コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

今日も房総山歩き ~ ヒメフタバラン・・・

2017-03-23 20:53:22 | 登山



なかなか私の休みに晴れマークがやってこないので
多少条件が悪くても今回は八ヶ岳へ行こうと思っていました。

けど何度も天気予報を見ても今日は無理そうな感じがします・・・・
そんなわけで今回も一日房総の山歩きにしました。

明け方のアクアラインは15mの風で40キロの速度規制中でした。(20mになると閉鎖)
やはり高い山は諦めて正解だったかもしれません。

日も長くなり春本番ですね、今日も早朝からスタートします。
キブシの花も垂れ下がり、もう満開のマメザクラを朝日が照らします。












今回もヤセ尾根をメインに歩きました。












原始の森の雰囲気が漂う森。巨木に出会う機会も多く・・・・

















アラカシ、ケヤキの樹かな・・・・

落葉樹が多いと明るく春めいた雰囲気になります。

この樅の樹は寿命を終えました。












土に帰っていきます。













うん?  
これは熊の爪跡のようにも見えますが、房総に熊はいないはずです。












湿り気の多い斜面を歩くとナツエビネが、しがみ付いています。











シダも美しい! 十文字シダでいいのかな・・・










カシノキランとヨウラクラン、それぞれ好きな環境が少し異なるので
同じ樹には一緒に同居しないと思っていました。
きっと、どちらかが妥協したのでしょうね。












苔に覆われた樹に着生しているカシノキランの小さな幼株。











ヤセ尾根を歩き続けて、やっと今年出会ったマメヅタランの自生地に着きました。











この先も同じような岩場がありそうなので周辺の森を歩いてみました。

同じような岩場に出会いますが、傾斜が少し緩かったりするとマメズタランは
着生していませんでした。 あくまでも垂直に近く深く切れ落ちた高低差のある
岩場でないと条件に合わないようです。

岩場では見かけることがありませんでしたが、周辺の樅の樹には
多くのマメヅタラン、ムギランが着生していました。
 











時計を見ると、もう1時を過ぎていました。
静かな森を見上げながら歩いていると時間があっという間に過ぎていきます。
昨年にヒメフタバランの葉っぱを何株も見た場所があるので帰りは寄道して
花が咲いているか見に行ってみることにします。
















ちょうど見頃ですね。

以前に観察していた場所は、上の斜面が不安定で数株位しか生き残っていません
でしたが、ここの自生地は目線を落としてよく見渡すと、アチコチから枯れ葉を
押し出してきて葉っぱを広げて花を咲かせています。

杉の枯れ葉を取り除いてみると、小さな株も花を付けていました。









花の色は、濃い茶系のエンジ色からミドリ色まで様々です。
シュンランが比較的明るい林に咲くのとは対照的に湿り気の多い杉林や照葉の森が
好きそうです。









陽が落ちる頃に戻ってきました。


花粉症の人はだめでしょうが、陽も長くなり長い時間を歩けるようになりましたね。
少し肌寒いくらいですので、薄着なら汗をかかなくて丁度よいです。
登山道ではないので、早く歩くことはできませんが、距離は17キロ位
高低差のグラフを見ると地震計のように上下していて
累積高低差は2千mくらいありました。

花も咲きだして山の春を感じながら房総の山を歩くのは楽しいのですが
雪が解ける前に何とかもう一度雪山に行きたいな・・・・と思っています。
けど・・・・・どうやら今年の冬も消化不良で終わりそうな気もします。



3月22日


















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2 コメント

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Unknown (やまそだち)
2017-03-24 19:17:12
こんばんわ!
やはり房総は花が早いですね。可愛いヒメフタバランに出会え、良い1日でしたね。
こちらは今年は昨年より一週間ほど花が遅れています。来週頃からそろそろ花が咲きだします。
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やまそだちさん (サクラスミレ)
2017-03-25 18:32:40
日立のソメイヨシノが満開になると
イワザクラも見頃になると覚えていて
以前はよく足を運びました。
そんな季節を迎えますね。

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