電波deアニメな日々

アニメみて良いとか悪いとか毒吐いてみたり。

へうげもの 1話

2011-04-25 00:43:04 | ビィートレ/P.A.
「君は物のために死ねるか!?」
コンテ:真下耕一、演出:真下耕一、澤井幸次
作監:山下喜光、佐々木睦美、総作監:津幡佳明
コンセプトデザイン:堤谷典子
原画
才木康寛、渡辺亜彩美、鰐渕和彦、岡辰也、湯本雅子
堤谷典子、ふくだのりゆき、山崎真央、竹上貴雄、千葉崇明
動検:鶴見美巴
動画:須川恵、塚越修平、森元温子、稲垣康隆、大貫誠
色指定:小島真喜子
仕上げ
若本ちえ、附田萌、山中真紀子、横田英恵
水野多恵子、森山由紀、皆川奈緒子、岡亮子
背景:青山直樹、菱沼康範、槻舘育子、加藤智美
撮影:堀内美咲、佐藤和
CG:大塚絵里、加茂あゆみ、八重樫安代
音響効果:野口透、録音調整:内田直継
アニメーション制作担当:丸亮二

監督:真下耕一、シリーズ構成・脚本:川崎ヒロユキ
キャラデザ:津幡佳明、山下喜光
美監:海野よしみ、色彩設計:小島真喜子
撮監:堀内美咲、編集:黒澤雅之
音監:なかのとおる、音楽:大谷幸、Cro-magnon
アニメーションプロデューサー:来本克弘
制作統括:斉藤健治、柴田裕司
原作:山田芳裕

山下・・・年季が明けて帰ってきたか。
あのままとんずらこいたかと心配した。
1話は実にビィートレらしい・・・と言うほどでもないけど、概ねいつもの面子。
1話に集中しないのは、長丁場故各話に分散してるからか。
まぁ、それもいつものことだけど。(他社作品にグロス参加する時の方が内製率高かったりね)
OPにクレジットあるので川崎さんなら全部やるだろと思ったけど、これ3クール予定なのか。
とりあえず5話までの予定は全て川崎脚本だけど、各話で誰か呼ぶかも知れんな。

へうげものと書いてひょうげものと読む。
五十音順に並べる場合、どうしたら良いものか。(笑)
1話だけみると、どういう作品なのか掴みにくいですが、2話までみると分かり易い。

主人公は織田信長に仕える古田左介という武士。
17から仕え、現在は使い番として敵や味方に信長の命を伝える役割を担う。
齢34を越え、嫁は14年下。

史実では平蜘蛛を抱いて爆死したと伝えられる松永久秀の謀反。
平蜘蛛の茶釜を差し出せば赦すという信長の言葉を伝えるよう命じられる。
平蜘蛛と聞いて目ん玉飛び出しそうな程反応してしまう佐介。
無類の茶器好きで、名器を前にすると会う者会う者に好き者と見抜かれるほどの反応を示してしまう。

顔芸がいいですね。
上手く感情が表現出来ています。
もっとふざけたノリの作品なのかと思ってたんですが、ノリ自体は大真面目。
ただ、過剰とも思えるキャラ達の反応や台詞の選び方が、滑稽さを演出しているんですよね。

最近の真下×川崎作品は、OPとかアイキャッチとか時代劇なのに高層ビル群背景に使ったり、そういう所は好きじゃないんだけど、演出そのものは好きなんですよね。
そういう悪ノリっぽい所は控えて欲しいなぁと個人的には思うんだけど・・・。
OP、EDも作品に合ったものをというスタンスじゃなく、我が道を行ってるのもちょっと勿体ないなと思いますし。
PVっぽい作りなのは真下らしさとして有りだとは思うんですけどね・・・。
八雲でも多く見られた天地反転演出は、ビィートレ流として真下王国に根付いているのか。

平蜘蛛の蓋と一緒に飛んでるちょんまげ・・・一体どういう事だ?
被り物なのか肉塊なのか・・・後者だとしたら怖い。

佐介のキャラは、秀吉に抱いてるイメージに被る感じだったので、1話をみた時点で掴めんかったんですよね。

「ひょうげた奴よ。だが、何かやりそうな男ではある」

というのが秀吉のポジションという感じがしているから、普通に秀吉も登場していて佐介と絡むのが不思議な感じがあったんですよね。
2話をみれば佐介のキャラが分かるから、似て非なる者というのも分かるんですけど。
才能と野心をもって立身出世街道を邁進して、出世の先に趣味があるのが秀吉。
才能があるとは言えないかも知れないけど、野心は人並みにあって出世を望んではいるが、好きな物には目がなくて、趣味に対する欲望がそれを上回ってしまうのが佐介。
最前線で戦果を期待する、したたかで何かやらかしそうな面白い奴=秀吉
戦果は期待してないが、考えてることが表情に出て何かやらかしそうな面白い奴=佐介
という感じなのか。
自分が信長でも、側に置いておきたい武将ですね。

「物の良さと尺の大小は関わり無しと存じます」

間違ったことを言えば斬られるというシーンでも、信念を曲げずに好きな物は好きと言えるところは信頼に値する。
顔見りゃ本心かどうか分かるキャラというのもポイント。

ギャグっぽいノリではなく、佐介は割りとちゃんとした武人として描かれている感があるんですが、やっぱりなんか真面目とは一風変わった面白さのある作品ですね。
時代物の趣もありつつの、真面目にやってるコミカルさ・・・まさに、ひょうげているという表現が相応しい作品なのかな。



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