Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン8

2013-06-12 10:12:43 | アメリカンダンスアイドル
シーズン3から観てきた「アメリカンダンスアイドル」略してアメダン、
アメリカ本国でのタイトルは"So You Think You Can Dance"略してSYTYCD、
フォックスチャンネルで新シーズンの放映を楽しみに待っていたら、
何とシーズン7がDlifeチャンネルで知らない内に始まって終わっていた。
見逃してしまったことを残念に思っていたところ、
5/17から同チャンネルでシーズン8が始まる。

「アメリカンアイドル」ファンの人に「アメダンってどんな感じ?」
と良く聞かれるが、アメアイよりも更にディープとでも言うか、人間臭さがある。
アメアイでの優勝者がシングルを出し、アーティストとしてデビューできるのに対し、
こちらは優勝してもファイナルコンテスタントとしてのツアー後は、
バックダンサーを続けるか、その後は振付師やダンス教師になるか。
ダンサーとして輝ける期間がはかないだけにその一瞬にかける人々のドラマに魅了される。
出場者や審査員が逆境をばねに立ち上がってきたということを披歴する場面、
語らずともそれが察せられる場面に遭遇した時は涙を誘われる。

二人でペア、あるいは数人で組んで踊ることから、自分本位なやり方ではなく、
相手に対しての配慮、そして振付師の意図を読み取るセンスがなければ勝ち残っていけない。
ヒップホップしかできなかった人にもワルツやタンゴが要求される。
反対にバレーダンサーがクランプ(怒りを表わすヒップホップ系)に挑戦したりすることになる。
今まで知らなかった様々なダンスを番組を通して知ることも魅力だ。

既に始まった地方予選、久々に見る審査員達の姿が懐かしい。
全員が踊れる人、元々はダンサー、今もダンスコーチだったり振付師だったりなので、
真剣にダンスを見守り、一緒に喜び涙したりでコンテスタントに自分を重ね、
反対にいい加減な人には歯に衣着せぬコメントをする。

映画「ヘアスプレイ」の監督で振付師のアダム・シャンクマン、
振付師で「コーラスライン」の再演のドキュメンタリー映画では、
応募するダンサーとして登場していたタイス、
一見悪そうだが、苦労を重ねて来てそれゆえの優しさもあるリル・C、
温かい目を候補者達に注ぎながらも気持ちは熱いメアリー・マーフィー、
アメアイとこの番組のプロデューサーも務めるナイジェル・リスゴー。
その他にもお馴染みのメンバーが登場する度に嬉しくなる。

アメアイの審査員達との違いは世間体を気にしないというか、
一般の人気に関係ないところで勝負している人達なので、
自分を作らずに率直に感想を語る。
また挑戦するダンサーたちも番組を通して本音をさらけ出し、
自分の殻を破って行かないと勝ち残れない。
ダンスの世界が音楽以上に上下関係が厳しいことも覗える。
この世界ではダンサーに対しての振付師の存在は圧倒的だ。

才能はあっても傲慢さが前面に出てしまう振付師、
ダンサーは道具に過ぎず自分の芸術性のみを追求する振付師もいれば、
ダンサーの身になって考え良さを引き出し、勝利へと導こうとする人もいる。

来週からトップ20へと番組は進んでいく。
私にとって忘れられないのはシーズン3、準優勝のダニーだが、
今シーズンも素晴らしいダンサーとの出会いを期待している。


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