて退参。
マキシムとノブヤは合格。
ノブヤの今後が楽しみ。

二日目。
アリエル、シーズン3の時は高校生だった。
どこで落ちたのか思い出せない。
ナイジェルもそうだったようで「君はどこでいなくなったの?」
ナイジェルはアリエルをシーズン3の時に高く評価していた。
ラスベガスでコンテンポラリー、ミア・マイケルズの振り付けの時に脱落。
「演技が内にこもってしまうと言われた。」その教訓を生かして成長。
ラスベガスへ。

イ―ゴと二ーナ。
三年組んでいる。最後は床すれすれで二ーナの回転が続くチャチャ。
「一人づつを観てみたい。」と再審査へ。

二日目の夕方。
天気は雨に。

ケレン
傘を持って登場。美しい動き、筋肉が躍動するコンテ。
傘など小道具を使うとそれに囚われて返って失敗することもあるが、
最後まで傘との関係は崩れない。
何で傘を使ったのかという質問に涙が溢れる。
「今日は雨だから。」という平凡な答えが返ってくるかと思ったら、
「自分を愛してくれた叔母が亡くなった。
傘は自分を天界から見てくれていて覆うように守ってくれている叔母の気持ちと
自分の関わりを表す。」
ケレンの真摯なダンスへの気持ちに審査員も敬意を表する。
ラスベガス行きの切符を渡す。

チムセイ
20才、ニュージャージーから。
マイム風のコンテ、リズム感があり、アクロバティックな動き、ヒップホップも入る。
壁を蹴って回転、ステージ全体を使って最後は舞台の奥、ライトの後ろで終える。
今までのシーズンを観てきて大きな動きを予定している人は舞台の大きさが違うと、
思っていた通りの動きができずに調子が狂ってしまう。
チムセイは伸び伸びと演じた。が再審査。

二日目の再審査。
イ―ゴとチムセイはべガス、イ―ゴとペアの二ーナは不合格。

オーディションはデンバーへ移る。
ゲスト審査員はソーニャ。
前シーズンから振り付けで参加した。
ダークで危ない雰囲気のダンスが新鮮だった。

ケイラ
18才、コロラド。
父を知らず母と祖父母に育てられた。
おじいさんとおばあさんが客席から声援を送る。
手足だけでなく背中の動きが美しい。
べガスへ。
おじいさんが泣いている「誇りに思っている、才能が開花したんだ。」

ミーシャとミッチ。
男性二人がお揃いのコスチュームで社交ダンス。
片方はゲイ、もう片方はストレートで最初はお互いに当惑したが、今は女性と組むよりもいいと。
男女のパートを固定せずリードとフォローが入れ替わる、リードにも女性的な仕草があったりで、
落ち着かない。
再審査へ。残念ながら敗退。

司会のキャット、「この町の人は何というか(言葉を選んで)ユニークな人が多いわね。
標高が高いせいかしら?」
社交ダンスでパートナーが見つからなかったのか等身大の人形と踊る人、
ダンスではなくて舞台で体操にも見えない動きをしている人、
「自分が他の人とレベルが劣っているのがわかる?」
言われて頷く人もいるが、「わからない」と言う人も。

この番組を観てきて上手なダンサーはエロティックな動きも上品に見せる。
しかし下手な人に掛かると「おばあさんのストリップみたいだった。」
余りのえげつなさに「これはダンスコンテストなんだよ。」とナイジェルを怒らせる。

イライアス、弟で16才なので出場資格のないイ―ノックとペア。
ヒップホップ、若さが爆発、少年たちの元気いっぱいの可愛いダンス。
「あなたはカメラ移りもいいし、カリスマがあるわね。」
イライアスは再審査へ。

懐かしい二人の顔が。
この二人が再挑戦してきたかと思うと二人の姿を観るだけで顔が綻んでしまう。
審査員や視聴者もきっと同じだろう。

ブランドン
シーズン4で最初に観た時は優勝候補かとさえ思っていたのに、
ゲブがトップ20に、ブランドンは敗退。

ナタリー
トップ20でルームメートのケイティーと秤にかけられ、
ケイティーがそのプレッシャーにキレてしまい
「今度落選しても、もう次回に挑戦する気はない。」と言ったために落とさそうになる。
ナタリーは審査員との間に入って何とか取り成そうとした。
その結果、二人のどちらを取るか審査員たちが再び話し合うことに。
「やる気のない人はいらない」「最初の決定の通りにしたい」
と二つに意見は分かれたが多数決でケイティーがトップ20に。

二人ともいったいどれだけの思いでこの一年を過ごしてこの場に臨んだのだろうか。
ソーニャはナタリーの演技を観ながら興奮を抑えられない。
コメントを求められて泣いてしまう、「あなたの大ファンよ。魂が演技に込められていた」
メアリー「あなたを誇りに思う、先シーズンも良かったけど、更にずっと良くなって、
指先の動き一つにも神経が行き届いている。」
ナイジェル「今度は強敵になるルームメートはいないのかな?(笑)」
審査員もナタリー本人も泣いた。
ストレート トゥ べガス!
ナタリーはケイティーに電話する。「良いニュースがあるのよ。」
ケイティー「べガス行き決まりでしょ!」と歓声が電話の向こうから聞こえる。
ケイティーはナタリーの実力を信じていたのだ。

ブランドン
前回、トップ20に入れない理由がわからなかった。
今回は更に迫力が半端ではない。
審査員のメアリーは彼の演技を観て大泣き。
「この仕事をしていて、こういう時が一番嬉しい。こんな演技を目の前で観られる。
だれもがあなたのダンスの虜になるはず。昨年からの成長が目覚ましい。
絶対にトップ20に入れる。」

この番組を観ているとこういう場面があるから、やめられない。
努力した人、失敗をばねにする人、他人のせいにしないで自分の糧として行く人、
惜しみない賛辞が贈られる。

弟と参加したイライアス、再審査では敗退。
「また来年、来るよ。」と笑顔で返っていく。
次回は17歳、出場年齢に達した弟と共に必ず戻ってくるだろう。
19名がべガスへ。

エピソード1、寒さの中のニューヨークとデンバーが終わった。
次は暖かいフロリダとメンフィスだ。

アメリカンダンスアイドル シーズン4 グランドフィナーレ

2010-02-03 00:06:58 | アメリカンダンスアイドル
アメリカンダンスアイドル シーズン4、最終回。

まずこの番組ができた経緯から。
アメリカンアイドルの審査員でプロデューサーのサイモンからナイジェルに
最初、ダンスオーディション番組の企画が持ち込まれた時、ナイジェルは「そんな番組は受けない」
と否定したそうだ。
しかし、メキシコのサイモンの別荘に招かれ、ジャックダニエルを一瓶飲み明かす頃には、
「やってみよう!」と気持ちが固まったらしい。

司会のキャット・デイリーから、「35時間の放送時間中、167のダンスが披露、6000万人の投票があった。」

残っているトップ4以外のトップ20がペアで登場。
レイボン、ジェイミー
スージー、マキス
コンフォート、クリス
チェルシー、セイン
コートニー、マット
ウィリアム
ケーリントン、ゲブ、
チェルシー、マーク
ジェシカが病欠なので、ウィリアムだけ、ペアがいなくて1人なのが寂しい。

トップ4のケイティー、ジョシュア、コートニー、トゥイッチが登場。

審査員はミア・マイケルズ、アダム・シャンクマン、デビー・アレン、リル・C。
今日はファイナルなので、皆、正装。
他の振り付け師たちも客席で見守る。

優勝者は賞金250,000ドルとアダムの新作映画への出演権。

オーディションが始まってからのハイライト映像。
懐かしい顔もたくさん。
双子のアントニーとアントワン、仲の良い二人の様子と息の合ったペア。
反面、2度と見たくないようなダンスもあり。

シェーン・スパークスの振り付けでトップ20。
"Boome" Sin
ヒップホップのルーティン、ネジを巻くような動作、ストップ、ホールド、ムーブ。
ゲブが女の子たちの足に踏まれそうになりながら、潜り抜ける。
20人、いやジェシカがいないので、19人のダンスは壮観。
19人全員のダンス、最後は15人がひれ伏し、中心にはトップ4の4人が残る。

審査員それぞれから、今までに観た中から、お気に入りのダンスのリクエスト。
ナイジェルは、ケイティーとジョシュアのボリウッド。
新しく番組で挑戦したインド映画のダンス、二人ともこのダンスがぴったりで頬笑みを誘う。
これは今となってみれば、傑作ダンスだけれど、やってみるまでは誰にも出来具合も、
観客の受けも想像がつかなかった。
ジョシュアはこういうダンスの面白みを上手に表現している。
そしてもう投票も終わった今、二人とも楽しんで踊っているのがわかる。

メアリーはコートニーとゲブのルンバ。「二人のペアの組み合わせがユニークだったから。
イノセンスとマチュアリティーの両方が備わっていた。」
Rose Royse "Wishing On A Star"
ゲブが落選した後、コートニーの方は歴戦をくぐり抜けて、ここまで来ている。
二人のかつてのバランスが少し変わってしまっているようだ。

ロサンジェルスのオーディションで独特の演技、
それぞれ独自のヒップホップを披露したロバートとフィリップの登場。
ロバートはこの番組と自分の分野との不一致を感じ、棄権、フィリップは体調を崩し棄権。
二人とも見たこともない動きをする。
Kyne West "Stronger"
審査員からフィリップは音楽的、ロバートは演劇的と。
二人の対決、ロバートに軍配が上がる。
ストリートダンサーのロバート、「フィリップに称賛を送りたい。
そしてこういう機会を与えてくれた番組に感謝。」
二人はしっかりハグ。

アダムは、デイブ・スコットの振り付けでコンフォートとトゥイッチのヒップホップを選ぶ。
"Forever" Chris Brown、ジェシカの棄権でトップ10に返り咲いたコンフォート。
トゥイッチと二人で専門分野のヒップホップ、力を出し切った。

マークとチェルシー、タバサとナポレオンの振り付けでヒップホップ。
仕事に夢中な彼、自分に気持ちを向けさせようとする彼女。
散々引き留めるが、鞄と共に去っていく男。
ドラマ性のあるヒップホップ。

メアリーがシーズン2のデミトリと一緒に登場し踊る。
ボールルームダンサーのトップクラス、チェルシーの後だけにちょっとご愛敬。
でも踊れちゃう、踊っちゃうところが凄い。

ミアが選んだのは、デズモンドの振り付けでケイティーとウィルのパ・ド・トゥ。
「知的で情感溢れるダンス。」
ウィルことウィリアム、ずっと踊ってきたジェシカが休んでいるので、せっかくのチャンス
出番がないかと心配したが、しっかり出てきて良かった。
アメリカンアイドルの準優勝者、デビッド・アーチュレッタのバージョンで"Imagine"
前回のパーフォーマンスではウィルがターンで失敗したそうだ。
「世界で最高の気分だよ。僕たち二人にとって、このダンスをもう一回やることは、
どうしても必要なことだったんだ。」
今回、巧く行って、飛び上がるばかりに喜んでいるウィル。
審査員達もスタンディングオベーション。
恩師デビーも涙ぐんでいる
テレビで見ていても、ゾクゾクするようなダンス。
優勝かと思っていたウィル、トップ6を前に脱落したが、それを引きずらず、
今回与えらた一つ一つのダンスに全力投球している姿に感動。
ジェシカがいれば、ウィルは他のダンスも披露できただけに、観られないのが残念。

アダムの選んだのは、ソーニャの"The Garden"
コートニーとマークが怪しげな雰囲気のダンスを再現した。

最初の脱落者はコートニー。
今までの映像を見ると、彼女は最初から可愛い。
「私はすべてをここで吸収した。何もかもこれからの人生に活かしていくことができる。
みんな私がここまで来ると思ってなかったでしょ?私も思ってなかった。
だからここにいる自分を褒めてあげたい。」

男性5人のナイジェル振り付けのダンス。
"Five Guys Named Moe" Joe Jackson
やはりダンスのスキルだけを較べると5人で踊った時、抜きに出て見えるのはウィルだ。
しかし5人それぞれ個性があり、全く違うタイプばかりなので、観ていてあきない楽しいダンス。

ウェイド・ロブソンの振り付けでトップ20全員で、魔術師の犠牲になったウサギに捧げるダンス。
Eric Serra "Homage To The Rabit"
ウサギの被り物でみんなが登場。どれが誰なのか区別もつかない。
「キャッツ」のような不思議なミュージカルの雰囲気。
被り物をとると女性の扮装をしていたのは、ゲブだった。

次の落選者はケイティー。
発表前の緊張した表情から笑顔に。
そして「今まで最高の経験だった。」と涙が止まらなくなる。
男女両方のトップに賞金があるというサプライズ。
50,000ドルがプレゼントされると聞き、"For real?"
キョトンとした表情から、もう号泣しそうなケイティー。
付け睫毛を気にしながら、涙を拭い抑えている。
「さあ、もう解放してあげましょう。」とキャット。

ジョナスブラザースのパーフォーマンスがあり、デビーのダンスアカデミーの子供たちのダンス。
EW&F 「ブギーワンダーランド」、ナイジェルが仲間に入ってくる。
ちゃんと一緒にタップを踊っている。審査員は皆、話がわかるだけじゃなくて、踊りも踊れる。

メアリーから「やはり男女間の問題を扱った作品。ドアが間に入っていたのが印象的。」
ミアの振り付けでトゥイッチとケイティー。 
"Mercy" Duffy
女の子が男に付き纏い、ドアをノック、開けるとドアにぶる下がってくる。
男は追い出し、彼女を振りほどき、ドアを押さえる。男女の修羅場をユーモラスに描いた。
ガンして女を受け入れようとしないトゥイッチが男らしい。
このダンス、音楽との相乗効果で後々まで印象が残る作品になった。

デビーは男女間の問題ではなく、ロマンティックな作品が観たい、
と選んだのはトゥイッチとケイトリンのウィンナワルツ。
振り付け師の重い障害を持った娘を喜ばせてあげたいと創作されたダンス。
ジャン・マーク・ジュネロ夫妻の振り付けでウィンナワルツ。
ジャンには生後20ヶ月で身体機能を失った娘がいる。
動くこと、話すことができないが、人の楽しげに動く姿に目に喜びが表れると言う。
Celine Dion "A New Day Has Come"
最初に観た時には、ジャンの娘が喜ぶような美しいダンスを創作したのかと思った。
しかし、今回、再び観て、セリーヌ・ディオンの曲の歌詞を聴いてみると、
これは、「もし奇跡が起きたら。娘がこんな風に踊る姿が観られたら。」
というジャン・マークの切ない心の内がダンスに込められているのではないかと思った。
トゥイッチとケーとリンもジャンの気持ちをしっかりと受け止めて、パーフォーマンス。
シーズン3の時は、始めに観た時に感動したダンスもグランドフィナーレで2回目に観ると、
マジックが溶けてしまうような演技もあった。
今回のシーズンでは、二回観ても期待通りの演技ばかり。
この二人のダンスも輝きが失せない。

ナイジェルが選んだのは、タバサとナポレオンの振り付けで、ケイティーとジョシュアのヒップホップ。
アメリカンアイドルの優勝者、ジョーダン・スパークスとクリス・ブラウン "No Air"
タバサ&ナポレオンはユーモアのあるソフトで物語性のあるリリカルヒップホップ作品を、
今回、たくさん作った。
この作品は、戦地に行く恋人を送り出し難い気持ちで揺れる女性、そして最後には彼のシャツ、
彼女の腕に片袖が入り、次の袖も通り終わる。
彼の思い出にシャツだけが残るというメッセージ。

2004年からシーズン1が始まり、登場した多くのダンサー達が紹介される。
シーズン3のセドリック、ドミニク、ローレン、ヘスス、二―ル、サラ、レイシ―、ホク。
みんな、それぞれ活躍している。
しかし一番、気になるダニー、シーズン3の準優勝者でエリック・べネイに良く似ているダンサー。
過去の映像では出てくるが、紹介はない。
先輩たちの共通するアドバイス、「優勝、勝ち残ることに拘るな。今を楽しめ。」
もちろん、その後もバックダンサー、振り付け、舞台の演出などそれぞれ充実した仕事についてはいるが、
ここがスタートにもなる「アメリカンアイドル」と違い、ダンサーにとっては、この番組の出演が、
人生で最も華やかな瞬間になる。

過去シーズンの出演者の演技に始まる。
Riranna "Don't Stop The Music" ホクの姿を見ると顔が綻んでしまう。
そこにトップ20が交差、一緒に踊り、フィナーレ。

いよいよ優勝者の発表。
ストリートダンサーとして初めてここに残った二人、トゥイッチとジョシュア。

6000万人の投票から選ばれたのはジョシュアだった。
ジョシュアそっくりのお父さんが泣いている。
ジョシュアも感極って言葉が出ない。
「何か、言いたいことはない?」とキャット。
中々言葉が出なかったジョシュア、「一つだけ言いたいことがある。
他人に自分を否定されても、信じちゃいけない。
誰にもじゃまされず、自分の信じる道を前に進んでほしい。
神様が導いてくれて、夢は叶うから。」
いつもよく泣くジョシュアが呆然として、未だに信じられない表情。
でも見ていて心が洗われるようなジョシュアの姿。

ステージ上にトップ20が駆け上がり、ジョシュアに抱き付く。
みんながジョシュアを囲む。
ジョシュアを肩に担ぎ、誇らしげに持ちあげたのは、ウィルとトゥイッチだった。

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ4

2010-01-30 00:04:04 | アメリカンダンスアイドル
トップ4、ケイティー、コートニー、トゥイッチ、ジョシュア。
とうとう男女、たった二人ずつ。
4人に力の差はない、違いは個性と、そして優勝を決めるのは人気度。

今回は男女ペアの演技が2つずつ、女性同士、男性同士、そしてソロ、最後は全員。
全部で1人が5つも踊ることになる。

ゲスト審査員はマンディ・ムーア。

1組目、コートニーとトゥイッチ。
タビサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
クラブ好きの男とそれにむかつくキュートな女の子の物語。
"Church" T-Pain
コートニーがトゥイッチの体を階段のように勢いよく駆け上る。
二人のコミカルな取り合わせが笑える。
タビサ&ナポレオンの振り付けは今シーズンでどれも見応えがあった。
トゥイッチの包容力の大きさが演技に出る。

コートニーのソロとインタビュー。
今までを振り返る。
ロングアイランド出身、家族を大切にする絆の深いイタリア系。
シーズン3は年齢制限にかかり、応募できなかった。
ゲブとの相性がぴったりで、二人の仲を疑われたが、ちゃんと彼がいるそうだ。
「ダンスのパートナーとして好きで尊敬する気持ちと恋愛は別。」
いつも家族が客席から応援してくれていたコートニー。
踊ってきた作品の中で一番好きなのは、前回のダークな雰囲気のソニアのジャズ。

曲は"They Weren't There" Missy Higginsでソロ。
マンディーからはまだまだ技術を磨かないとの指摘もあったが、メアリーに褒められて、
コートニーは大泣き。
技術的には未熟な部分があっても、それを上回る明るさ、魅力、躍動感が彼女のダンスにはある。
「あなたは強い人ね。よくここまでやってきた。若い人たちに勇気を与えた。」
コートニーの涙は自分がここまで来たことへの喜びと満足感が溢れたのだろう。

2組目、ケイティーとジョシュア。
ウェイド・ロブソンが久々の登場で振り付け。
ケイティー「ここまで来たのが嬉しくて顔がずっとスマイルになっている。」
ジョシュア「達成感とプレッシャーの両方。」
作品は愛の困難さがテーマ。恋人たちの大喧嘩と仲直り。
実際の二人もずっと組んできてほんとうに仲が良い。
"Slow Dancing In A Burning Room" John Mayer
久しぶりに観るウェイドの振り付けが新鮮。
二人が別々の動きをしていても、統一感がある。
別れがたい二人の気持ちが地味な振り付けの中に心の内がしっかりと表現されている。
マンディ、「始まる前のただ呼吸をしているケイティーのアップ、それだけでもう引き込まれた」

コートニーとケイティー。 女性二人の演技になる。
タイスのブロードウェイ。
電車に乗り遅れたという設定。
"The Trolley Song" Rufus Weinright
乙女チックな宝塚を思わせるようなレビュー。
コートニーは黄色、ケイティーはピンクのドレスが似合っている。
ダンスとは全然違う部分での感想だが、このドレス、二人を反対にしたらまるで絵にならない。
レースのパラソルを持つ。
パラソルは投げたり、受け止めたり、失敗もあるだけにそれが中心になると演技がぼけてしまい、
小道具に使うのは難しいそうだ。
コートニー、ソロが終わりホッとして疲れも出てきたのか、ケイティーに較べると体が重い感じがした。
ナイジェル、「コートニーは勢いのあるダンサーだけど、二人が一緒に踊ると
ケイティーの方が伸びやかに見える。」
女性二人が同じような動きで踊ると確かにケイティーの方が技術的に上回っているのが出てしまう。

トゥイッチのインタビュー。
アラバマで祖父母に育てられ、お金を手っ取り早く稼ぐ方法として、このオーディションに落ちたら、
海軍入りを考えていたそうだ。
オーディションの最初の頃と較べると、顔付が違っている。
穏やかな表情、余裕と自信が滲み出ている。
ペアで組んだケーリントンとの相性が抜群だったので、彼女の落選は落ち込んだそうだ。
一番思い出に残るダンスは、ジャン・マークのウィンナワルツ。
ジャンの障害を持つ娘に捧げられたダンス。
ソロのダンスは、"It Was All In Your Mind" Wade Robson
「ずっと輝きを失わず、苦しい時もあったはずだけど、自分のスタイルを最後まで貫いた。」
「ユーモアのあるダンス、そこにはダンスの知識を越えるものがあった。」

トゥイッチとジョシュア。
男性二人のペア、ユーリの振り付けでロシアンダンス。
コサックダンスの要素も入っている。
曲はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」
ジョシュアの開脚ジャンプ(エレベーション)、ターンが冴える。
トゥイッチの低い姿勢での足捌きも完璧だったが、ジョシュアの方に軍配。
終わった後も二人はじゃれあってふざけて飛んだり跳ねたり。

ケイティーのインタビュー。
「決勝まで来るとは思わなかった、最初の目標がラスベガス、次はトップ20、一つ一つを固めてきた。」
トップ20を決める審査で落ちたら、、また挑戦するかと聞かれて、「もう2回目、次はない。」
と言ってしまった。
その時は、親友のナタリーと二人でセリに掛けられているような演出をされて、「辛さから言ってしまった。」
そのためにトップ20入りから外れそうになる。
「あなたの言った気持ちもわかるわ。」とキャット・デイリー。
一番印象に残るダンスは、"No Air"でジョシュアと踊ったリリカルなヒップホップ。
「あなたはいつもふざけたダンスを休憩中にしてるわね?」
この瞬間のすべてを楽しみたいから、とケイティー。
初めから通して見ると、彼女も凄く綺麗になっていて驚いた。
ソロは"Hide And Seek" Imogen Heap

ペアでの2ラウンド目。
トゥイッチとケイティーのフォックストロット。
気品のあるエレガントなダンス。
"Feeling Good" Michael Buble
タキシードのトゥイッチとケイティーのドレスが優雅だ。
ケイティーはほんとにどんなダンスもこなしてしまう。

ジョシュアのインタビュー。
子供の頃、授業料が払えず学校の雑役をして支払ったこともあるそうだ。
アメフト、陸上をやっていたのをやめてダンスへ。
印象に残るダンスはケイティーと踊ったサンバ、専門外のダンスなのに手応えがあることに感動したようだ。
ソロは"Knee Deep" Funkadelic
ステージをすべて使って、審査員の脇までジャンプして踊る。
楽しさ満載。

ジョシュアとコートニーでジャイブ。
激しいキックやフットワークが続くハードなダンス。
振り付けはジェイソン・ギルソン。
"The Dirty Boogie"
コートニーの勢いがなくなってきている、足がついていかない。
こうなるともう体力勝負、そして訓練だろうか。
難しいダンスに更に難易度の高い技が続く。
ジョシュアのスタミナには驚かされる。
ナイジェル「キックに切れがない、二人の呼吸が合っていない、ジャイブの爽快感がない。」
やはり疲れが出てくると自分のダンスでさえ精一杯。
相手の様子を見て合わせる余裕はなくなる。

最後はトップ4全員。
ミアの振り付けで曲は「ハレルヤ」
「お互いのエネルギーと競争心を生かす。」とミア。
タータンチェックのコスチューム、男性もスコティッシュスカート風。
ここまで来ると体力の限界に挑戦している。
振り付け師の手加減、全く容赦ない。
「これがダンサーの世界。肉体を超越して気力で踊っている。」
ナイジェル、「落ちた人、ウィルやマークを『なんで?』と思う人や意見が出てくる、
でもここに残っている人はそれだけのものがある。」
「お金を使ってショウを観にくる人に言い訳は通用しない、どんなに疲れていても、体調が悪くても。」

最後の言葉はショウビジネスすべてに言える。
どんな状況でもショウ マスト ゴー オン!

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ6

2010-01-25 15:05:57 | アメリカンダンスアイドル
とうとうトップ6になった。

ケイティ、チェルシー、コートニー、ジョシュア、マーク、トゥイッチ。
一人ずつの紹介、全員ここまで来たという自信と、そして去って行った仲間のためにも、
トップ6として最高の演技を見せたいという意気込みを感じる。

ゲスト審査委員はアダム・シャンクマン。
「ヘアスプレー」のメイキングの音声解説を観て以来、彼のファンになった。
振り付け師であり、映画監督でもある。

1組目、コートニーとマーク。
オーストラリアの振り付け師、ジェイソン・ギルキンソンでウィンナワルツ。
彼によるとウィンナワルツには一切、セクシーな表現があってはいけないそうだ。
曲は意外にも、アメリカンアイドルの優勝者、David Cook "The Time Of My Life"
デビッドの曲でウィンナワルツとは思いもかけなかった。
二人とも巧くなったなぁと見とれる。
シーズン3の解説でTRFのサムが「コンテストが続くとみんな、すごく上手くなる。
でも終わるとまた元に戻るけど。」
と話していたが、ほんとうにその通りだ。このままマジックが解けず、元に戻らずにいて欲しい。
トップ6、全員が驀進している。
"The Time Of My Life" まさに「人生最高の時」を過ごしている映像。

ソロの一人目はチェルシー。
"When I Grow Up" Pussycat Doll
ボールダンサーのチェルシーはソロに弱いかなぁ。
チアガールのようなブロンドで青い目の彼女。
好かれるか、反感をかうか。評価が分かれそうだ。
でも実際の彼女は男勝り、そしてダークで怪しげなダンスも得意だ。

2人目はトゥイッチ。
"Midas Touch" Midnight Star
シルバーのマウスピースとメガネが小道具。

2組目のペアはケイティーとジョシュア。
"I finally got her back!" 「やっと彼女を取り戻したぞ!」と嬉しそうなジョシュア。
セリーヌ・ディオン "All By Myself"
タイスの振り付けでコンテ。
ずっと組んできただけに2人は息がぴったり合っている。
そして再会した喜びがダンスに表れる。
「2人は決勝に進むわ。」とメアリー。

3組目、チェルシーとトゥイッチ。
トニーとメラニーの振り付けでマンボ。
サルサとマンボ、似てるように思われるがカウントの仕方がまるで違うそうだ。
Victor manuelle "Ahora Me Toca Ami"
チェルシーの赤いドレスは踊っているとまるでメラメラと燃える炎のよう。
振りを間違えたトゥイッチが横目でチェルシーの様子を見るところがある。
私は気付かなかったが、審査員のナイジェルは見過ごさず、カメラでその表情がアップで再現。
「どんな時でも顔に出してはだめだよ。」とチェックが入る。

3人目のソロはケイティ。
Maroon 5 "Can't Stop"
勢いがある愉快なダンス、ケイティにはアジア系らしい個性を感じる。

4人目はジョシュア。
Memphis Bleek "Like That"
今更ながらだが、ジョシュアのヒップホップには弾むような滑らかな動きが溢れている。

2ラウンド目。

4組目、コートニーとマーク。
ソニアの振り付けでジャズ。
妖しい雰囲気の中でぶつかり合うカップルを演じた。
Mirah "The Garden"
ダークなテイストが2人に良く似合っている。
シーズン3でも感じたが、ここまでくる一流のダンサー達、どんなにセクシーなダンスも気品がある。

5組目、ケイティとジョシュア。
ジェイソンの振り付けでパ・ソ・ドブレ。
Le Reave "Filet"
闘牛士とそのケープを表す女性のダンス。
画面一杯に広がる動きがまさに2人のショウタイム。

5人目のソロはコートニー。
Eliza "Rock Your Soul"
愛されるキャラのコートニー、コンテ専門の彼女のソロダンス、非の打ち所もない。

6人目、マーク。
着ているタンクトップを小道具に、首や腕に巻きつけてアクセントをつける。

6組目はチェルシーとトゥイッチ。
タバサ&ナポレオンの振り付けのヒップホップ。
支配欲の強い指揮者の物語。
タクトを2人で奪い合う。
"Control" The Vitamin String Quartet
思わずリズムを取りたくなるような躍動感。
2人ともクレージーな様子をしっかりと出している。

ナイジェルから「ダンスコンテストを越えるエンターテイメントショウがこの番組。
観客を楽しませないと。もう実力はみんな同じ。だから落ちた人も気にすることはない。」と挨拶。

結果発表。
ナイジェルから「演技が絶賛され、拍手喝采を受けるのは嬉しい。
しかしダンサーとして生きていく以上、批判を受け、オーディションで落ちることは避けられない。
しかし、落ち込み過ぎないで欲しい。
これを生かして前に進んでもらいたい。
何百万の人の前で脱落を宣言されるのは辛い。
でも今回、1人ずつが100万以上の投票を獲得しているんだよ。
そういう事実を糧にこれからも頑張って。」

メアリー「オープニングダンスの全員は美しくて、力強くてダンサーとしてマチュアだった。
みんなを誇りに思う。」

アダム「控室でさっき、みんながお喋りしたり、笑っているのが聞こえてきたんだ。
君たちは他の人を思いやることのできる素晴らしい心がある。
その気持ちをずっと忘れないでほしい。
これからもいろいろなことがあると思うけれど、この経験、
ここまで来たという事実は君たちにとって一生の物だ。
それと、もう君たちは有名人、応援してくれたファンがいて、投票してくれたということ。
自分のファンの事もこれからも大切にね。」
さすがアダム・シャンクマン、そしてナイジェルもメアリーも暖かいメッセージをトップ6に送っている。

落選はマークとチェルシー。
コートニーが残り、チェルシーが去っていく。
ケイティは個性もありすべてをこなせるダンサー。
男性はジョシュアとトゥイッチが残る。
この二人がここまで来ると、オーディションで予想した人はいるだろうか。

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ8

2010-01-19 00:06:58 | アメリカンダンスアイドル
トップ8のゲスト審査員はコリオグラファー、トニー・バジル。

今回はまた、新しいペアで2つのダンス、そしてソロのダンスも。

1組目、ウィリアムとコートニー。
ジャン・マーク&フランスの振り付けでサンバ。
腰の振り方が特徴だそう。
曲は、Che'Nelle "I Fell In Love With The DJ"
2人の相性も良く、一人一人も率なくブラジルの情熱溢れるサンバダンサーを演じた。

ソロの1人目はコンフォート。
男子に交じってヒップホップを子供の頃から踊っていて、その後ダンススクールに行き、
バレエやジャズダンスを学んだ。
Simian Mobile Disco "I Got This Down"

2組目はトゥイッチとケイティ。
ミアの振り付けでコンテ。
大道具にドアを使い、その両側から、強烈なキャラの女の子と彼女を拒む男を演じた。
引き込まれる演技。
曲は、Duffy "Mercy"
エキセントリックな女にてこずるトゥイッチの姿、観ていて笑える。

2人目のソロはウィリアム。
ウィルがダンスに興味を持ったきっかけは映画の「ダーティーダンシング」だったそうだ。
ヒップホップ、タップ、体操、その後、ダンス教室でデビー・アレンにスカウトされ、
彼女に師事を受ける。
James Brown "Get Up Otta That Thing"
ジェームズ・ブラウンに変装して、登場。
JBの味を生かしつつ、ファンキーなウィルのダンスに会場は沸き、スタンディングオベーション。

3組目はマークとコンフォート。
タバサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
Fergie "Party People"
教室で居残りさせられた悪ガキ達のふざけている様子のダンス。
この2人の相性も最高。ヒップホップ専門のコンフォートを柔軟性のあるマークが
しっかりと受けて立っている。
観ていて飽きない楽しいダンス。

ソロの3人目はケイティ。
タップやバレエを今までやってきたそうだ。
曲は、セリーヌ・ディオン「テーキング チャンス」
振付師のいないソロのダンス、それぞれ今の自分の気持ち、自分の意外な一面とか、
訴えてきている。

4組目、ジョシュアとチェルシー。
シーズン2のファイナリスト、デミトリの振り付けでアルゼンチンタンゴ。
場末のクラブでの男女の出会いを描いた。
A Los Amigos "Forever Tango"
ジョシュアの役の入り込み方にはいつも感心させられる。
この2人も息がぴったり合っていて、ホットなダンスを見せた。

ソロの4人目はマーク。
ハワイで育ち、「オペラ座の怪人」を観て、舞台芸術専門学校に入学したそうだ。
そこで、唯一の男子生徒。

5組目はコートニーとウィル。
タバサ&ナポレオンの振り付けでスローなヒップホップ。
亡くなった恋人がゴーストになって彼女に寄り添う物語。
Alicia Keys "Like You Never See Me Again"
この2人もまた、相性も演技も抜群。
ウィルは今シーズン中、最も才能あるダンサーだ。
そして相手の女性も輝かせることができる。

ソロの5人目はチェルシー。
9歳から社交ダンスをずっとやってきた。そしてこの日は彼女の19才の誕生日。

2ラウンド目。

6組目、ケイティとトゥイッチ。
タイスのブロードウェイ。
近所の男の子に思いを寄せる女の子の物語。
Bubbling Brown Sugar "Sweet Georgia"
思いっきり弾けるパーフォーマンス。
「トゥイッチのダンスはリアリティーがある。その点でブロードウェイダンサーを上回るかも。」

ソロの6人目はジョシュア。
小学校三年の時、授業中に踊っていて、担任の教師からダンスオーディションに推薦された。
今の自分が在るのは、その先生のお陰と。
曲は、"Shawty Get loose" Lil Mama Ft. T Pain&Chris Brown

7人目、コートニー。
三才から踊っていた。「ダンサーをやれる期間は短い。だからこそ挑戦してみたかった。」
"Where I Stood" Wissy Higgins
それぞれ、自分の今の気持ちをソロにぶつけている。

8人目、トゥイッチ。
高校三年からダンスを始めて、大学でも専攻。
韓国に9ヶ月間ダンス教師として滞在したこともあるそうだ。
Kay L "G6 T Work"
大柄なトゥイッチのソロは華やかに見応えがある。
シーズン3で日本出身のホクに破れてトップ20に入れず、
それから一年間ヒップホップ以外のダンスの技術を磨き再挑戦、ここまで来た。

8組目、チェルシーとジョシュア。
ドリアナ・サンチェスの振り付けでディスコ。
Gloria Estefan "Ever Lasting Love"
前半、ジョシュアの動きが演技ではない部分で止まってしまいがち。
リフトの連発。緊張感のせいだろうか。
しかし、大きな技がいくつも決まり、審査員には絶賛される。
チェルシーも相手を信じて、高いリフトを堂々と迷いもなくこなしたこと誉められた。

結果発表。
1/10の夜に見損ねて、後日の楽しみにとっておいたところ、
「アメリカンダンスアイドル ウィル 落選理由」
という検索を掛けた方が私のブログにヒットしたらしく、朝パソコンを開くと、
このブログのアクセス解析、検索語句に・・・

ウィルが落選してしまったのか~。
優勝候補とさえ思っていたのに。

オープニングは、Common "Universal Mind Control"
チャック・マクドナルドの初振付。

ワースト4、コンフォート、ウィル、コートニー、トゥイッチのソロダンス。
コンフォート、Mims "Like This"
ウィル、Goapele "Closer"
コートニー、Kreesha Turner "Passion"
トゥイッチ、Kool & The Gang "Hollywood Swinging"

LLクールJのパーフォーマンス、"Baby"

女性の落選は、コンフォート。
一度、落選した後、ジェシカの棄権で復活してここまでやってきた。
男性は、ウィル。
ナーバスになっていたトゥイッチと較べると落ち着いた様子で受け止めていた。
「必死で練習に励めば、誰でもこの番組に出ることは可能だ。
そして海に終わりがないように、ずっと泳ぎ続けるんだ。
こんな機会を与えられたことに、感謝している。
トップ6のみんな、頑張って。応援している!」
ウィルが笑顔で話すほどに観ているこちらは涙腺に来てしまう。

『アメリカンアイドル』の投票者は9750万人に対し『アメリカンダンスアイドル』は4000万だそうだ。
この番組がダンスのコンペティションでありながら、ダンサーの人気投票。
投票するのは10代前後が多い。
そういう意味でウィルはテクニックはあってもこの年代にアピールする力が弱かったのか。
アフリカ系3人の中での人気度がジョシュアやトゥイッチに較べると低かったのだろうか。

ウィルとコンフォートがハグ。
そこにトゥイッチとジョシュアが加わる。
遠慮がちに近づいたマークもトゥイッチが肩に手を掛ける。
全員が一つの輪になる。

シーズン3から通して観て感じること。
『アメリカンアイドル』とは違い『アメリカンダンスアイドル』、
ダンサー達は深い絆で結ばれている。

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ10

2010-01-14 00:16:21 | アメリカンダンスアイドル
トップ10からはすべて視聴者の投票。
審査員の判定はなくなる。
そしてペアではなくて、一人づつの投票。

番組の最初にジェシカが棄権することになったとキャットが紹介し、
本人から挨拶がある。
落ち着いた表情でずっとわき腹に痛みがあり、診察の結果、肋骨2本が折れ、
1本はひびが入っていることがわかった、1ヶ月の運動を止められたので、休むことに決めたと。
番組としては、前回落選したコンフォートを呼び戻すことにしたそうだ。

コンフォートも肩を痛めながらも演技を続けていた。
足の骨折ならともかく肋骨の骨折で棄権。
トップ10に入ればツアーもある。
それもコンフォートに譲ることになる。

ジェシカはずっとウィルと組んでいてそのことで、実力がないのに上位まで来ていると、
批判され続けてきた。
それをバネに頑張ってきた彼女だが、やはり前回のミア・マイケルズの一言、
「ウィルもいい加減、あなたにうんざり。相手を変えたいと思ってるわね。」
あれが強烈だった。
最初はジェシカが辞退したのは、番組側の策略かとさえ深読みしたが、
今回からはペアも改めて組まれ、個人の投票になるので、そこまでする必要もない。
客席から見守るジェシカのさっぱりした表情に本人の意思かと受け止めた。

ゲスト審査員はリル・C。
見た目は強面だが、批評は優しい。
口癖が"It's buck!"「やばい!」

この日はペアで2つのダンスの他に個人で1つの演技も入る。

1組目、ジョシュアとコートニー。
デイブ・スコットの振り付けでヒップホップ。
ホッピングは始めてとコートニー。
曲は、Mario "Skippin"
ジョシュアが専門だけに冴える。そしてコートニーも違和感なく溶け込んでいる。
息が合っているだけでなく、それぞれの個性も出ていた。

2組目、ケーリントンとマークでシーステップ。
これは番組初登場のカーボーイ風のダンス。
振り付けはロン、ブランディ、曲は、"Kick Bck"
難しいダンスらしいが軽快な感じが出てなくて楽しく見られない。
ケーリントンがトゥイッチとのペアからマークに変わり、調子を崩している。

3組目、コンフォートとトゥイッチ。
ハンター・ジョンソンの振り付けでスムースワルツ。
前回に落選したコンフォートがジェシカの棄権で戻ってきた。
Journy "Open Arms"
コンフォートも優雅でトゥイッチも堂々としているが、感情移入が充分にできてないと指摘される。

4組目、ケイティーとウィリアムでブロードウェイ。
振り付けはタイス、曲は、"Sit Down Rocking Boat"
ステージのボートを大道具に2人のコミカルな演技。
ウィルの真面目なイメージがケイティーと組んだことで、新しい一面が引き出される。
ギリギリでトップ20に入ったケイティーは今や番組の華。

5組目、チェルシーとゲブ。
ソーニャの振り付けでコンテンポラリー。
Otis Redding "These Arms Of Mine"
ソウルメイトとして離れていても心が一つの男女の愛が描かれる。

6組目、コートニーとジョシュア。
ジャン・マークの振り付けでルンバ。
Enrique Igresias "Hero"
この2人、組む相手が変わっても全く怯むことなく驀進している。
2人とも番組を通して大きく成長している。

この後、ケイティーの個人演技。
曲はMaxwell "This Woman's Work"

7組目、ケーリントンとマーク。
タイスの振り付けでジャズ。物語はなく単純に楽しめる演技にするとタイス。
Jamiroqual "Canned Heart"
ケーリントンがトゥイッチと離れてすっかり魅力を失ってしまっている。
ダンスは踊れているのだけれど。
マークは健闘しているが、彼女にとってはトゥイッチのようにはいかないようだ。
メアリー、「人を楽しませるためには控えめ過ぎてもやり過ぎてもダメ。」

ウィルの個人演技。
Luther Vandross "Dance With My Father"

8組目、コンフォートとトゥイッチ。
デーブ・スコットの振り付けでヒップホップ。
Cris Brown "Forever"
ヒップホップ専門の2人に掛かると2人の張り合いの凄まじいダンス合戦になった。
「振付師にとって最高の誉め言葉は、『振り付けしているように見えない』、
2人のダンスはまさにそのものだった。」

9組目、ウィルとケイティー。
モダンバレー界のトップ、ドワイト、そしてデズモンドの振り付けでパ・ド・トゥ。
この番組を通していろいろな分野のダンスが紹介されるが、
これはバレーのカテゴリーの中でも踊りを通して2人の思考が重なるテーマを持つ。
曲は、ジョン・レノンではなく、アメリカンアイドル準優勝者、デビッド・アーチュレッタのバージョンで"Imagine"
この2人はもう完璧に近いダンサー。
難しい題材もいとも簡単に演じ切る。
飛びついてきたケイティーをスピンさせてウィルが受け止めたのは吃驚した。

ジョシュアの個人演技は、Michael Jackson "Jam"

10組目は、チェルシーとゲブ。
ジャン・マークの振り付けでジャイブ。
キック、派手な技の連発。
Brian Setzer "The House Is Rockin'"
チェルシーを相手にゲブも良く健闘した。

結果発表のオープニングは全員でボリウッド。
インド映画のダンス。
女性全員がとても良く調和して雰囲気が良く出ている。
アフリカ系、イタリア系、アジア系、ブロンドが2人と人種も様々。

ミアの振り付けで女性だけのコンテ。
セリーヌ・ディオンの「アヴェ・マリア」
5人とも粒が揃って一つになっている。
この中で誰かが落選していく。

ワースト2人、女性は、コンフォートとケーリントン。
毎回、ワーストのコンフォート、良く耐えて頑張っている。

男性5人はナイジェルの振り付けで、曲は、Joe Jackson "Five Guys Named Moe"
男性のワースト2人は、マークとゲブ。

コンフォートは落選したのに、またジェシカの棄権で復活した。
ナイジェル「それはダンサーの日常生活そのものだよ。」
メアリー「そういうチャンスを与えられて、そしてそれを生かせすことができた、
そんなことができる人は滅多にいない。」
リル「例え、今回落ちても君の頑張りには頭が下がる。」

女性の落選はケーリントン。
ブロンドで笑顔の美しい人。
以前の相性ぴったりだったパートナー、トゥイッチと別れた後、次のペア、マークと、
打ち解けることはできなかったのが敗因か。

男性の落選はゲブ。
ソロでもペアでも良い演技を残したが、他の人達の持つ存在感を前に敗退した。

トップ10に漏れたコンフォート、ジェシカの棄権で復活し、その上、トップ8へと進むことになる。